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1章 幼稚園の先生
10. 手紙を書こう
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眠れない原因は、仕事以外にもう一つあった。
祖母のことが頭から離れなかった。
お祖母ちゃんは、私が幼稚園教諭を目指すきっかけだった。
中学校を卒業するまでは、祖父母宅から電車で二時間ほどかかる場所に住んでいたけれど、長期休暇の時は必ず帰省していた。父が同行することはなく、母と二人で。
祖父母宅には、近所の子供たちがよく遊びに来ていた。
上は小学校高学年、下は幼稚園ぐらいの子まで。
家の中でかくれんぼをしたり、庭でだるまさんがころんだをしたり、家庭菜園でできた野菜の収穫をしたり。
お祖母ちゃんが声を掛けるとみんな集まってきて、おにぎりやすいかを食べた。
兄弟姉妹に関わらず、上の子が下の子の面倒を見てあげていた。
夜以外はいつも誰かがいて、笑い声の絶えない家だった。
お祖父ちゃんは私が六年生の時に亡くなったけど、子供たちが来てくれていたから、お祖母ちゃんが寂しそうにしている様子はなかった。
お祖母ちゃんの遺品を整理した時、ハガキや便箋がたくさん出てきた。
筆まめだったお祖母ちゃんは、年がいってからも、毎年の年賀状を欠かさなかった。きっと年賀状以外にも、手紙を書いていたのだろう。いろんな人からの手紙を、大切に保管してあった。
「便箋、もらってきたよね」
きれいな便箋があったので、手元に残しておこうと思って、もらってきたのを思い出した。
あるとすれば、と私は記憶をたどりながら、チェストの引き出しを開けた。
園児たちからもらった似顔絵やお手紙を保管してある箱を取り出し、中を探してみると、
「これだ」
薄紫色の用紙に、濃い紫のラベンダーの花束が描かれた便箋と封筒を見つけた。
こんな素敵な便箋で手紙をもらったら嬉しいだろうな、と思って持って帰ってきたんだった。誰にも書く予定はないのに。
小学生の頃は仲の良い友達と年賀状を送り合っていた。お正月にポストを見るのが楽しみだった。
スマホを買ってもらってからはメールやSMSを使うようになって、年賀状も書かなくなった。
ポストに届くのは役所などからの連絡や、直接放り込まれたチラシぐらい。
今日はポストを見ていなかったことを思い出し、立ち上がって玄関に行く。
「やっぱりチラシだけだね」
知り合いから手紙が来るわけないのに、落胆している私がいた。
ごみ箱にチラシを捨て、テーブルに戻る。
ちびちびとビールを飲みながら便箋を眺めていると、ふと手紙を書きたくなった。
誰に書こう。
改めて友人に手紙を書く、というのは恥ずかしい。
お母さん?
再婚して、優しい人と新婚生活を楽しんでいるんだから、娘から突然手紙が来たら慌ててしまいそう。
ミニ缶を置き、ボールペンを握る。
少し姿勢を正した私は、便箋の頭に『前略』と書いて少し悩んだあと、続けた。
『前略、お祖母ちゃん
お元気ですか? って訊くのもおかしいのかな。肉体はないんだもんね。
もう三年も経つんだ。
お祖母ちゃんが入院して、わずか一カ月でそっちに逝ってしまうなんて、あまりに早すぎて、いまだに信じられないよ。
「ただいま」って帰ると、「おかえり」って迎えてくれるんじゃないかなって、思っちゃう。
近所の子たちと一緒に遊んだり、お祖父ちゃんお祖母ちゃんと畑になった野菜を収穫したり、料理を教えてもらったね。
遊んでいる子の名前を知らないのに仲良くなれるなんて、子供だけが持ってる特権だよね。大人になったら、名前も知らないどんな人かもわからない人と仲良くなれるなんて滅多にないもの。
いつも子供たちがいて、自分のお祖母ちゃんみたいにみんな懐いていて、誇らしい気持ちとちょっぴり寂しい気持ちを抱いたの、思い出すな。
私のお祖母ちゃんって、すごいな。でも私のお祖母ちゃんなのにって。
生きているときに話していなかったけど、あの時の体験のお陰で、進路を決めたんだよ。
幼稚園の先生になろう。子供たちを笑顔にできる、お祖母ちゃんみたいな先生にって。
実際は、難しいね。
元気でお仕事頑張ってるよって伝えたいけど、あまり元気じゃないです。
今日、私が目を離したせいで気づくのが遅れて、二人の園児がケガするほどのケンカをしちゃって。
かすり傷とはいえ、ケガをさせたらダメだよね。
子供同士は仲直りできたけど、親御さんに怒られて。
五年も先生してるのに、先生失格だなって思ってる。
投げ出すわけにはいかないから、自分で自分の機嫌取って頑張らないといけないね。
わかってはいるんだけど、今回はちょっと元気でなくって。
愚痴るつもりはなかったんだけど、お祖母ちゃんの顔を思い出したら弱気になっちゃった。
心配になるよね。ごめんね。
大丈夫。辞めるつもりはないよ。
反省して、次に活かして、切り替えるね。
しばらく帰ってないから、また帰るね。
夢に出てきてくれると嬉しいな。
早々
真衣より』
これを祖父母宅の住所に送ったら、どうなるかな。
もちろん今は誰も住んでいないから、きっと宛名不明で返ってくると思うけど。
お祖母ちゃんに届いてほしいな。
心配させる内容になった気もするけど、でもあなたの孫は頑張ってるんだよって伝えたいな。
私は封筒と財布をショルダーバッグにしまい、家を出た。
自転車でコンビニまで行き、切手を買い、レジ台の下の郵便ポストに手紙を入れた。
ついでにプリンを一個買う。
サドルにまたがって、買ったばかりのプリンを食べながら、夜空を見上げた。
薄く雲がかかっているから、星は見えない。
ぽっかりと浮かんでいる月の周りに、光の輪がにじんでいるのが見えた。
「きれー」
思い返せば、働き出してからは空を見上げる余裕なんてなくて、地面ばかりを見ている気がする。
祖父母宅は空気が澄んでいた。縁側で夜空を見上げていたお祖母ちゃんの隣に座って、星の名前をいくつか教えてもらったっけ。北極星とかオリオン座とか。
お祖母ちゃんは、あそこにいるのかもしれない。
たまには空を見上げよう。
お酒を飲んでから自転車を漕いだせいか、体がほんのり火照っている。
心も温められたのか、気持ちが少しほぐれてきた。
明日も頑張ろう。
食べ終わったプリンのケースをごみ箱に入れ、私はきこきこと自転車を漕いだ。
ときどき月を見上げながら。
次回⇒幕間:届いた手紙
祖母のことが頭から離れなかった。
お祖母ちゃんは、私が幼稚園教諭を目指すきっかけだった。
中学校を卒業するまでは、祖父母宅から電車で二時間ほどかかる場所に住んでいたけれど、長期休暇の時は必ず帰省していた。父が同行することはなく、母と二人で。
祖父母宅には、近所の子供たちがよく遊びに来ていた。
上は小学校高学年、下は幼稚園ぐらいの子まで。
家の中でかくれんぼをしたり、庭でだるまさんがころんだをしたり、家庭菜園でできた野菜の収穫をしたり。
お祖母ちゃんが声を掛けるとみんな集まってきて、おにぎりやすいかを食べた。
兄弟姉妹に関わらず、上の子が下の子の面倒を見てあげていた。
夜以外はいつも誰かがいて、笑い声の絶えない家だった。
お祖父ちゃんは私が六年生の時に亡くなったけど、子供たちが来てくれていたから、お祖母ちゃんが寂しそうにしている様子はなかった。
お祖母ちゃんの遺品を整理した時、ハガキや便箋がたくさん出てきた。
筆まめだったお祖母ちゃんは、年がいってからも、毎年の年賀状を欠かさなかった。きっと年賀状以外にも、手紙を書いていたのだろう。いろんな人からの手紙を、大切に保管してあった。
「便箋、もらってきたよね」
きれいな便箋があったので、手元に残しておこうと思って、もらってきたのを思い出した。
あるとすれば、と私は記憶をたどりながら、チェストの引き出しを開けた。
園児たちからもらった似顔絵やお手紙を保管してある箱を取り出し、中を探してみると、
「これだ」
薄紫色の用紙に、濃い紫のラベンダーの花束が描かれた便箋と封筒を見つけた。
こんな素敵な便箋で手紙をもらったら嬉しいだろうな、と思って持って帰ってきたんだった。誰にも書く予定はないのに。
小学生の頃は仲の良い友達と年賀状を送り合っていた。お正月にポストを見るのが楽しみだった。
スマホを買ってもらってからはメールやSMSを使うようになって、年賀状も書かなくなった。
ポストに届くのは役所などからの連絡や、直接放り込まれたチラシぐらい。
今日はポストを見ていなかったことを思い出し、立ち上がって玄関に行く。
「やっぱりチラシだけだね」
知り合いから手紙が来るわけないのに、落胆している私がいた。
ごみ箱にチラシを捨て、テーブルに戻る。
ちびちびとビールを飲みながら便箋を眺めていると、ふと手紙を書きたくなった。
誰に書こう。
改めて友人に手紙を書く、というのは恥ずかしい。
お母さん?
再婚して、優しい人と新婚生活を楽しんでいるんだから、娘から突然手紙が来たら慌ててしまいそう。
ミニ缶を置き、ボールペンを握る。
少し姿勢を正した私は、便箋の頭に『前略』と書いて少し悩んだあと、続けた。
『前略、お祖母ちゃん
お元気ですか? って訊くのもおかしいのかな。肉体はないんだもんね。
もう三年も経つんだ。
お祖母ちゃんが入院して、わずか一カ月でそっちに逝ってしまうなんて、あまりに早すぎて、いまだに信じられないよ。
「ただいま」って帰ると、「おかえり」って迎えてくれるんじゃないかなって、思っちゃう。
近所の子たちと一緒に遊んだり、お祖父ちゃんお祖母ちゃんと畑になった野菜を収穫したり、料理を教えてもらったね。
遊んでいる子の名前を知らないのに仲良くなれるなんて、子供だけが持ってる特権だよね。大人になったら、名前も知らないどんな人かもわからない人と仲良くなれるなんて滅多にないもの。
いつも子供たちがいて、自分のお祖母ちゃんみたいにみんな懐いていて、誇らしい気持ちとちょっぴり寂しい気持ちを抱いたの、思い出すな。
私のお祖母ちゃんって、すごいな。でも私のお祖母ちゃんなのにって。
生きているときに話していなかったけど、あの時の体験のお陰で、進路を決めたんだよ。
幼稚園の先生になろう。子供たちを笑顔にできる、お祖母ちゃんみたいな先生にって。
実際は、難しいね。
元気でお仕事頑張ってるよって伝えたいけど、あまり元気じゃないです。
今日、私が目を離したせいで気づくのが遅れて、二人の園児がケガするほどのケンカをしちゃって。
かすり傷とはいえ、ケガをさせたらダメだよね。
子供同士は仲直りできたけど、親御さんに怒られて。
五年も先生してるのに、先生失格だなって思ってる。
投げ出すわけにはいかないから、自分で自分の機嫌取って頑張らないといけないね。
わかってはいるんだけど、今回はちょっと元気でなくって。
愚痴るつもりはなかったんだけど、お祖母ちゃんの顔を思い出したら弱気になっちゃった。
心配になるよね。ごめんね。
大丈夫。辞めるつもりはないよ。
反省して、次に活かして、切り替えるね。
しばらく帰ってないから、また帰るね。
夢に出てきてくれると嬉しいな。
早々
真衣より』
これを祖父母宅の住所に送ったら、どうなるかな。
もちろん今は誰も住んでいないから、きっと宛名不明で返ってくると思うけど。
お祖母ちゃんに届いてほしいな。
心配させる内容になった気もするけど、でもあなたの孫は頑張ってるんだよって伝えたいな。
私は封筒と財布をショルダーバッグにしまい、家を出た。
自転車でコンビニまで行き、切手を買い、レジ台の下の郵便ポストに手紙を入れた。
ついでにプリンを一個買う。
サドルにまたがって、買ったばかりのプリンを食べながら、夜空を見上げた。
薄く雲がかかっているから、星は見えない。
ぽっかりと浮かんでいる月の周りに、光の輪がにじんでいるのが見えた。
「きれー」
思い返せば、働き出してからは空を見上げる余裕なんてなくて、地面ばかりを見ている気がする。
祖父母宅は空気が澄んでいた。縁側で夜空を見上げていたお祖母ちゃんの隣に座って、星の名前をいくつか教えてもらったっけ。北極星とかオリオン座とか。
お祖母ちゃんは、あそこにいるのかもしれない。
たまには空を見上げよう。
お酒を飲んでから自転車を漕いだせいか、体がほんのり火照っている。
心も温められたのか、気持ちが少しほぐれてきた。
明日も頑張ろう。
食べ終わったプリンのケースをごみ箱に入れ、私はきこきこと自転車を漕いだ。
ときどき月を見上げながら。
次回⇒幕間:届いた手紙
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