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最終回 第六話「両想い」
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「写真コンテスト」
自作小説コラボ企画第二弾です
今回は「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里の出会いの話です
最終回 第六話「両想い」
俺達はイベント会場を後にして駅までの帰り道を二人で歩いていた。
優里さんも俺も無言で歩いた・・。俺は今日の事を
振り返りながら歩いていた。優里さんも今日の事を振り返ってるのだろうか?
俺は彼女をチラッとみた。
「ねえ、あの親子の写真撮れて良かったね!」そう彼女は笑顔で俺に言った。
「ああ、そうだな。写真送らないとな」俺も彼女に笑顔で言った・・。
「・・・大地君、今日は色々ありがとう」優里さんが言った。
「こちらこそ、ありがとう!楽しかったよ」俺は言った。
駅に着いた・・。お互い無言のまま見つめ合う。
「それじゃあ、気をつけて帰ってね」優里さんが俺に言った。
「・・・ああ、優里さんも・・・・。」おれは彼女を見つめた。
「あ・・あのさ。優里さんもう少しだけ一緒にいてもらえない?」
俺は勇気を出して彼女にそう言った。優里さんも「うん。いいよ」って頷いた。
俺達は駅前の白い屋根の喫茶店に入った。
お店の看板にはホワイトガーデンと書かれてある。
猫の置物が窓際に置いてあった。
カランカラン。「いらっしゃいませ~」若い女性店員の声が店内に響いた。
「お二人様ですね。こちらの席にどうぞ!」そう女性店員は笑顔で言った。
俺達は向かい合わせに椅子に座った。
「ここの喫茶店、最近出来たばかりの紅茶と洋菓子の専門店なんだって。
凄い人気みたいよ。」優里さんがそう俺に言った
「そうなんだ?俺、喫茶店とか滅多に行かないからわからなかったよ」
店員がすぐに来て、俺はアールグレイのホットティーを、優里さん
はセイロンのアイスティーを注文した。「ドリンクだけで大丈夫?」優里さんが聞いたので
俺は「大丈夫」だと答えた・・・。
それから俺達はまたお互い無言だった。注文した紅茶がきてお互い紅茶を飲んだ。
俺は優里さんとこのまま離れたくないと思っていた。
俺は今日一日で彼女の色んな面を知った。特に笑顔が最高に可愛かった。
出来るならこの笑顔を俺のカメラで写真に撮りたいと思っていた。
「あのさ、優里さん!!」俺は勇気を出して聞いてみた・・。
「な、何よ」優里さんはアイスティーを飲む手を止めて俺をじっと見た。
「あのさ、優里さんの写真が撮りたい!!」俺が思い切ってそう言ったら
優里さんは一瞬びっくりした顔をしたがクスクスと笑い出した。
「いいよ。一緒に写真撮ろうか?」優里さんが笑顔で俺に言ったので
「本当に??いいの?」俺は思わず立ち上がって身を乗り出したら
飲んでいた紅茶が倒れた
「あち~!!」俺が慌てる姿を見てまたクスクスと優里さんが笑い出した。
俺は苦笑いしながら「すみません。紅茶をこぼしてしまいました」と店員を呼んだ。
その後、喫茶店を出た俺達は通行人に頼んで二人でカメラで写真を撮ってもらい
スマホでも二人で自撮りした。
「それじゃあ、大地君。気をつけて帰ってね」駅の改札の所でお互い見つめ合う。
俺は「ありがとう」それだけ言って彼女をその場で抱きしめた
彼女も両手を俺の背中に回してお互い抱き合った。
「また、会いたい!」俺が言うと彼女も「うん」と頷いた・・。
それからお互い、手を振って別れた。
俺は電車に乗ってからすぐに優里さんにラインをした。
「今日は本当にありがとう。優里さん好きだよ」俺がそうスマホで打って送信してから
すぐに優里さんから「ありがとう。あたしも大地君が好きだよ!」とラインが来た。
俺はスマホをズボンのポケットにしまい、今日は最高の一日だと思った。
電車の窓の外は辺りがすっかり真っ暗で
何も見えないけど俺は暫くボーっと窓の外を眺めていた。
終わり。
自作小説コラボ企画第二弾です
今回は「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里の出会いの話です
最終回 第六話「両想い」
俺達はイベント会場を後にして駅までの帰り道を二人で歩いていた。
優里さんも俺も無言で歩いた・・。俺は今日の事を
振り返りながら歩いていた。優里さんも今日の事を振り返ってるのだろうか?
俺は彼女をチラッとみた。
「ねえ、あの親子の写真撮れて良かったね!」そう彼女は笑顔で俺に言った。
「ああ、そうだな。写真送らないとな」俺も彼女に笑顔で言った・・。
「・・・大地君、今日は色々ありがとう」優里さんが言った。
「こちらこそ、ありがとう!楽しかったよ」俺は言った。
駅に着いた・・。お互い無言のまま見つめ合う。
「それじゃあ、気をつけて帰ってね」優里さんが俺に言った。
「・・・ああ、優里さんも・・・・。」おれは彼女を見つめた。
「あ・・あのさ。優里さんもう少しだけ一緒にいてもらえない?」
俺は勇気を出して彼女にそう言った。優里さんも「うん。いいよ」って頷いた。
俺達は駅前の白い屋根の喫茶店に入った。
お店の看板にはホワイトガーデンと書かれてある。
猫の置物が窓際に置いてあった。
カランカラン。「いらっしゃいませ~」若い女性店員の声が店内に響いた。
「お二人様ですね。こちらの席にどうぞ!」そう女性店員は笑顔で言った。
俺達は向かい合わせに椅子に座った。
「ここの喫茶店、最近出来たばかりの紅茶と洋菓子の専門店なんだって。
凄い人気みたいよ。」優里さんがそう俺に言った
「そうなんだ?俺、喫茶店とか滅多に行かないからわからなかったよ」
店員がすぐに来て、俺はアールグレイのホットティーを、優里さん
はセイロンのアイスティーを注文した。「ドリンクだけで大丈夫?」優里さんが聞いたので
俺は「大丈夫」だと答えた・・・。
それから俺達はまたお互い無言だった。注文した紅茶がきてお互い紅茶を飲んだ。
俺は優里さんとこのまま離れたくないと思っていた。
俺は今日一日で彼女の色んな面を知った。特に笑顔が最高に可愛かった。
出来るならこの笑顔を俺のカメラで写真に撮りたいと思っていた。
「あのさ、優里さん!!」俺は勇気を出して聞いてみた・・。
「な、何よ」優里さんはアイスティーを飲む手を止めて俺をじっと見た。
「あのさ、優里さんの写真が撮りたい!!」俺が思い切ってそう言ったら
優里さんは一瞬びっくりした顔をしたがクスクスと笑い出した。
「いいよ。一緒に写真撮ろうか?」優里さんが笑顔で俺に言ったので
「本当に??いいの?」俺は思わず立ち上がって身を乗り出したら
飲んでいた紅茶が倒れた
「あち~!!」俺が慌てる姿を見てまたクスクスと優里さんが笑い出した。
俺は苦笑いしながら「すみません。紅茶をこぼしてしまいました」と店員を呼んだ。
その後、喫茶店を出た俺達は通行人に頼んで二人でカメラで写真を撮ってもらい
スマホでも二人で自撮りした。
「それじゃあ、大地君。気をつけて帰ってね」駅の改札の所でお互い見つめ合う。
俺は「ありがとう」それだけ言って彼女をその場で抱きしめた
彼女も両手を俺の背中に回してお互い抱き合った。
「また、会いたい!」俺が言うと彼女も「うん」と頷いた・・。
それからお互い、手を振って別れた。
俺は電車に乗ってからすぐに優里さんにラインをした。
「今日は本当にありがとう。優里さん好きだよ」俺がそうスマホで打って送信してから
すぐに優里さんから「ありがとう。あたしも大地君が好きだよ!」とラインが来た。
俺はスマホをズボンのポケットにしまい、今日は最高の一日だと思った。
電車の窓の外は辺りがすっかり真っ暗で
何も見えないけど俺は暫くボーっと窓の外を眺めていた。
終わり。
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