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14.400は楽勝
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何度か扉をすり抜けて部屋を確認していると、お目当ての書庫を見つけた。
〉おー!流石貴族の家だな!
〉蔵書の数もなかなか
〉これだけの本があれば色々知識も得られそうだな
〉魔法の本とかもあるのかな?
〉って誰かいる
〉あっホントだ
書庫の中では本を読んでいる少年とその後ろに控えるメイドさんがいた。
〉ここにいるってことは
〉この子がもう一人の兄の………
〉名前なんだっけ?
〉確かフィーシャが話していた中に名前があったよな?
〉あったけど………
〉覚えていないわね
〉レイン。あなたの兄なんだから名前知ってるでしょ?
《初めて会った兄だから知るわけないだろ。それに、俺も覚えてないからな》
赤ちゃんのうちは会うこともないだろうと思っていたから覚える気もなかったからすっかりと忘れてしまった。
〉役にたたないわね
〉そんなんで家族としてやっていけるの?
〉兄なんだから名前を覚えてやれよ
《うっせー。
そもそも親の名前すら聞いたことねーんだからな》
シーナさん達は旦那様や奥様としか言わないし、俺に会いにこない本人達から名前なんて聞けるはずもないので知らないのだ。
〉あっ!
〉そういえば!
〉マジかー!
〉親の名前を知らない子供って
〉いや、普通の赤ちゃんは親の名前知らないのが普通だからな
〉そういえばそうだな
〉言葉を理解出来ないんだからな
その通りと思いながら、俺は名前も知らない兄は無視して本棚の方へドローンを向かわせた。
《タイトルを見るかぎり、一番多いのは歴史書か戦術書か?》
〉次に小説かな?
〉魔法書とかはそんなに多くないね
〉魔法はそんなに簡単に使えるモノじゃないのかもしれないな
〉じゃあ、魔法でドローンを生み出したりしているレインは………
〉異常だな
〉これでまだ0歳の赤ちゃんなんだぜ
〉普通に神童よね
〉非常識にもほどがあるな
《まだ非常識と確定したわけじゃないだろ》
どんな世界でも才能をもった非常識と呼びたくなる人達がいるだろうから、そういう人達が多くいることを願おう。
〉認めようとしないレインwww
〉諦めの悪い人間は嫌われるぞ
〉素直に認めろ
〉やっぱりドンマイだな
〉www
なにを言ってもダメそうなリスナーは放っておいて兄の方へドローンを向ける。
「ジュイナ。次の本」
「はい」
素っ気ない言葉でメイドさんに指示する兄。
《わかってはいたけど、やっぱりシャーズと似た感じの兄だな》
〉メイドさんを労ったりとか全然しそうにないタイプ
〉シャーズみたいに「平民が」とか普通に見下しそう
〉どこまでもクズな家族
〉その家族の一員になったレイン
《絶望しかないんだが。ってか、同じ家族として認識されたくもないんだが》
血の繋がりは断てなくても、関係は断てるだろうから、やっぱりどこかで関係を断つことを考えないといけないよな。
〉ドンマイwww
〉ドンマイwww
〉ドンマイwww
〉ざまぁwww
〉異世界転生出来てもこの家族じゃ~ね~www
思いっきり煽られているが、もう諦めの境地に入りかけているので堪えない。けど、やっぱり叫ぶ。
《だから異世界転生なんてイヤなんだよ!》
〉www
〉www
〉www
リスナー達に笑われながら俺は内心頭を抱えた。
「あと五日だな」
本を閉じた兄がそんなことを言い出した。
「はい。五日後にはギングズ様の鑑定の儀があります」
ジュナイさんの返事に頷く兄、ギングズ。
〉兄の名前が判明
〉ギングズでした
〉覚えてね。レイン
覚える気はあまりないので適当に頷いておこう。
《はいはい。
それより鑑定の儀ってのが気になるな》
〉鑑定の儀か~
〉普通に考えればステータスの確認作業的な感じじゃねーの?
〉それによって有能・無能の判定がされるんだな
〉漫画などでもお馴染みの行事だな
〉異世界モノでの定番
〉テッパンだな
「残りの時間でどれだけ魔力量を上げることができるかが勝負か」
「やはり、魔術師を目指されるおつもりなのですか?」
「当たり前だ。
人には合う合わないがある。そして、僕みたいな頭のいい人間に魔術が合って、兄みたいな野蛮な人間には剣術が合うんだ」
《まぁ、間違ってはいない考え方なのかもしれないけど、やっぱり言い方とかが尊大なんだよな》
でも、あの兄が野蛮という認識には共感できた。
〉兄を野蛮扱いってwww
〉しかも普通に自分のことを頭がいいとか言ってるしwww
〉残念だけど、あなたより頭のいい赤ちゃんがここにいますからwww
〉知らぬが仏だなwww
〉おっ、お前頭がいいな
〉それほどでも
コメントを見ることが出来ないギングズを煽っても意味がない気もするが、それをリスナー達に言うことも意味がないので黙っておこう。
「しかし、魔術師になるためには鑑定の儀で最低でも魔力量200前後あることが目安になりますが、それをクリア出来るのですか?」
「ふっ。僕を誰だと思っている。
今日まで魔力量を増やす努力をしてきたのだから最低でも250はあるだろう。もしかしたら五歳で出た最高値の400を超える可能性すらあるだろう。
それにだ。たとえ魔力量が足らなくとも、僕の頭の良さを理解すれば魔術師になることも十分可能だろう」
ギングズの言葉を聞いて一度ステータスのMP値を確認する。
MP:180/320
うん。見間違えたかな。
《なるほど~。五歳で魔力量400あれば高いほうなのか~。いい情報を聞けたな~》
〉レインが現実逃避してるwww
〉おい!戻ってこいレイン!
〉レイン~www。現実逃避しても何も変わらないぞ~www
〉0歳児の時点で魔力量320ある赤ちゃんだからなwww
〉多分五歳には400は楽勝で超えてるだろうなwww
〉ってか、生まれた時にはすでにギングズが目標にしている最低値の250あったしwww
「さようですか」
「あぁ。期待して待っていろ!」
「かしこまりました」
力強く言い切るギングズだが、ジュイナさんはあまり期待した様子はなく、素っ気なく返事をしていた。
《二人の温度差がスゴイな》
〉自信満々で尊大なギングズと素っ気ないジュイナ
〉仕方ないだろうな
〉こんな尊大な態度で来られたら素っ気なくもなるか
〉ってか、レインが話を変えようとしてる件について
〉俺達から逃れられると思ったか?
〉逃さないからなwww
《ちっ》
〉おー!流石貴族の家だな!
〉蔵書の数もなかなか
〉これだけの本があれば色々知識も得られそうだな
〉魔法の本とかもあるのかな?
〉って誰かいる
〉あっホントだ
書庫の中では本を読んでいる少年とその後ろに控えるメイドさんがいた。
〉ここにいるってことは
〉この子がもう一人の兄の………
〉名前なんだっけ?
〉確かフィーシャが話していた中に名前があったよな?
〉あったけど………
〉覚えていないわね
〉レイン。あなたの兄なんだから名前知ってるでしょ?
《初めて会った兄だから知るわけないだろ。それに、俺も覚えてないからな》
赤ちゃんのうちは会うこともないだろうと思っていたから覚える気もなかったからすっかりと忘れてしまった。
〉役にたたないわね
〉そんなんで家族としてやっていけるの?
〉兄なんだから名前を覚えてやれよ
《うっせー。
そもそも親の名前すら聞いたことねーんだからな》
シーナさん達は旦那様や奥様としか言わないし、俺に会いにこない本人達から名前なんて聞けるはずもないので知らないのだ。
〉あっ!
〉そういえば!
〉マジかー!
〉親の名前を知らない子供って
〉いや、普通の赤ちゃんは親の名前知らないのが普通だからな
〉そういえばそうだな
〉言葉を理解出来ないんだからな
その通りと思いながら、俺は名前も知らない兄は無視して本棚の方へドローンを向かわせた。
《タイトルを見るかぎり、一番多いのは歴史書か戦術書か?》
〉次に小説かな?
〉魔法書とかはそんなに多くないね
〉魔法はそんなに簡単に使えるモノじゃないのかもしれないな
〉じゃあ、魔法でドローンを生み出したりしているレインは………
〉異常だな
〉これでまだ0歳の赤ちゃんなんだぜ
〉普通に神童よね
〉非常識にもほどがあるな
《まだ非常識と確定したわけじゃないだろ》
どんな世界でも才能をもった非常識と呼びたくなる人達がいるだろうから、そういう人達が多くいることを願おう。
〉認めようとしないレインwww
〉諦めの悪い人間は嫌われるぞ
〉素直に認めろ
〉やっぱりドンマイだな
〉www
なにを言ってもダメそうなリスナーは放っておいて兄の方へドローンを向ける。
「ジュイナ。次の本」
「はい」
素っ気ない言葉でメイドさんに指示する兄。
《わかってはいたけど、やっぱりシャーズと似た感じの兄だな》
〉メイドさんを労ったりとか全然しそうにないタイプ
〉シャーズみたいに「平民が」とか普通に見下しそう
〉どこまでもクズな家族
〉その家族の一員になったレイン
《絶望しかないんだが。ってか、同じ家族として認識されたくもないんだが》
血の繋がりは断てなくても、関係は断てるだろうから、やっぱりどこかで関係を断つことを考えないといけないよな。
〉ドンマイwww
〉ドンマイwww
〉ドンマイwww
〉ざまぁwww
〉異世界転生出来てもこの家族じゃ~ね~www
思いっきり煽られているが、もう諦めの境地に入りかけているので堪えない。けど、やっぱり叫ぶ。
《だから異世界転生なんてイヤなんだよ!》
〉www
〉www
〉www
リスナー達に笑われながら俺は内心頭を抱えた。
「あと五日だな」
本を閉じた兄がそんなことを言い出した。
「はい。五日後にはギングズ様の鑑定の儀があります」
ジュナイさんの返事に頷く兄、ギングズ。
〉兄の名前が判明
〉ギングズでした
〉覚えてね。レイン
覚える気はあまりないので適当に頷いておこう。
《はいはい。
それより鑑定の儀ってのが気になるな》
〉鑑定の儀か~
〉普通に考えればステータスの確認作業的な感じじゃねーの?
〉それによって有能・無能の判定がされるんだな
〉漫画などでもお馴染みの行事だな
〉異世界モノでの定番
〉テッパンだな
「残りの時間でどれだけ魔力量を上げることができるかが勝負か」
「やはり、魔術師を目指されるおつもりなのですか?」
「当たり前だ。
人には合う合わないがある。そして、僕みたいな頭のいい人間に魔術が合って、兄みたいな野蛮な人間には剣術が合うんだ」
《まぁ、間違ってはいない考え方なのかもしれないけど、やっぱり言い方とかが尊大なんだよな》
でも、あの兄が野蛮という認識には共感できた。
〉兄を野蛮扱いってwww
〉しかも普通に自分のことを頭がいいとか言ってるしwww
〉残念だけど、あなたより頭のいい赤ちゃんがここにいますからwww
〉知らぬが仏だなwww
〉おっ、お前頭がいいな
〉それほどでも
コメントを見ることが出来ないギングズを煽っても意味がない気もするが、それをリスナー達に言うことも意味がないので黙っておこう。
「しかし、魔術師になるためには鑑定の儀で最低でも魔力量200前後あることが目安になりますが、それをクリア出来るのですか?」
「ふっ。僕を誰だと思っている。
今日まで魔力量を増やす努力をしてきたのだから最低でも250はあるだろう。もしかしたら五歳で出た最高値の400を超える可能性すらあるだろう。
それにだ。たとえ魔力量が足らなくとも、僕の頭の良さを理解すれば魔術師になることも十分可能だろう」
ギングズの言葉を聞いて一度ステータスのMP値を確認する。
MP:180/320
うん。見間違えたかな。
《なるほど~。五歳で魔力量400あれば高いほうなのか~。いい情報を聞けたな~》
〉レインが現実逃避してるwww
〉おい!戻ってこいレイン!
〉レイン~www。現実逃避しても何も変わらないぞ~www
〉0歳児の時点で魔力量320ある赤ちゃんだからなwww
〉多分五歳には400は楽勝で超えてるだろうなwww
〉ってか、生まれた時にはすでにギングズが目標にしている最低値の250あったしwww
「さようですか」
「あぁ。期待して待っていろ!」
「かしこまりました」
力強く言い切るギングズだが、ジュイナさんはあまり期待した様子はなく、素っ気なく返事をしていた。
《二人の温度差がスゴイな》
〉自信満々で尊大なギングズと素っ気ないジュイナ
〉仕方ないだろうな
〉こんな尊大な態度で来られたら素っ気なくもなるか
〉ってか、レインが話を変えようとしてる件について
〉俺達から逃れられると思ったか?
〉逃さないからなwww
《ちっ》
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