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第六話「恋愛相談」
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―虹色の夏―
第六話「恋愛相談」
私は一人暮らしのアパートに帰ってきた
なんだかすごく疲れた・・。カイの気持ちが分からない・・
お互い無言だったなあ。悲しい気持ちを誰かに聞いてもらいたいと
思った私は要に電話したけど話し中で出ないので明日会ったときにカイのことを
相談してみようと思い疲れていたので早めに寝ることにした。
翌日の講義が終わった後、私は要を探したけど講義した教室には
すでに要の姿はなかったので急いで教室を出た
もう外に出たのかもしれない。そう思ったが渡り廊下に要がいた
私は急いで渡り廊下まで走った。「要!!」
私に気が付いた要が手を振った「お~い!こっちだよ~」
「はあはあ、もう要ってば講義室にいないんだから
もう帰ったのかと思ったじゃん!!」
「七海~、どうしたの?そんなに慌てて」きょとんとした顔をする要に
少しイラっとしたけど私は深呼吸をして冷静になった上で要に話しかけた。
「あのね、カイのことで相談したいことがあるの!今日少し時間あるかな?」
私がそういうと、「え、うん、いいけど隼人も一緒じゃダメかな?」
要が嬉しそうにニコニコした顔をしたので
これは何かあったのかしらと思ったが即座に
「ダメ!!要と二人だけがいいの!
大切な話だから隼人がいるとすぐにカイに告げ口されるから絶対ダメ!!」
私が強い口調で言うと「そうだね・・そっかあー」と悲しそうな顔をした
私はいつもなら、要に甘いが今回ばかりは要に対して甘い顔ができるほど大人でもないし
今はそんな心の余裕はなかった
「近くの喫茶店に行こう、ほら早く」私は要の洋服をひっぱって
半ば強引に要を大学の敷地内から外に連れ出した
喫茶店にて
「それで、カイのことで相談なんだけど」紅茶を飲みながら私は話を切り出した
「うん、七海、昨日カイと何かあったの?」要はクリームソーダを飲みながら
私に聞いた・・。
「それがね、なんか最近カイが私に対して素っ気なかったり冷たいの
前からクールであまり人に関心がない所がカイにはあったんだけど
付き合ってみてカイのことをたくさん知っていく上でなんだかとても
いろいろなことや、お互いの気持ちがすれ違いが多くなってきたんだよね
そんな感じがするの」私がため息をつきながらそう話すと
「そうなの?カイと七海はいつも仲良くてラブラブな気がするけど・・」
要はクリームソーダについているサクランボを食べながら言った
「いや、四人の時はカイは優しいよ。でも私と二人でいる時は
カイは話していても、素っ気ない態度だし、聞いたことにも返事がないときもある
なんか凄く辛いんだよね・・」私はなんか泣きそうになった
「そっかー、七海泣かないで!カイになんでそんな態度を取るのか一度聞いてみたら?」「ダメ。そんな勇気ない・・それに昨日聞いてみたけど無言だった
もう私の事が好きじゃなくなったのかもしれない・・
それか他に好きな人が出来たのかもしれない・・そうだったらどうしよう(涙)」
「落ち着いて!七海!カイに限ってそんなことないと思うよ
きっと何か理由があるんだと思うの。素っ気なくなったのはいつからなの?」
「最近かな?前はそんなことなかったから・・」
「そっかあ!七海、もし良かったら隼人にも相談してみない?
隼人だったら男同士だし、カイの事もわたし達よりよく知っていると思うの」
「え・・・でも・・。」私が迷っていると「このままじゃずっともやもやしたままだよ?
七海はそれでもいいの?隼人に相談しようよ、何か分かるかもしれない」
そう要は言ってくれた
私は一人でずっと悩んでいたから凄く辛かったんだ・・。要に相談して良かったと思った。
隼人にも話したらもっと楽になるのかもしれない
「うん。わかったよ、要有難う!」私は涙をハンカチでふいた
「良かった。何か美味しいものでも食べよう!すみませ~ん」
要が元気に手をあげて店員を呼んだ
「プリンとケーキ下さい」要がメニューを見て店員に注文した
私はそんな要を見て友達っていいなって思った。
つづく
第六話「恋愛相談」
私は一人暮らしのアパートに帰ってきた
なんだかすごく疲れた・・。カイの気持ちが分からない・・
お互い無言だったなあ。悲しい気持ちを誰かに聞いてもらいたいと
思った私は要に電話したけど話し中で出ないので明日会ったときにカイのことを
相談してみようと思い疲れていたので早めに寝ることにした。
翌日の講義が終わった後、私は要を探したけど講義した教室には
すでに要の姿はなかったので急いで教室を出た
もう外に出たのかもしれない。そう思ったが渡り廊下に要がいた
私は急いで渡り廊下まで走った。「要!!」
私に気が付いた要が手を振った「お~い!こっちだよ~」
「はあはあ、もう要ってば講義室にいないんだから
もう帰ったのかと思ったじゃん!!」
「七海~、どうしたの?そんなに慌てて」きょとんとした顔をする要に
少しイラっとしたけど私は深呼吸をして冷静になった上で要に話しかけた。
「あのね、カイのことで相談したいことがあるの!今日少し時間あるかな?」
私がそういうと、「え、うん、いいけど隼人も一緒じゃダメかな?」
要が嬉しそうにニコニコした顔をしたので
これは何かあったのかしらと思ったが即座に
「ダメ!!要と二人だけがいいの!
大切な話だから隼人がいるとすぐにカイに告げ口されるから絶対ダメ!!」
私が強い口調で言うと「そうだね・・そっかあー」と悲しそうな顔をした
私はいつもなら、要に甘いが今回ばかりは要に対して甘い顔ができるほど大人でもないし
今はそんな心の余裕はなかった
「近くの喫茶店に行こう、ほら早く」私は要の洋服をひっぱって
半ば強引に要を大学の敷地内から外に連れ出した
喫茶店にて
「それで、カイのことで相談なんだけど」紅茶を飲みながら私は話を切り出した
「うん、七海、昨日カイと何かあったの?」要はクリームソーダを飲みながら
私に聞いた・・。
「それがね、なんか最近カイが私に対して素っ気なかったり冷たいの
前からクールであまり人に関心がない所がカイにはあったんだけど
付き合ってみてカイのことをたくさん知っていく上でなんだかとても
いろいろなことや、お互いの気持ちがすれ違いが多くなってきたんだよね
そんな感じがするの」私がため息をつきながらそう話すと
「そうなの?カイと七海はいつも仲良くてラブラブな気がするけど・・」
要はクリームソーダについているサクランボを食べながら言った
「いや、四人の時はカイは優しいよ。でも私と二人でいる時は
カイは話していても、素っ気ない態度だし、聞いたことにも返事がないときもある
なんか凄く辛いんだよね・・」私はなんか泣きそうになった
「そっかー、七海泣かないで!カイになんでそんな態度を取るのか一度聞いてみたら?」「ダメ。そんな勇気ない・・それに昨日聞いてみたけど無言だった
もう私の事が好きじゃなくなったのかもしれない・・
それか他に好きな人が出来たのかもしれない・・そうだったらどうしよう(涙)」
「落ち着いて!七海!カイに限ってそんなことないと思うよ
きっと何か理由があるんだと思うの。素っ気なくなったのはいつからなの?」
「最近かな?前はそんなことなかったから・・」
「そっかあ!七海、もし良かったら隼人にも相談してみない?
隼人だったら男同士だし、カイの事もわたし達よりよく知っていると思うの」
「え・・・でも・・。」私が迷っていると「このままじゃずっともやもやしたままだよ?
七海はそれでもいいの?隼人に相談しようよ、何か分かるかもしれない」
そう要は言ってくれた
私は一人でずっと悩んでいたから凄く辛かったんだ・・。要に相談して良かったと思った。
隼人にも話したらもっと楽になるのかもしれない
「うん。わかったよ、要有難う!」私は涙をハンカチでふいた
「良かった。何か美味しいものでも食べよう!すみませ~ん」
要が元気に手をあげて店員を呼んだ
「プリンとケーキ下さい」要がメニューを見て店員に注文した
私はそんな要を見て友達っていいなって思った。
つづく
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