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第二十七話「放課後」
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第二十七話「放課後」
午後の授業も終わり放課後になった
「今日は部活ないんだよね?」楓が聞いてきた
「ああ、ないというより今の部活潰れそうなんだよな」
「そうなんだ~、木下先輩もいる部活でしょ?本当にいい先輩だよね
カッコイイし、生徒会長もやってるなんてすごいよね」
楓は窃盗事件以来木下先輩ともよく話すようになった。
前の楓ならあまり俺以外とは話すことがなかったがこの高校に入り
友達も何人かできたのだろう
最近は他の友達とも帰るようになってきた
・・俺は少し複雑な心境だった
「今日はお料理部があるから一緒に帰れないんだ
ごめんね」 「お前、そんな部活してたんだ?知らなかったよ」
「・・・湊君サッカー部で忙しいからね、それじゃ私行くね」
そう言い楓は教室を出て行った。
そういえば、最近楓と過ごす時間が減ってきたな・・
そんな事を思いながら
仕方なく俺は一人で帰ることにした
俺が教室を出て廊下を歩いていると木下先輩に会った
「雨宮!」
「先輩、部室の張り紙みましたか?」
俺は気になって聞いた
「ああ、みたよ、立ち入り禁止になってたな・・」
「そうなんですよ。まだ俺達に出来ることはなにかありますか?
今朝林先輩と話したんですけどやっぱりダメでした
でもこのまま黙って見ているだけなんて耐えられません」
「そうか・・・ごめんな。こうなったのは俺のせいだよな
色々ありがとうな。とりあえず今日は自宅に帰ってゆっくり休めよ」
それだけ言って木下先輩は去っていった・・・
俺は暫くその場から動けないでいた
つづく
午後の授業も終わり放課後になった
「今日は部活ないんだよね?」楓が聞いてきた
「ああ、ないというより今の部活潰れそうなんだよな」
「そうなんだ~、木下先輩もいる部活でしょ?本当にいい先輩だよね
カッコイイし、生徒会長もやってるなんてすごいよね」
楓は窃盗事件以来木下先輩ともよく話すようになった。
前の楓ならあまり俺以外とは話すことがなかったがこの高校に入り
友達も何人かできたのだろう
最近は他の友達とも帰るようになってきた
・・俺は少し複雑な心境だった
「今日はお料理部があるから一緒に帰れないんだ
ごめんね」 「お前、そんな部活してたんだ?知らなかったよ」
「・・・湊君サッカー部で忙しいからね、それじゃ私行くね」
そう言い楓は教室を出て行った。
そういえば、最近楓と過ごす時間が減ってきたな・・
そんな事を思いながら
仕方なく俺は一人で帰ることにした
俺が教室を出て廊下を歩いていると木下先輩に会った
「雨宮!」
「先輩、部室の張り紙みましたか?」
俺は気になって聞いた
「ああ、みたよ、立ち入り禁止になってたな・・」
「そうなんですよ。まだ俺達に出来ることはなにかありますか?
今朝林先輩と話したんですけどやっぱりダメでした
でもこのまま黙って見ているだけなんて耐えられません」
「そうか・・・ごめんな。こうなったのは俺のせいだよな
色々ありがとうな。とりあえず今日は自宅に帰ってゆっくり休めよ」
それだけ言って木下先輩は去っていった・・・
俺は暫くその場から動けないでいた
つづく
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