クリスマスが来る前に

アオト★★

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第八話「千鶴と喧嘩」

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―クリスマスが来る前に―
第八話「千鶴と喧嘩」
どうやって帰ったのか分からないが気が付いたら自分の部屋にいた
先ほどの女子の言葉が頭から離れない
瀬戸君に彼女がいる??その言葉にショックを受けた
千鶴に相談することにした
次の日の昼休み、屋上で私は千鶴に昨日の事を話した。
「え?瀬戸君に彼女が?聞き間違いじゃない?」千鶴が言った
「確かにそう言ってたよ。瀬戸君には他校に彼女いるんだって」
「でも直接本人から聞いたわけじゃないじゃん」千鶴が言った
「でも彼女がいるかもしれない、それだったらマフラ~なんて渡しても
意味ないよ、やっぱり私、あげるのやめる」
「何言ってるのよ。せっかく編んだのに!」千鶴が怒ったように言った
「瀬戸君はモテるもん、私のマフラ~なんてきっと受け取らないよ
彼女がいるのに惨めになるだけだよ」
「だからまだ本当にいるなんて分からないじゃん!
告白もしないうちから弱音吐くなんて都らしくないよ」千鶴が怒鳴った。
「うるさいな!好きな人がいない千鶴になんか私の気持ちなんてわからないよ」
その言葉を聞いて千鶴が黙った。
「もう一人にして!私はどうせ失恋するんだから」
「都いい加減にしなよ!」
「千鶴なんか大嫌い!どこか行け!!」
千鶴は屋上から出て行った。私はその日その後一言も千鶴と話さなかった。
今日は12月23日 この日千鶴と喧嘩した。最悪
明日は24日、クリスマスイブ。
千鶴とクリスマスパーティーすると約束した日

つづく








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