異世界転生配信〜はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!〜

だらけたい

文字の大きさ
21 / 125

21.弟がドッグトレーナー

しおりを挟む
「おらおらおら!」

 声が聞こえてきた窓の方向へドローンを移動させると、外では騎士の格好をした大人三人と子供が十人ぐらいがいて、そのうちの子供二人が木剣で模擬戦をしていた。

「おらおら!」

 ガタイのいい少年が力で対戦相手の少年を押し込んでいき、そのまま押し切って少年の木剣を弾き飛ばした。

「そこまで」
「うっしゃー!」

 勝った少年は雄叫びを上げると負けた少年を見てニヤニヤとし始めた。

「くっくっく。相変わらずお前は力がねーな。もっと良いもの食って力つけたほうがいいんじゃないか?
 あぁ。そうか。平民のお前の家はそんな良いものが食卓に並ぶことなんてなかったか。すまんすまん」

《うわ~。イヤなヤツ》

〉最低だな
〉最低ね
〉クズね
〉負けた相手にここまでヒドいことが言えるなんて
〉一体どういう教育を受けたらこんな性格になるのだか
〉あれ?
〉相手を平民と呼び、良いものが食べれる裕福な家庭であり、ここまで傲慢な性格に育っているってことは………

《それ以上言うな!その答えは今の俺が一番聞きたくない答えだからな!》

「シャーズ様。剣筋は良かったのですが、力押しで押し切るのではなく技術も使ってください」

《うわー!やっぱりこの最低なクズがシャーズだったー!》

〉親に続いて兄まで最低とか草
〉いや、あの親だからこそこの兄なのだろうwww
〉確かに言えてるwww
〉蛙の子は蛙だなwww
〉これじゃあもう一人の兄弟も期待出来ねーなwww

「うるさい。マトモな剣術も習っていない平民相手に貴族である俺の技術を見せても意味がないだろが。そう言うなら次はお前が俺の相手をしろ。ガイアス」
「わかりました。では、お手合わせいたしましょう」

 木剣を手にしたガイアスさんはシャーズと向かいあった。

「いくぞ」

 先に動いたのはシャーズで先程とは違う速さと手数で押していた。

〉おぉ~
〉いうだけはあるのか?
〉相手は余裕で受けきってるけどね
〉勝てるならもっといきがってるんじゃね?
〉もっと最低なクズになってたでしょうね

《そうなってたら俺は立てるようになった時点で家出したかもな》

〉赤ちゃんの家出宣言に草
〉立てるようになったらってwww
〉一歳ぐらいで家出する気かよwww
〉ってか、レインは普通の赤ちゃんじゃないから今から家出してもなんとかなるんじゃね?

《不可能ではないだろうけど、流石に死ぬわ》

〉そりゃそうか
〉って言ってる間にシャーズが負けた

「ちっ」
「確かに技術も向上していますね」

 笑顔のガイアスさんを恨めかしく睨みつけながら舌打ちするシャーズ。

「その余裕の面に必ず一撃入れてやるからな」

 シャーズは捨て台詞を吐くと木剣を捨てて家の方へ歩いていった。

〉このクソガキただのザコキャラだな
〉あの捨て台詞は噛ませ犬の台詞だな
〉気にする必要のないガキだったな
〉見知らぬ大人達に散々な言われようwww
〉かわいそうな子供だなと言いつつもみんなの意見に同意www

《お前達は見ているだけだからそうやって笑っていられるだろうが、家族として暮らしていく中で噛みつかれそうな俺としてはめんどくさいキャラだぞ》

〉実の兄をめんどくさいキャラ扱いは草
〉噛ませ犬なんだから一発キャインと言わせればいいんじゃね?
〉それでもまだキャンキャン吠えてくるなら再度しつければいいだけのことだろ?
〉兄をしつける弟ってwww
〉弟がドックトレーナーwww
〉弟がドックトレーナーってパワーワード

《めんどくさいからそんなことしたくねーよ》

 シャーズが居なくなったあとから始まった訓練を少し見てから俺はドローンを動かした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神「噛ませ犬・クソガキ・ザコキャラ・めんどくさいキャラ扱い。散々な言われようwww」
天使「そう言われても仕方ない言動でしたけどね」
神「そうだけど、散々な言われようでもあるだろ」
天使「作者から同情されたら終わりですね」
神「俺も散々な言われようされてね?」
天使「そんなことありませんよ」
神「そんなことあるだろ」
天使「これが普通です」
神「絶対普通じゃないから!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  ブックマーク・評価、宜しくお願いします。

異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」 その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ! 「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた! 俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

処理中です...