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第七話「突然の悲しい知らせ」
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―桜の下の約束―
第七話「突然の悲しい知らせ」
次の日学校にみちるが行くと千草の姿はなかった。
そして担任の先生が入ってきたが、それに続けて千草が何故か入ってきた
みちるは何でだか分からなかった。勿論渉も分からなかった。
だが、担任の先生が「大切な知らせがある、突然だけど草木千草さんが
今日で転校することになった、お父様の仕事の都合で大阪に行くことになりました」
その言葉を聞いたみちるは驚きと共に愕然とした。
もちろん渉も。放課後になり千草は職員室で色々な転校の為の手続きをしていた。
その後、誰もいない教室に千草が戻ってきた。みちるは「千草、本当に行くの?」
それだけ言うだけで精一杯だった。
「・・うん、ごめんね」と千草は言った。
「大阪なんて遠いよ。酷いよ、今年のお花見はどうなるの?」
みちるは泣きながら言ったが、千草も大粒の涙を溢していることにみちるは気が付いた。
すごくみちるは悲しくて混乱していた。
「ごめんね・・みちる」そう千草は言った。
千草と渉の部活が終わるのを待っていたがその間一言も二人とも話さなかった
やっと渉が部室から出てきた。制服姿に着替えた渉がバックとグローブを
手に持ち小走りに出てきた。
千草は校門の所で後ろを振り返りお辞儀をした。そして「ありがとう」と言った。
千草にとっては今日で学校に来るのは最後だったから。
渉とみちるは、そんな千草を見て千草らしいなと思った。
校門を出ていつもの大通りを出てまたいつもの公園に来た三人は
夜桜を見た。「綺麗」みちるが言った・・。
「こないだまではこれからもずっと三人一緒にいれると思ってた」
みちるが呟いた。
三人は公園内に足を踏み入れた。
毎年この公園には沢山の人が訪れる。特に春には、桜の木が何本も
植えてあり、毎年何百人もの観光客が桜を見に来る。
この公園はお花見で知られる有名スポットだった。
園内もかなり広かった。
「今日はもっと奥までいってみようか?」
みちるは千草に言った。園内は大人でも間違えれば迷子になるほど広々としていた
「俺はここにいるから二人で行って来いよ」渉がそう言ったので
みちると千草は二人で奥まで行くことにした
つづく
第七話「突然の悲しい知らせ」
次の日学校にみちるが行くと千草の姿はなかった。
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だが、担任の先生が「大切な知らせがある、突然だけど草木千草さんが
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その言葉を聞いたみちるは驚きと共に愕然とした。
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やっと渉が部室から出てきた。制服姿に着替えた渉がバックとグローブを
手に持ち小走りに出てきた。
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夜桜を見た。「綺麗」みちるが言った・・。
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みちると千草は二人で奥まで行くことにした
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