僕は☓っぽいけど○だから☓子校に行くなんて間違ってる!

だらけたい

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48.私の成長期

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「その順位は絶対おかしいでしょ!」

 怒ったチョウちゃんはヒマワリちゃんに詰め寄った。しかし、ヒマワリちゃんは気にした様子もなく胸を張り続けている。

 チョウちゃんの言う通り、ヒマワリちゃんが発表した順位はおかしい。

「私の方がヒマワリちゃんよりも胸は大きいからね!」

 チョウちゃんはヒマワリちゃんの胸を突いた。

 そうなのだ。

 チョウちゃんの方がヒマワリちゃんより胸が大きいので、ヒマワリちゃんが発表した順位はおかしいのだ。

 本来なら1位イチョウさん、2位ユキさん、3位僕、4位リン、5位サクラちゃん、6位チョウちゃん、最下位ヒマワリちゃんという順位になるはずなのだ。

 だからこそ、僕やリンやイチョウさんはそのおかしさがあったからこそ胸の順位だと見当をつけつつも、それでもスッキリしなかったのだ。

「確かに今はチョウちゃんの方がほんの少し、ホントにわずかに、誤差と言えるくらいだけど大きい」

 ヒマワリちゃんは色んな言葉で自分の胸とチョウちゃんの胸の大きさにほとんど差がないことを強調していた。

 それに対して何か言いたげのチョウちゃんだが、自分でもチョウちゃんとヒマワリちゃんの胸の大きさにほとんど差がないことを理解しているので、睨むだけで文句を言うことはなかった。

「でも、チョウちゃんの成長期はとっくに終わっているけど、私の成長期はまだまだこれから。
 つまり、すぐにチョウちゃんの胸の大きさなんて追い抜く」

 ヒマワリちゃんはチョウちゃんに見せつけるように仁王立ちで胸を張り、逆にチョウちゃんの背中は丸まった。

 ヒマワリちゃんの言いたいことはわかる。

 今年28歳だったはずのチョウちゃんの胸は、どんなに頑張ってももう絶対に成長することはないだろう。
 対してヒマワリちゃんはまだ中学2年生の14歳。まだまだ成長期真っ最中なので、その胸はこれからまだまだ成長する可能性は残っているといえる。

「ふっふっふ」

 急に笑い出したチョウちゃんは、丸まっていた背中を伸ばして負けないように胸を張ってヒマワリちゃんの体にぶつけた。

「成長期だからといって成長するとは思わないことだね!」
「ぐっ」

 チョウちゃんの成長期でも成長しなかった現実があることを見せつける自虐混じりの反撃に、ヒマワリちゃんがたじろいて1歩下がった。

 そう。成長期だからといって絶対成長するわけではないのだ。

 というか、チョウちゃんとヒマワリちゃんは身長も体型も似ているので、同じぐらいでヒマワリちゃんの成長は止まってしまいそうだと考えてしまう。

「でも、まだ成長期は終わっていない。終わるまではわからない」

 その希望を捨ててないヒマワリちゃんはすぐに1歩踏み出してまたチョウちゃんと胸を突き合わせた。

「はいはい。ケンカはしないでね」

 黙って決着を見守っていたユキさんが2人を引きはがした。

 引きはがされた2人がユキさんの方を見ると、その目線の先にはユキさんの自分達よりだいぶ大きな胸。

 その胸を見た2人は見つめ合ったかと思うと、ユキさんの胸を両サイドから軽く殴ったかと思うと握手をした。

「痛いな~」

 唐突に殴られたユキさんは胸を両腕で隠したが、特に怒った様子もなく苦笑するだけとは、なんていい人なんだ。

 僕なら2人の頭を叩き返していたね。

 というか、結局のところ、

「どんぐりの背比べからの勝てない相手を前に傷の舐め合い、貧乳同盟結成ってところだね」

 今回の2人の言い合いを簡潔にまとめるとそういうことだろう。うん。

 僕の言葉に反応してチョウちゃんとヒマワリちゃんが睨みつけてきたので、胸の下で腕を組んで見せつけてやると、2人の睨みつけがさらに強くなった。

「ほら、体が冷えないうちに、お風呂に入るわよ」

 さらなる言い合いが起きる前にイチョウさんが手を叩いてそう言った。

「そうね」
「ちょっと待った」

 流れでお風呂に入ろうとするイチョウさんとチョウちゃんの肩に手を乗せて止めた。

「え?」
「なに?」
「2人はまだ入っちゃダメだね」

 僕がニッコリと微笑みながら言うと、2人は首を傾げた。

「なんで?」
「どうしてそうなるの?」

 どうしても何も、

「もちろん。2人へのバツはまだ終わってないからだよ」
『え?』

 驚きの表情で固まるチョウちゃんとイチョウさん。

「だってバツはみんなの体をイタズラもせずにマジメに洗うことで達成されたんじゃ」
「それはヒマワリちゃんだけ。
 僕はちゃんとさっき言ったよ?」
『えっ?』

 2人は訳がわからないようだ。

 もしかして他の人も訳がわからない人がいるのかな?そんな人は46話を見直してみるといいよ。

 って、何訳のわからないことを僕は言ってるのだろう。まぁ、いいか。

「大丈夫。しっかりと体の芯まで温まれるから」

 というわけで、2人には外で待ってもらい、先に僕達が温もった後で2人にはお風呂に入ってもらった。

 48度のお風呂に。

『熱っー!』
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