異世界転生配信〜はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!〜(再編)

だらけたい

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9.ある意味当然

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 シーナさんからおっぱいを貰いながらふと思った。

 この状況でシーナさんにスキャンをかけたらどんな結果が得られるのだろうか、と。

 うん。ただの好奇心です。

 とはいえ、他人に向かって魔法を使ったことはないので止めた方がいいと思うのだが、どうしても好奇心が抑えきれなくて結局スキャンしてしまった。

 その結果がこれでした。

名前:シーナ
症状:肩こり

 どんな結果が出てくるかわからなかったが、ある意味当然の結果だね。

《うん。こればかりは仕方ない》

〉そうだな
〉このデカさじゃな
〉わかるわ~
〉そうね。よくこるのよね
〉わかっちゃう人いたよ
〉ぐぬぬぬ。巨乳許すまじ
〉そんなに胸がいいか!
〉貧乳でなにが悪い!
〉ちっちゃくてもあるのよ!
〉醜い嫉妬乙www
〉確かにあるにはあるなwww
〉貧乳はステータスwww
〉どうやら死にたいようね、変態共
〉きゃ~貧乳がキレたwww
〉逃げろwww

 ここぞとばかりに一部女性陣へやり返している変態共。散々言われてきたから言い返したい気持ちは分からなくもない。

 しかし、それは悪手だと言っておこう変態共。

〉はぁ。だからあんた達はモテないんだよ
〉ホントサイテー
〉死ねばいいのに
〉女性の身体的特徴をイジるなんてありえない
〉いつからそんなに仲良くなれたと勘違いしてるのかしら?
〉生涯童貞確定ね
〉ご愁傷さま
〉………
〉………
〉………

 見事に女性陣にやり返されて変態共は沈黙してしまった。

 間違ってはいけないのは、巨乳発言した女性陣は事実を話しただけであって、別に貧乳をイジっていたわけではないと言うことだ。
 だからこそ、貧乳についてイジラれた場合、すぐに女性陣は結束して変態共を駆逐し始めるのだ。

 駆逐された変態共には心の中で自業自得という言葉を送っておこう。

 さて、好奇心に負けてしまったついでにアルさんにもスキャンをかけてみると、

名前:アル
症状:疲労(軽度)

《ご苦労さまです。そしていつもお世話をしてくれてありがとうございます》

 アルさんとフィーシャさんは俺専属メイドなのか、シーナさんと一緒に俺のお世話をしてくれているので、この疲労は俺のお世話をしてくれている結果なのでホント感謝しかない。

〉メイドさんお疲れ様です
〉メイドさんに付ききっきりでお世話される
〉なんて羨ましい生活なんだ
〉しかも巨乳の乳母付き
〉極楽か!
〉あんた達ね
〉変態はそういう考えしかできないの?
〉出来ん!
〉それ以外に何を考えろと言うんだ!?
〉堂々と言い切ってて草
〉変態になに言ってもムダだったわね
〉一生童貞でいなさい

 どんなに言われてもすぐ復活するところが流石変態。そして、一度開き直るとダメージを受けづらくなるから余計に厄介だ。

 そんな厄介な変態達はもう放置して、お世話してくれているシーナさん達なにか出来ないかと考えた結果、癒やすための魔法を考えようと思いついた。

《癒やす魔法か………》

〉おっ?
〉どうした?
〉癒やしの魔法でも使うのか?

《お世話してくれている二人を癒やしてあげたいと思ってな》

〉なんて親孝行な赤ちゃんだ!
〉親孝行な赤ちゃんってwww
〉しかも相手は親じゃねーしwww
〉でもいいことだ
〉しかし、癒やしの魔法ってどうするんだ?
〉ヒールみたいな回復魔法でも疲れとかはとれるんじゃねーか?
〉でも癒やしとは少し違くない?

 俺もヒールは少し違う気がした。

 なので、二人をひだまりの自然な温もりに包まれることで、リラックスしながら疲労がとれるイメージをする。
 あとは呪文なのだが、いちいち考えるのもめんどくさいので試しに無詠唱で魔法が発動するか試してみる。

《おぉっ》

 魔力が抜ける感じがあったので無事に魔法は発動出来たみたいだ。

〉どうした?
〉今度はなにがあった?
〉やっぱり興奮したのか?
〉この変態め!
〉ようこそこちら側へ

《ちげーよ。無詠唱で魔法が使えたから驚いたんだよ》

 勝手に変態扱いしやがって。

〉えっ?
〉異世界モノで無詠唱は当たり前だろ
〉常識だろ
〉そんなに驚くことか?

 確かに言われてみればそうなのかもしれないが、

《その常識は全部アニメや漫画の異世界モノの話で、この世界での常識じゃないかもしれないだろ。
 それに、この世界でも無詠唱は常識かもしれないが、それを俺は知らないし、実際俺が出来るかどうかは別問題だろ》

 まぁ、出来たから出来るのだろう。

〉なるほど
〉理解した
〉それもそうか
〉ならおめでとうだな!

《ありがとう》

 お腹が一杯になりゲップをしていると、魔法の効果が出てきたのかシーナさん達がほっこりとし始めた。

「シーナさん。なんだかポカポカして気持ちよくないですか?」
「ほんとですね。なんだかお日様に当たっているみたいで気持ちいいですね」
「キャッキャ《よしよし》」
「レイン様も気持ちいいみたいですね」
「えぇ」

 気持ちよさそうにしている二人を見て、ヨシ!と心の中でガッツポーズをした。

 これで少しでも二人の疲労が取れたらいいなと思う。

〉二人がポカポカするって言ってるけどこれってレインの魔法の効果か?
〉癒やしの魔法でポカポカ?
〉ヒールとは違うみたいだな
〉一体どういう魔法かけたんだ?

《イメージとしてはひだまりの自然な温もりに包まれる感じだな。
 それに包まれることで疲労が抜けながら落ち着く魔法をかけた》

 癒やすと考えた瞬間に思いついたのがひだまりだった。

 前世でも疲れたときはひだまりなどで陽に当たることで癒やされたりしたものだ。

〉なるほど
〉だからポカポカするってわけか
〉確かにひだまりに包まれてたら疲労なんて抜けていきそうだな
〉気持ちいいでしょうね
〉そうだな

 今は別に疲れているわけではないが、試しに自分にかけると凄く気持ちよかった。
 その後、遅れてやって来たフィーシャさんにもしっかりと癒やし魔法をかけると、フィーシャさんも気持ちよさそうな表情になり、三人はのんびりと世間話を始めた。

 そんな会話を聞きながら次の魔法といきたいのだが、なにぶん居る場所がシーナさんの膝の上なので魔法が使いにくい状況だった。

 まぁ、無理に魔法の練習する必要はないんだけど、どうするか。

 天井を見ながら悩んでいると目玉カメラが目に入ったので、目玉カメラを囲うように四角い結界をイメージして魔法を発動してみると、結界で目玉カメラを囲うことが出来た。

 それが出来るならと一つ思いついたことがあったので、早速俺はこちらの声と映像を遮断する効果をさらに結界に上乗せしてみる。

〉おっ?
〉また真っ暗になった?
〉つまりまた向こう側の時間が早くなってるわけが
〉レインにとっては普通に生活してるだけなんだろうけどな
〉この暗闇が明けた時に向こう側でどれぐらいの時間が進んでるんだろうな
〉出来るだけ短いほうがいいな
〉って、なんか長くないか?
〉まさか、何ヶ月とか進んでしまうのか?
〉何年とかいっちゃうのか?

《あぁ、心配しなくてもその暗闇は俺の魔法のせいだから》

 このままネタバラシしないことも考えたが、いつまでも結界を維持出来るかもわからないのでさっさとネタバラシをした。

〉なに!?
〉どういうことだ!?
〉リスナーに対するいやがらせか!?
〉早く結界をとけ!
〉配信を遮断する配信者がどこにいる!
〉あっ、ここにいたわ
〉配信者失格だろ!

 うん。散々な言われようなので再度釘を刺しておこう。

《忘れているようだから言っておくと、この配信は神さまが俺の同意もなく勝手にしていることで、俺からしてみればプライベートを盗撮されて配信で流されてるのと同じだからプライバシーを保護するために配信を遮断する権利があるわけだ。
 それともなにか?盗撮映像見たさに俺を非難でもするか?》

〉うっ………
〉それは………
〉そういうつもりじゃなくてな
〉そうだったわね
〉私達が悪いわね
〉自分がそんなことされたら絶対耐えられないわね
〉ごめんなさい
〉すいませんでした

 リスナー達はわかってくれたのだが、神さまは自重する気はないみたいで、目玉カメラが結界をあっさりとすり抜けて出てきた。

《なぁ、誰か神さまの殺し方教えてくれないか?》

 さすがにこれはキレてもいいことだろう。

〉レインマジギレ!
〉これは仕方ない!
〉神さまが全面的に悪い!
〉神さまは人々の言葉に耳を傾ける気がないのか!?
〉やりたい放題の神さまwww
〉だってこれは
〉暇を持て余した
〉神々の
〉遊び
〉サイテーな遊びだ!

 最低すぎて言葉も出せずにいると、

「そういえば、旦那様と奥様は相変わらずなのですか?」
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