異世界転生配信〜はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!〜(再編)

だらけたい

文字の大きさ
99 / 148

89.同系統

しおりを挟む
 まさかの文句を言いに来た宣言をするお祖母様。

〉祖母が来た理由が文句言いに来たってwww
〉しかも家に居づらくなったからってwww
〉なんで家に居づらくなったんだって話だよなwww
〉文句を言いに来るぐらいだからユファ婆さまが原因みたいだなwww
〉まさかのユファ婆さまと祖母のケンカが始まるのか?
〉スゴい戦いになりそうだwww

「文句を言われるようなことはないはずよ?」

 ユファ婆さまは理由がわからないとばかりに首を傾げた。

「いいえ、ありますよ」

 そんなユファ婆さまを真っ向から否定するお祖母様。

「それは何かしら?」

 やっぱり訳の分からないユファ婆さまはお祖母様に理由を問いかけた。

「シャーズとギングズをこちらへ寄越したじゃありませんか」

 ここで出てきたのはまさかのバカ兄達の名前だった。

「シャーズやギングズをそちらへ送った理由はちゃんと手紙に書いたはずよ?」
「えぇ。理由はちゃんと手紙に書かれていましたし、その理由についても納得はしました」
「なら何も文句はないはずよね?」
「理由には納得しましたが、二人を寄越したことによって家に居づらくなったことには文句があるのです」

 スゴく怒っている様子のお祖母様なのだけど、その怒っている理由がやっぱりいまいちよくわからない。

《どういうことだろう?》

〉あのバカ兄達が来たから家に居づらくなったってことだよな?
〉そういうことだな
〉でも、バカ兄達が来たところで、居づらくなるのって普通バカ兄達のほうじゃないの?
〉それなのに祖母達のほうが居づらくなるって
〉意味がわからないわ

「シャーズ達が来たことで何がどう居づらくなったのか、まずはそこを説明しなさい」

 確かに居づらくなった理由を聞かないことには、文句を言われたところでこっちが納得出来るわけもないよな。

 説明を求めるユファ婆さまの言葉に納得したお祖母様は居づらくなった理由を話し始めた。

「シャーズ達が私達のところに来たことは手紙に書いてあった内容を見て納得したました。ですが、手紙に書いてあった内容とシャーズ達の態度を見た夫がもうそれは私ですら見たことのないぐらい酷く怒って、シャーズ達の性根を叩き直すと訓練を始めたのです」
「それを期待してサグラスのところに送ったものね」
「確かに二人の態度は良くないので、性根を叩き直す分にはいいと思うの。
 しかし、最初はシャーズ達だけを訓練していたのだけども、そのうち他の息子達も同じことになるのではと心配になった夫は他の息子達まで呼びつけてともに訓練をし始めました。
 他の息子達は最初はイヤそうにしてたのに、ワイザーのしたこととシャーズ達の態度を見たら態度が一変して協力的になったなったの」
「あら、よかったじゃない」
「それが良くないのですよ!
 協力的になって、ノリが熱血的になったせいで暑苦しいったらなくて、そこへうちの騎士団の騎士達まで加わったせいで女の私達はもう居づらくて居づらくて。
 だから、文句を言うついでに避難してきたのです。
 というわけで、責任をとってもらうということで、最低でも1年くらいはこちらに住まわせてもらいますから」

 説明の最後に要求を突きつけてきたお祖母様。

 説明を聞く前なら「何を言ってるのよ」と一蹴したであろうユファ婆さまも、説明を聞いたことで居づらくなった理由を納得したのか、大きくため息を吐いていた。

「確かに手紙にはシャーズ達の性根を叩き直せとは書いたけど、イリスフィアやリングリアやハイシェラに迷惑をかけるなんて、今回あったらキツく言っておくわ」
「お願いします。
 それで、私達の滞在は」
「えぇ。もちろんいいわよ」
「ありがとうございます」

 ユファ婆さまから許可をもらえた三人はホッとしていた。

〉さすがさっきの説明聞いて追い返すわけにはいかないよな
〉体育会系の男達の中にいるのは流石にツラいわよね
〉ノリについていけるような同系統の人なら大丈夫だっただろうけどな
〉三人は確実にその系統ではないだろうから苦痛でしかないだろうな
〉そして今回の原因はあのバカ親が起こした騒動と
〉バカ兄達の性格のせいだからレインは関係なかったな

《あぁ。少しホッとしたよ》

 これで俺が原因とか言われたらホントに申し訳なくて、即土下座謝罪していたかもしれないな。

「しかし、こちらに来てまた新たな文句が出てきました」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

男女比1:50の世界に転生したけど、前世の感覚で普通に接してたら幼馴染も姉妹もお嬢様もみんな沼にハマっていった件 ~ダンジョンにも潜ります〜

ベリーブルー
ファンタジー
男女比1:50――この世界で男は、守られ、大切にされ、穏やかに生きることを求められる存在。 だけど蓮は違った。 前世の記憶を持つ彼には、「男だから」という枷がない。女の子にも男の子にも同じように笑いかけ、距離を詰め、気負いなく手を差し伸べる。本人にとってはただの"普通"。でもこの世界では、その普通が劇薬だった。 幼馴染は気づけば目で追っていた。姉は守りたい感情の正体に戸惑い始めた。名家のお嬢様は、初めて「対等」に扱われたことが忘れられなくなった。 そして蓮はと言えば――。 「ダンジョン潜りてえなあ!」 誰も見たことのない深淵にロマンを見出し、周囲の心配をよそに、未知の世界へ飛び込もうとしている。 自覚なき最強のタラシが、命懸けの冒険と恋の沼を同時に生み出す、現代ダンジョンファンタジー。 カクヨムさんの方で先行公開しております。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

処理中です...