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素敵なテイ―タイム
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登場人物
「虹色の夏」・・・杉本七海 ×「不器用な双子の恋」・・・弓鳴祭
短編小説「素敵なテイ―タイム」
白い屋根の喫茶店に沢山の人の行列が出来ている。
猫の置物が窓際に置いてある。喫茶店の名前はホワイトガーデン。
カランカラン。「いらっしゃいませ~」若い女性店員の声が店内に響いた。
「こんにちは~。お一人様ですね。ただいま満席になっていて相席を
お願いしてます。こちらへどうぞ」そう笑顔で言う女性店員に案内されて
祭は店内に入った。「すみません。お客様、混雑してるので相席をお願いしてます。
こちらの女性と一緒でもいいですか?」そう言われ「はい、どうぞ」
そう優しそうな女の人が言った。「では、ご注文が決まりましたらお声掛けください。」
そう言い女性店員は忙しそうに去っていった。
「えっと、こっちの席に座ってもいいですか?」そう祭が言うと「いいわよ。」
そう笑顔でその女の人が言った。「有難うございます」そう言い祭は座った。
二人が向かい合わせになった。
「えっと~、何にしようかな~」祭がメニュー表を見た。
「モンブランとオレンジアールグレイのアイスティーがお勧めよ」
そう女の人は笑顔で言ってくれた。
「あ、そうなんですね。美味しそう!!それじゃあ、それにしようかな~。
すみませ~ん!!」祭が店員を呼んだけど混雑していて店員に聞こえない・・
祭が困ってると「すみません!!注文をお願いします。」そう女の人が手を挙げた。
すぐに店員が来て祭が注文を頼んだ・・。
「すみません!ありがとうございました」祭が言う。
「いいのよ、ここ、今週から新しく出来た紅茶と洋菓子の専門店だから
凄い混雑してるでしょ
ここのケーキと特に紅茶が美味しいって私も友達に聞いてね。今日で二回目よ!(笑)」
その女の人がニコリと笑って言った。
「そうなんですね!祭は今日初めて来たんですけど一時間待ちでやっと入れたんですよ。
えっと、社会人の人ですか?」そう祭が聞くと
「ううん。大学生よ。心理学部の学生なの。
今日は日曜日だから大学は休み。私、杉本七海っていうの。
えっと祭ちゃんでいいのかしら?」そう女の人が紅茶を飲みながら祭に聞いた。
「あ、すみません。すごく大人っぽい人だから働いてるのかなって思って。
はい、祭です、弓鳴祭です。宜しくお願いします」そう祭が言った。
七海・・「はい、宜しくね。祭ちゃんは学生かな?」
祭・・「はい。高校二年生です。」
七海・・「そうなんだ~いいね!」
祭・・・「祭、紅茶が大好きで、色んな紅茶専門店を徘徊してるんですよ(笑)」
七海・・・「へえ~!!私も紅茶大好きなの。今は色んな種類の紅茶があるでしょ。
だから飲み比べかな。私はダージリン、アールグレイ、セイロンテイ―が大好きなんだけど
祭ちゃんは何か好きな紅茶の種類ってあるかな?」
祭・・「祭もアールグレイ好きですよ。アイステイ―に合うんですよね。
あと、フレーバー、ウバ、デインブラが好きです」
七海・・「あ~!そうそうアイスティー私も大好き。ホットよりアイスの方が断然好き!」
祭・・・「ですよね!!」
七海・・「うんうん!なんか祭ちゃんとは同じ紅茶好きで話が合いそう!
良かったら友達になってね」
祭・・「はい!!是非。こちらこそ!!」
祭はこうして七海さんという大学生の大人っぽい女の人と友達になった。
暫くして祭が注文したモンブランとオレンジアールグレイのアイスティーがきた。
それを食べながら七海さんと色々な話をした。
七海さんの大学の仲間の話や、カイさんという彼氏と婚約してること、大学を卒業したら結婚するという話も七海さんは楽しそうに祭に話してくれた。七海さんの薬指には銀色にキラキラ光る婚約指輪があった。とても綺麗だった。
祭も双子のお姉ちゃんがいること、透という彼氏が最近出来たことを話した。
あっという間に楽しい素敵なテイ―タイムの時間が過ぎた。
「祭ちゃん、今日は楽しかった!有難うね」そう帰る時七海さんは笑顔で言ってくれた。
「はい、祭もとても楽しかったです!!また良かったら会いませんか?
今度は透とカイさんも誘ってダブルデートしませんか?」そう言ったら
「クスッ、いいわよ。四人で会おうね!!」そう七海さんは笑って言ってくれた。
喫茶店をお互い出てお互いバイバイと手を振って別れた。
祭は今日一日が七海さんのおかげでとても楽しい一日になった。
自宅に帰ったら、早速夏海お姉ちゃんに報告しようっと。
祭は美味しい紅茶とケーキを食べて
七海さんに出会えて今日一日がとても幸せな気分だった。
おわり
「虹色の夏」・・・杉本七海 ×「不器用な双子の恋」・・・弓鳴祭
短編小説「素敵なテイ―タイム」
白い屋根の喫茶店に沢山の人の行列が出来ている。
猫の置物が窓際に置いてある。喫茶店の名前はホワイトガーデン。
カランカラン。「いらっしゃいませ~」若い女性店員の声が店内に響いた。
「こんにちは~。お一人様ですね。ただいま満席になっていて相席を
お願いしてます。こちらへどうぞ」そう笑顔で言う女性店員に案内されて
祭は店内に入った。「すみません。お客様、混雑してるので相席をお願いしてます。
こちらの女性と一緒でもいいですか?」そう言われ「はい、どうぞ」
そう優しそうな女の人が言った。「では、ご注文が決まりましたらお声掛けください。」
そう言い女性店員は忙しそうに去っていった。
「えっと、こっちの席に座ってもいいですか?」そう祭が言うと「いいわよ。」
そう笑顔でその女の人が言った。「有難うございます」そう言い祭は座った。
二人が向かい合わせになった。
「えっと~、何にしようかな~」祭がメニュー表を見た。
「モンブランとオレンジアールグレイのアイスティーがお勧めよ」
そう女の人は笑顔で言ってくれた。
「あ、そうなんですね。美味しそう!!それじゃあ、それにしようかな~。
すみませ~ん!!」祭が店員を呼んだけど混雑していて店員に聞こえない・・
祭が困ってると「すみません!!注文をお願いします。」そう女の人が手を挙げた。
すぐに店員が来て祭が注文を頼んだ・・。
「すみません!ありがとうございました」祭が言う。
「いいのよ、ここ、今週から新しく出来た紅茶と洋菓子の専門店だから
凄い混雑してるでしょ
ここのケーキと特に紅茶が美味しいって私も友達に聞いてね。今日で二回目よ!(笑)」
その女の人がニコリと笑って言った。
「そうなんですね!祭は今日初めて来たんですけど一時間待ちでやっと入れたんですよ。
えっと、社会人の人ですか?」そう祭が聞くと
「ううん。大学生よ。心理学部の学生なの。
今日は日曜日だから大学は休み。私、杉本七海っていうの。
えっと祭ちゃんでいいのかしら?」そう女の人が紅茶を飲みながら祭に聞いた。
「あ、すみません。すごく大人っぽい人だから働いてるのかなって思って。
はい、祭です、弓鳴祭です。宜しくお願いします」そう祭が言った。
七海・・「はい、宜しくね。祭ちゃんは学生かな?」
祭・・「はい。高校二年生です。」
七海・・「そうなんだ~いいね!」
祭・・・「祭、紅茶が大好きで、色んな紅茶専門店を徘徊してるんですよ(笑)」
七海・・・「へえ~!!私も紅茶大好きなの。今は色んな種類の紅茶があるでしょ。
だから飲み比べかな。私はダージリン、アールグレイ、セイロンテイ―が大好きなんだけど
祭ちゃんは何か好きな紅茶の種類ってあるかな?」
祭・・「祭もアールグレイ好きですよ。アイステイ―に合うんですよね。
あと、フレーバー、ウバ、デインブラが好きです」
七海・・「あ~!そうそうアイスティー私も大好き。ホットよりアイスの方が断然好き!」
祭・・・「ですよね!!」
七海・・「うんうん!なんか祭ちゃんとは同じ紅茶好きで話が合いそう!
良かったら友達になってね」
祭・・「はい!!是非。こちらこそ!!」
祭はこうして七海さんという大学生の大人っぽい女の人と友達になった。
暫くして祭が注文したモンブランとオレンジアールグレイのアイスティーがきた。
それを食べながら七海さんと色々な話をした。
七海さんの大学の仲間の話や、カイさんという彼氏と婚約してること、大学を卒業したら結婚するという話も七海さんは楽しそうに祭に話してくれた。七海さんの薬指には銀色にキラキラ光る婚約指輪があった。とても綺麗だった。
祭も双子のお姉ちゃんがいること、透という彼氏が最近出来たことを話した。
あっという間に楽しい素敵なテイ―タイムの時間が過ぎた。
「祭ちゃん、今日は楽しかった!有難うね」そう帰る時七海さんは笑顔で言ってくれた。
「はい、祭もとても楽しかったです!!また良かったら会いませんか?
今度は透とカイさんも誘ってダブルデートしませんか?」そう言ったら
「クスッ、いいわよ。四人で会おうね!!」そう七海さんは笑って言ってくれた。
喫茶店をお互い出てお互いバイバイと手を振って別れた。
祭は今日一日が七海さんのおかげでとても楽しい一日になった。
自宅に帰ったら、早速夏海お姉ちゃんに報告しようっと。
祭は美味しい紅茶とケーキを食べて
七海さんに出会えて今日一日がとても幸せな気分だった。
おわり
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