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34 自分の気持ち
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「今日、隣で寝ていいの?」
一織が、初めて確認してきた。
いつもは当たり前のように隣で眠るくせに。
「当たり前だろ。早く来いよ。」
そう伝えると、一織が嬉しそうに隣に来て、俺を抱きしめた。
いつもの、当たり前の行動だ。
俺も抵抗なく、一織の胸に顔をうずめる。
そして、思い切って聞いてみる。
「一織は、どうして俺なの?」
「ん?」
「一織の周りには、俺なんかよりいいやつ、たくさんいるだろ? どうして?」
「どうして……。どうしてって言われると、理由なんてないかも」
「え……」
「千尋を見つけたとき、もう千尋しか目に入らなくなって……でも、声をかけられなくて……。三年になって、今、千尋のそばにいられて……誰かじゃなくて、千尋しか見てない。でも、それは俺の気持ちで……だから千尋が答えを出すまで、待つ」
「俺が、答えなかったら……?」
「ずっとそばにいて、答えるまで待つ」
「俺が、離れていったらどうする?」
「千尋が……俺から離れるなんて、考えたくない。けど、千尋が困ることは、しないよ。それに俺から離れることはない」
「そっか」
一織は俺から離れることは、無いんだ。
今日、ちゃんと気持ちを伝えようと思っていたのに、一織の声と、その優しさと気持ちに、安心してしまって、不覚にも、そのまま眠ってしまった。
朝、目が覚めて、
一織に一方的に気持ちを聞いて、何も答えていない自分に気づいた。
俺のバカ。
何やってんの。
伝えるって言ったのに。
見上げると、一織はすやすやと眠っている。
そっと、一織の顔に手を伸ばす。
ほんと、無駄にイケメンだな。
「好きだよ。一織。」
そう言って、俺は一織の頬にキスをした。
唇が離れる、そのタイミングで――
一織の目が、ぱちりと開いた。
「うわっ。急に目、開けるなよ。びっくりした。」
「千尋、今……。」
「ん?」
「今、俺のこと、好きって言った?」
「……言ってない。」
「言った。」
「……言ってない。」
「ねぇ、もう一回。もう一回、ちゃんと聞かせて。」
「……。」
「お願い。」
「……一織のことが好き。」
「もう、逃がさないから」
そう言って、一織は俺の額にキスをした。
一織が、初めて確認してきた。
いつもは当たり前のように隣で眠るくせに。
「当たり前だろ。早く来いよ。」
そう伝えると、一織が嬉しそうに隣に来て、俺を抱きしめた。
いつもの、当たり前の行動だ。
俺も抵抗なく、一織の胸に顔をうずめる。
そして、思い切って聞いてみる。
「一織は、どうして俺なの?」
「ん?」
「一織の周りには、俺なんかよりいいやつ、たくさんいるだろ? どうして?」
「どうして……。どうしてって言われると、理由なんてないかも」
「え……」
「千尋を見つけたとき、もう千尋しか目に入らなくなって……でも、声をかけられなくて……。三年になって、今、千尋のそばにいられて……誰かじゃなくて、千尋しか見てない。でも、それは俺の気持ちで……だから千尋が答えを出すまで、待つ」
「俺が、答えなかったら……?」
「ずっとそばにいて、答えるまで待つ」
「俺が、離れていったらどうする?」
「千尋が……俺から離れるなんて、考えたくない。けど、千尋が困ることは、しないよ。それに俺から離れることはない」
「そっか」
一織は俺から離れることは、無いんだ。
今日、ちゃんと気持ちを伝えようと思っていたのに、一織の声と、その優しさと気持ちに、安心してしまって、不覚にも、そのまま眠ってしまった。
朝、目が覚めて、
一織に一方的に気持ちを聞いて、何も答えていない自分に気づいた。
俺のバカ。
何やってんの。
伝えるって言ったのに。
見上げると、一織はすやすやと眠っている。
そっと、一織の顔に手を伸ばす。
ほんと、無駄にイケメンだな。
「好きだよ。一織。」
そう言って、俺は一織の頬にキスをした。
唇が離れる、そのタイミングで――
一織の目が、ぱちりと開いた。
「うわっ。急に目、開けるなよ。びっくりした。」
「千尋、今……。」
「ん?」
「今、俺のこと、好きって言った?」
「……言ってない。」
「言った。」
「……言ってない。」
「ねぇ、もう一回。もう一回、ちゃんと聞かせて。」
「……。」
「お願い。」
「……一織のことが好き。」
「もう、逃がさないから」
そう言って、一織は俺の額にキスをした。
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