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第九話「楓の優しさ」
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第九話「楓の優しさ」
次の日、学校に行くのは気が重かったが、俺はなんとか学校に行った
しかし、そこで俺が目にしたのは黒板に貼ってあった新聞だった
それをみて絶句した
「財布泥棒がこの1年Á組にいる。そしてそれはサッカー部の雨宮湊だ」
そう新聞には書かれていた、そしてそれは校内新聞だった。
クラスの中だけではなく、校内にまで俺が窃盗したという噂が流れていた。
俺は絶句していた・・。「雨宮がそんなことするなんてな」
「大人しそうな顔してよくやるよな~」ヒソヒソとそんな声が聞こえてきた
ふと、斜め後ろの席を見た。アイツは俺の事をどう思ってるんだろ・・
幼馴染とはいえ、やっぱり少しは俺のこと疑ってるよな
そんなことを考えた・・
俺はその日の昼は一人で屋上で食べることにした
アイツを誘うか悩んだが、今はやめようと思った。
俺は一人屋上でコンビニのパンを食べ始めた
午後の授業はサボろうかな・・・。部活も。
そう思っていると「―――君」と声が聞こえた
振り返るとそこにはいつもの笑顔の楓がいた
「もう、お昼一緒に食べようって思っていたのにいないんだもん
声くらいかけてよね」そう言い楓は俺の隣に座った
そして何事もなかったようにお弁当箱を広げた
今日の楓のお昼はタコさんウインナーと卵焼きだ。
「もう、今日もパンなの?はい、あげる」
そう言い楓はタコさんウインナーを俺のパンの袋の上にのせた
「おい、お前こんなところにのせるなよな~」
「だって、ほかにないんだもん」そう笑いながら話す楓・・。
それはいつもと変わらない楓の笑顔だった
つづく
次の日、学校に行くのは気が重かったが、俺はなんとか学校に行った
しかし、そこで俺が目にしたのは黒板に貼ってあった新聞だった
それをみて絶句した
「財布泥棒がこの1年Á組にいる。そしてそれはサッカー部の雨宮湊だ」
そう新聞には書かれていた、そしてそれは校内新聞だった。
クラスの中だけではなく、校内にまで俺が窃盗したという噂が流れていた。
俺は絶句していた・・。「雨宮がそんなことするなんてな」
「大人しそうな顔してよくやるよな~」ヒソヒソとそんな声が聞こえてきた
ふと、斜め後ろの席を見た。アイツは俺の事をどう思ってるんだろ・・
幼馴染とはいえ、やっぱり少しは俺のこと疑ってるよな
そんなことを考えた・・
俺はその日の昼は一人で屋上で食べることにした
アイツを誘うか悩んだが、今はやめようと思った。
俺は一人屋上でコンビニのパンを食べ始めた
午後の授業はサボろうかな・・・。部活も。
そう思っていると「―――君」と声が聞こえた
振り返るとそこにはいつもの笑顔の楓がいた
「もう、お昼一緒に食べようって思っていたのにいないんだもん
声くらいかけてよね」そう言い楓は俺の隣に座った
そして何事もなかったようにお弁当箱を広げた
今日の楓のお昼はタコさんウインナーと卵焼きだ。
「もう、今日もパンなの?はい、あげる」
そう言い楓はタコさんウインナーを俺のパンの袋の上にのせた
「おい、お前こんなところにのせるなよな~」
「だって、ほかにないんだもん」そう笑いながら話す楓・・。
それはいつもと変わらない楓の笑顔だった
つづく
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