3 / 45
一章 田舎とパン屋とグルメバーガー
3. ここで働きたい
しおりを挟む
卵のサンドイッチは、茹でた卵を潰し、マヨネーズであえたベーシックなもの。
コンビニでもたまに買って食べていたけど、卵ですらも味を感じなくなっていて、がっかりしていた。
シンプルなハムきゅうりが美味しかったんだから、卵はもっと美味しいはず。
一口噛み切り、咀嚼する。
「美味しいぃ」
唸り声のようなものが出た。お店だったから声を抑えて唸る感じになったけど、家だったら叫んでいたかもしれない。
滑らかで、柔らかい。だけど、ちゃんと触感がある。
卵自体の味も濃厚。少し甘め、でも塩っけも感じられて、深みとコクがある。
そして、やっぱりパンが美味しい。
卵だ。卵の味がするよぉ。美味しいよぉ。
ぐずっと鼻が鳴った。食べ物の味を感じる、美味しいと思えることが、とてつもなく嬉しかった。
喜びは、涙となって表れた。
頬に雫を感じる。だけど、手を止められなかった。
がつがつとはいかない。一口一口丁寧に、ゆっくりしっかりと味わう。
涙はとめどなく溢れてくるけれど、拭うよりも、今は食事に集中したかった。
壁に向いて座っているから、店内にいる人に見られていないだろう。カウンター席でよかった。
「ごちそうさまでした」
とても美味しいサンドイッチだった。
満足している。
ジャケットのポケットからハンカチを取り出し、頬を拭く。
その間に、他の物も試したい衝動が湧き上がってきていた。美味しいという喜びを、戻ってきた味覚を、もっと味わいたくなっていた。
カフェのメニューを手に取る。
写真と手書きのチラシをパウチしたお手製のメニューには、グルメバーガーの他に、ホットサンド、注文後に入れてくれるというコロネもあった。
小麦が美味しかった。トーストされたパンを食べたい。
その気持ちはあったけれど、食パンを買って帰れば、自宅で楽しむことができる。
どうせなら、お店でしか食べられない物を味わいたい。
さっき店員さんが運んでいたハンバーガーが、頭から離れなかった。
食べ切れるかな、という心配もあった。もともと食が細い上に、食欲がずっと落ちていたため、胃がもっと小さくなっているだろう。サンドイッチを食べたあとに、山盛りポテトと肉厚のハンバーガーを完食できるのか。
うーん、とお腹の具合と相談する。結果、食べたい気持ちが勝った。
グルメバーガーは六種類。
プレーンはハンバーグとレタスとトマト。
プレーンにチーズとベーコンがプラスされたベーコンレタスチーズバーガー。
ベーコンレタスチーズバーガーに目玉焼きがプラスされたベーコンエッグチーズバーガー。
ベーコンレタスチーズバーガーのパティがダブルになった、ベーコンレタスチーズダブルバーガー。
プレーンにアボカドがプラスされたアボカドバーガー。
ベーコンレタスチーズダブルバーガーにアボカドがプラスされた、スペシャル全部盛りは二千円を超えていた。
私にとってハンバーガーは、手軽に食べられるファストフード。高くても700円から800円のライン。
プレーンでさえ1200円という強気な価格に驚いた。
でも、値段の意味について考える。
素朴なサンドイッチがとても美味しかった。百%の国産牛を使っていて、これだけの値段を出せば、もっと美味しい体験ができるんじゃないかな。
想像するだけで、唾が溢れる。
さっき注文していた夫婦は、食べ終えたのだろうか。
外を見るフリをして、振り向いた。
なんて満足そうな顔!
満ち足りた笑顔で、紙を折りたたんでいる。二人は「美味しかったあ。満腹ぅ」と語尾に音符かハートがついていそうな雰囲気で話している。
もう一度メニューを見直す。
そして、私は店員さんを呼んだ。
「ベーコンレタスチーズバーガーセットをください」
「つけあわせは、ポテトかオニオンリングが選べます。どちらにいたしましょうか」
少しだけ迷い、オニオンリングにした。ポテトはお腹がかなり膨れそうだし、玉ねぎなら体に良さそうだし、と背徳感に対する言い訳をしてみた。フライだから、意味はないかもしれないけれど。
運ばれてきたグルメバーガーを前にして、「おおぉー」感嘆の声が漏れる。
まずそのボリュームに驚く。串が刺さっていないと持ってくる途中で倒れちゃうよね、と思うほど具材が積みあがっていて、圧倒される。
運ばれていくのを見たけれど、自分が注文をしたものとして目の前に置かれると、すごいものを頼んじゃった感がすごい。
今からこれを食べるんだ。なぜだか笑いたくなった。
匂いはいまのところ、あまりない。
鉄板でジュージューと焼かれるぐらい肉の匂いがするのかと思っていた。
持ち上げると、ずっしりと重い。
口に近づけると、燻製されたベーコンの高い香りが最初に届いた。
「いただきます」
想像以上に刺激を受けた味覚と食欲は、サンドイッチのときとは逆に、ガツガツとハンバーガーにかぶりつかせた。
「ごちそうさまでした」
無我夢中でかぶりつき、グルメバーガーを堪能した私は手を合わせた。値段に見合う、納得の体験をした。
普段食べる量より多すぎで、お腹がはちきれそうだった。
サラダとオニオンリングは時間をかけてゆっくりと食べる。
味覚は完全に戻っていると確信した。
食べ終わってから、写真を撮るのを忘れたことに気がついた。
少し残念だけど、また来ればいい。他のグルメバーガーも試したいし。
残していたオレンジジュースを飲み干して、席を立った。
レシートのバーコードをレジで読み込ませようとして、求人募集の張り紙が目についた。
さっきはレジのシステムに驚いたから気づかなかった。
とりあえず会計を済ませてから、手書きの張り紙をよく見る。
急募:レジ・ホール・調理補助スタッフ、時給と勤務曜日時間、まかない付きと書いてある。
時給は高くない。だけど、時給以上のものに惹かれている。
このお店の食べ物は、私の味覚異常を治し、味わったことのない感動を体験させてくれた。食べながら泣くという初めての体験を。
ここで働きたい。まかないを食べられるのなら、無給でもいいぐらい。
お店の雰囲気はすごく良いし、二人の女性スタッフの感じも良い。レジの奥にキッチンがあって、ふくよかなおじさんがハンバーグを焼いている。鼻歌が聴こえてきそうなぐらい、楽しそうに見える。
上機嫌で仕事をする人を、初めて見た。
職場はみんなぴりぴりしていて、営業電話をかける声が常にしている。課長が不機嫌を露にしてスタッフを叱りつける。終業後でも和やかな雰囲気はない。
仕事に楽しさや充実感などを感じたことは、一切なかった。
それが仕事なんだと思っていた。周囲がそうだから。
だけど、みんな顔色が悪かった。ノルマに追われ、契約を取ろうと毎月毎月必死だった。
私、ここで働きたい。
強い願いがこみあげてきて、白い帽子の店員さんに声をかけた。
「私、ここで働きたいです!」
4.面接
コンビニでもたまに買って食べていたけど、卵ですらも味を感じなくなっていて、がっかりしていた。
シンプルなハムきゅうりが美味しかったんだから、卵はもっと美味しいはず。
一口噛み切り、咀嚼する。
「美味しいぃ」
唸り声のようなものが出た。お店だったから声を抑えて唸る感じになったけど、家だったら叫んでいたかもしれない。
滑らかで、柔らかい。だけど、ちゃんと触感がある。
卵自体の味も濃厚。少し甘め、でも塩っけも感じられて、深みとコクがある。
そして、やっぱりパンが美味しい。
卵だ。卵の味がするよぉ。美味しいよぉ。
ぐずっと鼻が鳴った。食べ物の味を感じる、美味しいと思えることが、とてつもなく嬉しかった。
喜びは、涙となって表れた。
頬に雫を感じる。だけど、手を止められなかった。
がつがつとはいかない。一口一口丁寧に、ゆっくりしっかりと味わう。
涙はとめどなく溢れてくるけれど、拭うよりも、今は食事に集中したかった。
壁に向いて座っているから、店内にいる人に見られていないだろう。カウンター席でよかった。
「ごちそうさまでした」
とても美味しいサンドイッチだった。
満足している。
ジャケットのポケットからハンカチを取り出し、頬を拭く。
その間に、他の物も試したい衝動が湧き上がってきていた。美味しいという喜びを、戻ってきた味覚を、もっと味わいたくなっていた。
カフェのメニューを手に取る。
写真と手書きのチラシをパウチしたお手製のメニューには、グルメバーガーの他に、ホットサンド、注文後に入れてくれるというコロネもあった。
小麦が美味しかった。トーストされたパンを食べたい。
その気持ちはあったけれど、食パンを買って帰れば、自宅で楽しむことができる。
どうせなら、お店でしか食べられない物を味わいたい。
さっき店員さんが運んでいたハンバーガーが、頭から離れなかった。
食べ切れるかな、という心配もあった。もともと食が細い上に、食欲がずっと落ちていたため、胃がもっと小さくなっているだろう。サンドイッチを食べたあとに、山盛りポテトと肉厚のハンバーガーを完食できるのか。
うーん、とお腹の具合と相談する。結果、食べたい気持ちが勝った。
グルメバーガーは六種類。
プレーンはハンバーグとレタスとトマト。
プレーンにチーズとベーコンがプラスされたベーコンレタスチーズバーガー。
ベーコンレタスチーズバーガーに目玉焼きがプラスされたベーコンエッグチーズバーガー。
ベーコンレタスチーズバーガーのパティがダブルになった、ベーコンレタスチーズダブルバーガー。
プレーンにアボカドがプラスされたアボカドバーガー。
ベーコンレタスチーズダブルバーガーにアボカドがプラスされた、スペシャル全部盛りは二千円を超えていた。
私にとってハンバーガーは、手軽に食べられるファストフード。高くても700円から800円のライン。
プレーンでさえ1200円という強気な価格に驚いた。
でも、値段の意味について考える。
素朴なサンドイッチがとても美味しかった。百%の国産牛を使っていて、これだけの値段を出せば、もっと美味しい体験ができるんじゃないかな。
想像するだけで、唾が溢れる。
さっき注文していた夫婦は、食べ終えたのだろうか。
外を見るフリをして、振り向いた。
なんて満足そうな顔!
満ち足りた笑顔で、紙を折りたたんでいる。二人は「美味しかったあ。満腹ぅ」と語尾に音符かハートがついていそうな雰囲気で話している。
もう一度メニューを見直す。
そして、私は店員さんを呼んだ。
「ベーコンレタスチーズバーガーセットをください」
「つけあわせは、ポテトかオニオンリングが選べます。どちらにいたしましょうか」
少しだけ迷い、オニオンリングにした。ポテトはお腹がかなり膨れそうだし、玉ねぎなら体に良さそうだし、と背徳感に対する言い訳をしてみた。フライだから、意味はないかもしれないけれど。
運ばれてきたグルメバーガーを前にして、「おおぉー」感嘆の声が漏れる。
まずそのボリュームに驚く。串が刺さっていないと持ってくる途中で倒れちゃうよね、と思うほど具材が積みあがっていて、圧倒される。
運ばれていくのを見たけれど、自分が注文をしたものとして目の前に置かれると、すごいものを頼んじゃった感がすごい。
今からこれを食べるんだ。なぜだか笑いたくなった。
匂いはいまのところ、あまりない。
鉄板でジュージューと焼かれるぐらい肉の匂いがするのかと思っていた。
持ち上げると、ずっしりと重い。
口に近づけると、燻製されたベーコンの高い香りが最初に届いた。
「いただきます」
想像以上に刺激を受けた味覚と食欲は、サンドイッチのときとは逆に、ガツガツとハンバーガーにかぶりつかせた。
「ごちそうさまでした」
無我夢中でかぶりつき、グルメバーガーを堪能した私は手を合わせた。値段に見合う、納得の体験をした。
普段食べる量より多すぎで、お腹がはちきれそうだった。
サラダとオニオンリングは時間をかけてゆっくりと食べる。
味覚は完全に戻っていると確信した。
食べ終わってから、写真を撮るのを忘れたことに気がついた。
少し残念だけど、また来ればいい。他のグルメバーガーも試したいし。
残していたオレンジジュースを飲み干して、席を立った。
レシートのバーコードをレジで読み込ませようとして、求人募集の張り紙が目についた。
さっきはレジのシステムに驚いたから気づかなかった。
とりあえず会計を済ませてから、手書きの張り紙をよく見る。
急募:レジ・ホール・調理補助スタッフ、時給と勤務曜日時間、まかない付きと書いてある。
時給は高くない。だけど、時給以上のものに惹かれている。
このお店の食べ物は、私の味覚異常を治し、味わったことのない感動を体験させてくれた。食べながら泣くという初めての体験を。
ここで働きたい。まかないを食べられるのなら、無給でもいいぐらい。
お店の雰囲気はすごく良いし、二人の女性スタッフの感じも良い。レジの奥にキッチンがあって、ふくよかなおじさんがハンバーグを焼いている。鼻歌が聴こえてきそうなぐらい、楽しそうに見える。
上機嫌で仕事をする人を、初めて見た。
職場はみんなぴりぴりしていて、営業電話をかける声が常にしている。課長が不機嫌を露にしてスタッフを叱りつける。終業後でも和やかな雰囲気はない。
仕事に楽しさや充実感などを感じたことは、一切なかった。
それが仕事なんだと思っていた。周囲がそうだから。
だけど、みんな顔色が悪かった。ノルマに追われ、契約を取ろうと毎月毎月必死だった。
私、ここで働きたい。
強い願いがこみあげてきて、白い帽子の店員さんに声をかけた。
「私、ここで働きたいです!」
4.面接
105
あなたにおすすめの小説
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
追放された味見係、【神の舌】で冷徹皇帝と聖獣の胃袋を掴んで溺愛される
水凪しおん
BL
「無能」と罵られ、故郷の王宮を追放された「味見係」のリオ。
行き場を失った彼を拾ったのは、氷のような美貌を持つ隣国の冷徹皇帝アレスだった。
「聖獣に何か食わせろ」という無理難題に対し、リオが作ったのは素朴な野菜スープ。しかしその料理には、食べた者を癒やす伝説のスキル【神の舌】の力が宿っていた!
聖獣を元気にし、皇帝の凍てついた心をも溶かしていくリオ。
「君は俺の宝だ」
冷酷だと思われていた皇帝からの、不器用で真っ直ぐな溺愛。
これは、捨てられた料理人が温かいご飯で居場所を作り、最高にハッピーになる物語。
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる