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第五話「写真」
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「写真コンテスト」
自作小説コラボ企画第二弾です
今回は「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里の出会いの話です
第五話「写真」
大きな森の片隅にあるブランコを俺達は探した。
「あった!!」優里さんが指をさした先には確かに大きな森がある。
その片隅にひっそりとブランコと滑り台、それにシーソーがあった。
遊んでる人はいない。「ここだわ・・間違いない」そう女性が言った。
男の子が無邪気にはしゃいでいる。
「このブランコに赤ん坊だった息子を抱いて乗ったんです
そこを夫が写真に撮った。」女性はブランコの前にくると泣き崩れた。
俺達はそれを見ていた。
「元気出してください!ほら、息子さんと並んで
写真を撮りましょう」そう優里さんは言って俺のカメラを手に持った。
「はい、撮ります!笑ってください」そう言った
女性が涙を拭いて男の子と一緒にブランコの前で笑顔でカメラに映る。
優里さんがシャッターを押す。カチャカチャとカメラの音がした。
「撮れました。うまく撮れましたよ」優里さんがそう言った。
「この子が五歳になった記念・・。今日このイベントに参加出来てあなたたちに
出会えて本当によかったです。夫も天国で喜んでくれているとおもいます。
この場所は私にとって家族で初めてきた思い出の場所ですから。本当に良かった。」
そう女性はいった
その後、女性と男の子は手を繋いで帰って行った。後日写真を送る約束をした。
気がつけば、もう夕方になっていた。俺達は急いでイベント会場の最初の場所に戻った。
朝に説明があった場所だ。俺達が戻ったときにはもう優勝者が発表されていた。
ライカのカメラを優勝した男性が嬉しそうに受け取っていた。
俺達はそのままその会場を後にした。
つづく
自作小説コラボ企画第二弾です
今回は「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里の出会いの話です
第五話「写真」
大きな森の片隅にあるブランコを俺達は探した。
「あった!!」優里さんが指をさした先には確かに大きな森がある。
その片隅にひっそりとブランコと滑り台、それにシーソーがあった。
遊んでる人はいない。「ここだわ・・間違いない」そう女性が言った。
男の子が無邪気にはしゃいでいる。
「このブランコに赤ん坊だった息子を抱いて乗ったんです
そこを夫が写真に撮った。」女性はブランコの前にくると泣き崩れた。
俺達はそれを見ていた。
「元気出してください!ほら、息子さんと並んで
写真を撮りましょう」そう優里さんは言って俺のカメラを手に持った。
「はい、撮ります!笑ってください」そう言った
女性が涙を拭いて男の子と一緒にブランコの前で笑顔でカメラに映る。
優里さんがシャッターを押す。カチャカチャとカメラの音がした。
「撮れました。うまく撮れましたよ」優里さんがそう言った。
「この子が五歳になった記念・・。今日このイベントに参加出来てあなたたちに
出会えて本当によかったです。夫も天国で喜んでくれているとおもいます。
この場所は私にとって家族で初めてきた思い出の場所ですから。本当に良かった。」
そう女性はいった
その後、女性と男の子は手を繋いで帰って行った。後日写真を送る約束をした。
気がつけば、もう夕方になっていた。俺達は急いでイベント会場の最初の場所に戻った。
朝に説明があった場所だ。俺達が戻ったときにはもう優勝者が発表されていた。
ライカのカメラを優勝した男性が嬉しそうに受け取っていた。
俺達はそのままその会場を後にした。
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