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第3章 ぼくに降り注ぐのはドキドキとモヤモヤと。
カラコン野郎再び1
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月曜の放課後、聖先輩は話に出ていた友達の宮本くんと福田くんに練習を教える事になったらしく、ぼくの練習はなくなった。
一緒に混ざるか? と言われたけれど、そこまでのレベルに達していないので止めておいた。
乙葉と一緒に帰る事にして、学校を出る。
乙葉は自転車通学で駅とは反対方向に行かなくちゃならないのに、暇だからと駅まで一緒に行ってくれるらしい。
姉ちゃんに調子に乗るなと一喝されたと言ったら爆笑され、カラコン野郎の事も話したら、聖先輩との関係に気付いてるのかもしれないね、とぼくと同じような予測を立てた。
「だよね? だってそうじゃないとぼくにあんな風に攻撃するメリットはないもん!」
「聖先輩と急に一緒にいるようになったのが、そいつにとってはあんまり面白い事じゃなかったのかも」
という事はあいつ、聖先輩の事が好きなのか?
けど聖先輩はあいつの事を知らないって言ってたし、仲良くしてるって訳でも無さそうだ。
好きだったらアプローチとかするのは当たり前だと思うけど、世の中には色んな人がいる。実際に喋らなくても、遠くから眺めていられるだけで幸せ、だなんて人もいるくらいだ。
え、カラコン野郎、あんな風貌で聖先輩を遠くから見て恋してるっていうの?
想像したら笑えて、吹き出してしまった。
「もしかして、無駄にオシャレにしてるのって聖先輩のためだったり?」
「うーん、それは分かんないけど……ね、雫。そのカラコンの人って、背は結構高い?」
「ん? 高かったよ。乙葉と同じか、それ以上」
「目はちょっと細めで短髪で、制服着崩してる?」
「えっ? 乙葉、そのカラコン野郎知ってるの?」
「いや、多分いま俺たちの後ろにいる」
「はぃっ?!」
咄嗟に振り返ると、三、四メートル後ろに四人で並んで歩いている生徒がいた。一人だけ頭一個分飛び出して目立っている男が紛れもなくあの時のカラコン野郎だった。
ポケットに手を突っ込みながらガムを噛み、ぼくを遠くから気だるそうに見つめている。
一緒に混ざるか? と言われたけれど、そこまでのレベルに達していないので止めておいた。
乙葉と一緒に帰る事にして、学校を出る。
乙葉は自転車通学で駅とは反対方向に行かなくちゃならないのに、暇だからと駅まで一緒に行ってくれるらしい。
姉ちゃんに調子に乗るなと一喝されたと言ったら爆笑され、カラコン野郎の事も話したら、聖先輩との関係に気付いてるのかもしれないね、とぼくと同じような予測を立てた。
「だよね? だってそうじゃないとぼくにあんな風に攻撃するメリットはないもん!」
「聖先輩と急に一緒にいるようになったのが、そいつにとってはあんまり面白い事じゃなかったのかも」
という事はあいつ、聖先輩の事が好きなのか?
けど聖先輩はあいつの事を知らないって言ってたし、仲良くしてるって訳でも無さそうだ。
好きだったらアプローチとかするのは当たり前だと思うけど、世の中には色んな人がいる。実際に喋らなくても、遠くから眺めていられるだけで幸せ、だなんて人もいるくらいだ。
え、カラコン野郎、あんな風貌で聖先輩を遠くから見て恋してるっていうの?
想像したら笑えて、吹き出してしまった。
「もしかして、無駄にオシャレにしてるのって聖先輩のためだったり?」
「うーん、それは分かんないけど……ね、雫。そのカラコンの人って、背は結構高い?」
「ん? 高かったよ。乙葉と同じか、それ以上」
「目はちょっと細めで短髪で、制服着崩してる?」
「えっ? 乙葉、そのカラコン野郎知ってるの?」
「いや、多分いま俺たちの後ろにいる」
「はぃっ?!」
咄嗟に振り返ると、三、四メートル後ろに四人で並んで歩いている生徒がいた。一人だけ頭一個分飛び出して目立っている男が紛れもなくあの時のカラコン野郎だった。
ポケットに手を突っ込みながらガムを噛み、ぼくを遠くから気だるそうに見つめている。
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