24 / 111
第1章 優しい先輩と不機嫌な先輩
意思の弱いぼく*
しおりを挟む
ぼくは金魚か鯉のように口をパクパクさせる。
いきなりエッチはハードルが高すぎるけど、抜いてくれるだけだったらクリア出来そうだ……
──じゃなくて! ダメだよそんなの! これ以上したら!
今だったらまだ間に合う。
実はぼく、間違えたんです。
歩太先輩が好きだから、聖先輩とはお付き合いできないんです。だから聖先輩がいくらぼくと付き合っていけそうだと思っても無意味なんです。
そうやって言えばいい。
簡単なことじゃないか。
大丈夫。たとえ不機嫌にさせたとしても、元はと言えば聖先輩が勘違いしたのが悪いんだから。
「どうするんだ」
何も答えないぼくに痺れを切らした聖先輩は、ムッとしながらさらに体の内側に手を滑らせる。
またさらにビクンッと肩が跳ねて、その弾みで下着にシミを作ってしまったような気がして、冷や汗をかく。
ぼくは天使の小峰 雫。
何をやらせてもいまいちだけど、マナーはちゃんと守ります。だから聖先輩の申し出も、きちんとお断りをします。好きでもない男に抜いてもらうだなんて言語道断。ぼくは歩太先輩とハッピーエンドを迎えるために日々頑張ってきたのです。
勃ってしまったものはしょうがないです。辛いけど少し我慢をして、家に着いたら思い切り欲を吐き出せばいいでしょう。それこそが善人の行いです。
耳元にいた天使のぼくは、聖先輩の長い指の爪先がぼくの睾丸に布の上から触れてしまった瞬間、ぷちっと潰されてしまった。
「お願いします」
あぁー! もうっ! ぼくの馬鹿ー!
なんでこんなに意思が弱いのだ。
流されやすい自分が情けなくて両手で顔を押さえていると、聖先輩は小さく返事をして、ぼくのベルトを外しにかかった。
「あの、聖先輩」
「何」
「このことは、誰にも……」
恥ずかしさのあまり涙目になって懇願すると、聖先輩はじっとぼくを見つめて吹き出した。
「当たり前だろ」
そう言いながらボタンを外してチャックを下げる。
勃ちあがりすぎて圧迫されていたから、少しだけ解放された気分になる。
「尻上げて」
「は、はい」
脱がせやすいように腰を浮かせると、聖先輩は制服とトランクスを一緒に一気に下へ引っ張った。
ぼくのピンク色の元気いっぱいなものが顔を覗かせた。亀頭部分には怪しい水溜まりができていて、黒いトランクスの内側はびっしょりと濡れていた。
「あ、凄いな。先走りでぐっしょり」
「あっ……ん」
いきなり卑猥なことを言うから、それだけで体の奥がゾクゾクした。
ピクン、とそれがまた反り返って、亀頭にじんわりと水をますます貯めていく。
衣類は全部脱がされず、膝あたりで固定される。
足を動かせば足首まで脱げそうだけど、聖先輩が両足の間に膝を入れてゆっくりと押し倒してきたので身動きが取れなかった。
いきなりエッチはハードルが高すぎるけど、抜いてくれるだけだったらクリア出来そうだ……
──じゃなくて! ダメだよそんなの! これ以上したら!
今だったらまだ間に合う。
実はぼく、間違えたんです。
歩太先輩が好きだから、聖先輩とはお付き合いできないんです。だから聖先輩がいくらぼくと付き合っていけそうだと思っても無意味なんです。
そうやって言えばいい。
簡単なことじゃないか。
大丈夫。たとえ不機嫌にさせたとしても、元はと言えば聖先輩が勘違いしたのが悪いんだから。
「どうするんだ」
何も答えないぼくに痺れを切らした聖先輩は、ムッとしながらさらに体の内側に手を滑らせる。
またさらにビクンッと肩が跳ねて、その弾みで下着にシミを作ってしまったような気がして、冷や汗をかく。
ぼくは天使の小峰 雫。
何をやらせてもいまいちだけど、マナーはちゃんと守ります。だから聖先輩の申し出も、きちんとお断りをします。好きでもない男に抜いてもらうだなんて言語道断。ぼくは歩太先輩とハッピーエンドを迎えるために日々頑張ってきたのです。
勃ってしまったものはしょうがないです。辛いけど少し我慢をして、家に着いたら思い切り欲を吐き出せばいいでしょう。それこそが善人の行いです。
耳元にいた天使のぼくは、聖先輩の長い指の爪先がぼくの睾丸に布の上から触れてしまった瞬間、ぷちっと潰されてしまった。
「お願いします」
あぁー! もうっ! ぼくの馬鹿ー!
なんでこんなに意思が弱いのだ。
流されやすい自分が情けなくて両手で顔を押さえていると、聖先輩は小さく返事をして、ぼくのベルトを外しにかかった。
「あの、聖先輩」
「何」
「このことは、誰にも……」
恥ずかしさのあまり涙目になって懇願すると、聖先輩はじっとぼくを見つめて吹き出した。
「当たり前だろ」
そう言いながらボタンを外してチャックを下げる。
勃ちあがりすぎて圧迫されていたから、少しだけ解放された気分になる。
「尻上げて」
「は、はい」
脱がせやすいように腰を浮かせると、聖先輩は制服とトランクスを一緒に一気に下へ引っ張った。
ぼくのピンク色の元気いっぱいなものが顔を覗かせた。亀頭部分には怪しい水溜まりができていて、黒いトランクスの内側はびっしょりと濡れていた。
「あ、凄いな。先走りでぐっしょり」
「あっ……ん」
いきなり卑猥なことを言うから、それだけで体の奥がゾクゾクした。
ピクン、とそれがまた反り返って、亀頭にじんわりと水をますます貯めていく。
衣類は全部脱がされず、膝あたりで固定される。
足を動かせば足首まで脱げそうだけど、聖先輩が両足の間に膝を入れてゆっくりと押し倒してきたので身動きが取れなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
有能副会長はポンコツを隠したい。
さんから
BL
2.6タイトル変更しました。
この高校の生徒会副会長を務める僕・東山 優真は、普段の仕事ぶりから次期生徒会長の最有力候補と言われている。……んだけど、実際は詰めの甘さやうっかりミスを根性論でカバーしてきたポンコツだ。
こんなに頑張れているのは、密かに思いを寄せている安西生徒会長のため。
ある日、なんの奇跡か会長に告白され晴れて恋人同士となった僕は、大好きな人に幻滅されないためにポンコツを隠し通すと決めたけど……!?(内容は他サイト版と同じですが、こちらの方がちょっと読みやすいはずです)
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
俺の親友がモテ過ぎて困る
くるむ
BL
☆完結済みです☆
番外編として短い話を追加しました。
男子校なのに、当たり前のように毎日誰かに「好きだ」とか「付き合ってくれ」とか言われている俺の親友、結城陽翔(ゆうきはるひ)
中学の時も全く同じ状況で、女子からも男子からも追い掛け回されていたらしい。
一時は断るのも面倒くさくて、誰とも付き合っていなければそのままOKしていたらしいのだけど、それはそれでまた面倒くさくて仕方がなかったのだそうだ(ソリャソウダロ)
……と言う訳で、何を考えたのか陽翔の奴、俺に恋人のフリをしてくれと言う。
て、お前何考えてんの?
何しようとしてんの?
……てなわけで、俺は今日もこいつに振り回されています……。
美形策士×純情平凡♪
告白ごっこ
みなみ ゆうき
BL
ある事情から極力目立たず地味にひっそりと学園生活を送っていた瑠衣(るい)。
ある日偶然に自分をターゲットに告白という名の罰ゲームが行われることを知ってしまう。それを実行することになったのは学園の人気者で同級生の昴流(すばる)。
更に1ヶ月以内に昴流が瑠衣を口説き落とし好きだと言わせることが出来るかということを新しい賭けにしようとしている事に憤りを覚えた瑠衣は一計を案じ、自分の方から先に告白をし、その直後に全てを知っていると種明かしをすることで、早々に馬鹿げたゲームに決着をつけてやろうと考える。しかし、この告白が原因で事態は瑠衣の想定とは違った方向に動きだし……。
テンプレの罰ゲーム告白ものです。
表紙イラストは、かさしま様より描いていただきました!
ムーンライトノベルズでも同時公開。
兄貴同士でキスしたら、何か問題でも?
perari
BL
挑戦として、イヤホンをつけたまま、相手の口の動きだけで会話を理解し、電話に答える――そんな遊びをしていた時のことだ。
その最中、俺の親友である理光が、なぜか俺の彼女に電話をかけた。
彼は俺のすぐそばに身を寄せ、薄い唇をわずかに結び、ひと言つぶやいた。
……その瞬間、俺の頭は真っ白になった。
口の動きで読み取った言葉は、間違いなくこうだった。
――「光希、俺はお前が好きだ。」
次の瞬間、電話の向こう側で彼女の怒りが炸裂したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる