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2章 届くはずのない手紙
4.対話
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「高梨先生は、子供さん同士の謝罪は済んでいると言いましたね」
再び園長が話を進める。
「はい。佑斗君もAさんもごめんなさいと、頭を下げ合いました」
私に確認を取った園長が頷くと、佑斗くんに視線を向けた。
「佑斗くんは、どうしてごめんなさいをしたか、わかっていますか」
それまでの口調と一転して、角が取れたような、とても優しい話し方になった。
園長の視線を受けた佑斗くんは、不安そうに瞳を揺らしたあと、きゅっと表情を引き締めた。
「オレがドロボーした。置いてたスコップ持って行くのはドロボーだよね」
園長に向けて、しっかりした口調で佑斗くんは言った。
自分がしでかした事を、ちゃんとわかっていた。
「そうですね」
「オレ知らなくて。悪いことしたから、ごめんなさいした」
「正しい行動ができて、すばらしいですね」
園長はにっこりと微笑んで、佑斗くんを褒める。
強張っていた佑斗くんの顔がゆっくりと和らいでいった。叱られると思っていたのかもしれない。
「これからは、どうしますか」
「これから? 持っていかない。忘れてたら、ケーサツに持って行く」
「よくできました」
園長は拍手をして、佑斗くんをさらに褒めた。
佑斗くんが子供らしい、素直な笑顔を浮かべた。
いい顔。
ずっと不安そうにしていた佑斗くんの笑顔は、私の心をじんわりと温めてくれた。
園長が、視線を佑斗くんからお父さんに戻す。
「さて、お父様に伺います。お相手からの謝罪を求めますか?」
「当たり前だろうが」
「ではお父様も謝罪なさるお気持ちがおありなのですね」
「あ? 俺が?」
お父さんは一瞬ぽかんと口を開けたあと、目を剥いた。
「なんでだ? 俺が謝る必要はねえだろ」
「あるでしょう」
と言ったのはお母さんだった。
一度反論したことで、傍観者でいるのをやめてくれたようだ。
「相手の子供さんは何も間違っていないのに、あなたは怒鳴りつけて怖がらせたのよ。佑斗と同じまだ三歳のお子さんに」
「いちゃもんつけられたら、守るだろうがよ」
「あなたは気に食わないから怒鳴り散らしただけよ」
思わず拍手をしそうになった。
お母さんの言うとおりだ。
「おまえな!」
「お父様」
顔を赤くしたお父さんが声を荒らげようとしたのを止めたのは、またも園長だった。
「子供さんが事実を認め反省しているのに、その機会を奪うだけでなく否定なさるのですか」
「俺の子供を犯罪者にしようとしてんのは、おまえらだろうが」
「今、あなたがすべきことは、罪を認めた子供さんに寄り添うことです」
「だから守ろうとしてんだろうがよ」
「お父様のそれは守っているのではありません。隠蔽です」
「隠蔽、だと?」
お父さんが眉を顰めたあと、はっとしたように目を見開いた。
「事実を捻じ曲げれば自分たちの勝ち。声の大きい、ごねた方が勝ちだと思っているだけです。それでは子供に悪いことを教えてしまいます。大人は子供の手本とならねばなりません。間違いは認め謝罪する。あたりまえのことですよ」
自分の間違いを認めるのは、大人になればなるほど難しくなる。
そして誤魔化しや隠すことを覚える。
峯山さんのお父さんは、それができない人なんだ。大きな声を上げれば誤魔化せる。相手が委縮して、先に謝る。
そうすれば自分は謝らずに済む上に、間違っていても正しいことになる。
それを繰り返していれば、正しさの基準は歪む。自分が正しいんだと思い込む。
諭してくれる人がいなかったのか、そういう家庭で育ったのか。
お父さんも、ある意味気の毒な人なのかもしれない。
口に出したら怒声を浴びせられるだろうから言わないけど。
そう思うと、お父さんに対する恐怖心が、少し和らいだ。
園長が話している間、お父さんは静かだった。
睨みつけることもなく、何か考えているような、一点を見つめたまま黙っていた。
そして、
「……わかった。俺が悪かった」
ようやく頷いてくれた。
ほっーと、私の口から息が漏れる。
相手側だけに謝罪を求めていたお父さんがわかってくれるとは……。
でも、律くんと会わせていいのかな、という疑問が湧き上がった。
律くんが話してくれたときの、すがるような目。間違っていないはずなのに、どうして怒られたのかわからず、悲しげだった。
トラウマになっていてもおかしくない。直接の謝罪は、避けた方がいいのかもしれない。
「お父様を信用いたします」
答える園長の声から、慈愛のような優しさを感じた。
このメリハリが、園長のすごいところ。
お父さんが謝ると言ったところに水を差すのは気が引けるけど、
「あの、園長先生。Aさんは怖がらないでしょうか?」
私は臆せず、口に出した。
「そうですね」
園長が顎に手を当てた。
「怖いでしょうね。どれだけ言葉を尽くして謝ったとしても、恐怖心が先にあれば、言葉は届かないでしょう。トラウマを植え付けることになってはいけませんね」
「それに、今後も園の行事で顔を合わせることになります。お互いが気まずいのではないかと思います」
「担任が言うのなら、間違いないですね。直接はやめておきましょう。代替案はありますか?」
私が担任だからと、意見を呑んでもらえた。
認めてもらえたようで、嬉しい。
「謝罪文はどうでしょうか?」
「よろしいですね。峯山さんは、いかがですか? 他にご希望の方法がありましたら、ご提案いただければ検討いたしますよ」
私は峯山さんに目を遣る。
あんなに怒っていたのが嘘みたいに、妙にすっきりした顔をしていた。まるで憑き物が落ちたみたいに。
「わかったよ。書けばいいんだろう。俺は字が下手だけど、構わねえか」
「読めないほどであればどうかと思いますが、お心がこもっていれば、よろしいと思います」
園長の言葉に、お父さんは素直に頷いた。
「あの、私も一緒に考えますので……この度はご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした」
お母さんが頭を下げた。
「いいえ。厳しいことを申し上げましたね。これからも二人三脚で協力してまいりましょう」
心を尽くした話し合いは、園長のおかげでうまく落としどころが見つかった。
次回⇒5.私が王子様?!
再び園長が話を進める。
「はい。佑斗君もAさんもごめんなさいと、頭を下げ合いました」
私に確認を取った園長が頷くと、佑斗くんに視線を向けた。
「佑斗くんは、どうしてごめんなさいをしたか、わかっていますか」
それまでの口調と一転して、角が取れたような、とても優しい話し方になった。
園長の視線を受けた佑斗くんは、不安そうに瞳を揺らしたあと、きゅっと表情を引き締めた。
「オレがドロボーした。置いてたスコップ持って行くのはドロボーだよね」
園長に向けて、しっかりした口調で佑斗くんは言った。
自分がしでかした事を、ちゃんとわかっていた。
「そうですね」
「オレ知らなくて。悪いことしたから、ごめんなさいした」
「正しい行動ができて、すばらしいですね」
園長はにっこりと微笑んで、佑斗くんを褒める。
強張っていた佑斗くんの顔がゆっくりと和らいでいった。叱られると思っていたのかもしれない。
「これからは、どうしますか」
「これから? 持っていかない。忘れてたら、ケーサツに持って行く」
「よくできました」
園長は拍手をして、佑斗くんをさらに褒めた。
佑斗くんが子供らしい、素直な笑顔を浮かべた。
いい顔。
ずっと不安そうにしていた佑斗くんの笑顔は、私の心をじんわりと温めてくれた。
園長が、視線を佑斗くんからお父さんに戻す。
「さて、お父様に伺います。お相手からの謝罪を求めますか?」
「当たり前だろうが」
「ではお父様も謝罪なさるお気持ちがおありなのですね」
「あ? 俺が?」
お父さんは一瞬ぽかんと口を開けたあと、目を剥いた。
「なんでだ? 俺が謝る必要はねえだろ」
「あるでしょう」
と言ったのはお母さんだった。
一度反論したことで、傍観者でいるのをやめてくれたようだ。
「相手の子供さんは何も間違っていないのに、あなたは怒鳴りつけて怖がらせたのよ。佑斗と同じまだ三歳のお子さんに」
「いちゃもんつけられたら、守るだろうがよ」
「あなたは気に食わないから怒鳴り散らしただけよ」
思わず拍手をしそうになった。
お母さんの言うとおりだ。
「おまえな!」
「お父様」
顔を赤くしたお父さんが声を荒らげようとしたのを止めたのは、またも園長だった。
「子供さんが事実を認め反省しているのに、その機会を奪うだけでなく否定なさるのですか」
「俺の子供を犯罪者にしようとしてんのは、おまえらだろうが」
「今、あなたがすべきことは、罪を認めた子供さんに寄り添うことです」
「だから守ろうとしてんだろうがよ」
「お父様のそれは守っているのではありません。隠蔽です」
「隠蔽、だと?」
お父さんが眉を顰めたあと、はっとしたように目を見開いた。
「事実を捻じ曲げれば自分たちの勝ち。声の大きい、ごねた方が勝ちだと思っているだけです。それでは子供に悪いことを教えてしまいます。大人は子供の手本とならねばなりません。間違いは認め謝罪する。あたりまえのことですよ」
自分の間違いを認めるのは、大人になればなるほど難しくなる。
そして誤魔化しや隠すことを覚える。
峯山さんのお父さんは、それができない人なんだ。大きな声を上げれば誤魔化せる。相手が委縮して、先に謝る。
そうすれば自分は謝らずに済む上に、間違っていても正しいことになる。
それを繰り返していれば、正しさの基準は歪む。自分が正しいんだと思い込む。
諭してくれる人がいなかったのか、そういう家庭で育ったのか。
お父さんも、ある意味気の毒な人なのかもしれない。
口に出したら怒声を浴びせられるだろうから言わないけど。
そう思うと、お父さんに対する恐怖心が、少し和らいだ。
園長が話している間、お父さんは静かだった。
睨みつけることもなく、何か考えているような、一点を見つめたまま黙っていた。
そして、
「……わかった。俺が悪かった」
ようやく頷いてくれた。
ほっーと、私の口から息が漏れる。
相手側だけに謝罪を求めていたお父さんがわかってくれるとは……。
でも、律くんと会わせていいのかな、という疑問が湧き上がった。
律くんが話してくれたときの、すがるような目。間違っていないはずなのに、どうして怒られたのかわからず、悲しげだった。
トラウマになっていてもおかしくない。直接の謝罪は、避けた方がいいのかもしれない。
「お父様を信用いたします」
答える園長の声から、慈愛のような優しさを感じた。
このメリハリが、園長のすごいところ。
お父さんが謝ると言ったところに水を差すのは気が引けるけど、
「あの、園長先生。Aさんは怖がらないでしょうか?」
私は臆せず、口に出した。
「そうですね」
園長が顎に手を当てた。
「怖いでしょうね。どれだけ言葉を尽くして謝ったとしても、恐怖心が先にあれば、言葉は届かないでしょう。トラウマを植え付けることになってはいけませんね」
「それに、今後も園の行事で顔を合わせることになります。お互いが気まずいのではないかと思います」
「担任が言うのなら、間違いないですね。直接はやめておきましょう。代替案はありますか?」
私が担任だからと、意見を呑んでもらえた。
認めてもらえたようで、嬉しい。
「謝罪文はどうでしょうか?」
「よろしいですね。峯山さんは、いかがですか? 他にご希望の方法がありましたら、ご提案いただければ検討いたしますよ」
私は峯山さんに目を遣る。
あんなに怒っていたのが嘘みたいに、妙にすっきりした顔をしていた。まるで憑き物が落ちたみたいに。
「わかったよ。書けばいいんだろう。俺は字が下手だけど、構わねえか」
「読めないほどであればどうかと思いますが、お心がこもっていれば、よろしいと思います」
園長の言葉に、お父さんは素直に頷いた。
「あの、私も一緒に考えますので……この度はご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした」
お母さんが頭を下げた。
「いいえ。厳しいことを申し上げましたね。これからも二人三脚で協力してまいりましょう」
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次回⇒5.私が王子様?!
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