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「オムライス、好き」
急にそんなことを言う。
「知ってる」
「千尋が作るのが、好き」
それも知ってる。
「千尋、好き」
「…うん」
俺はフライパンから目を離さない。
「怖かった?」
…
…
…
一織は、怖がらせないように俺の傍に来ないのかもしれない。
フライパンの火を止めて、一直線に一織のところへ行く。
怒っている俺の顔を見て、一織は少し悲しそうな顔をした。
俺は一織の首の後ろに手をやり、ぐいっと引き寄せてキスをする。
一織は少し驚いたけど、そのまま受け入れてくれた。
一織がする、長い長いキス。
いつも一織がしてくれるキス。
そして、ゆっくり離れる。
「怖くない。嫌じゃない。悲しむな」
一織の目を見て、ちゃんと言った。
「でも…」
俺は一織の胸に頭を預けて、下を見る。
「恥ずかしいんだよ…。色々見られたりするかも、とか…。なんか、もっとしたくなったらどうしたらいいんだろう、とか…考えちゃうんだ」
こんなこと言ってる顔、見られたくない。
「千尋。こっち見て」
「やだ。恥ずかしい」
「お願い。ね?」
一織に言われて顔を上げる。
一織は、すごく優しい顔をしていた。安心した顔。
「一織が不安になること、ないから」
「ん」
「ちゃんと、進みたいって思ってる」
「それって…千尋と、恋人になるってこと?」
一織に言われて、それも曖昧にしてたことに気づく。
俺は静かに頷いた。
一織の顔が、また近づいてくる。
咄嗟に一織の口に手を当てる。
「もう!すぐ調子に乗る」
一織は、その手にキスを落とした。
「だって…嬉しくて。ねぇ、本当に俺、千尋の恋人?」
「そうだよ」
「ねぇ、本当に?」
「そうだって」
「やっぱり取り消す、とかない?」
「ない」
「本当に?」
「一織!これ以上言うと、取り消すよ?」
「やだ。千尋はもう俺の」
…ったく、しつこい。
でも、これだけ俺は一織を不安にさせてたんだなって、少し反省した。
「一織、オムライス、食べよ」
「ん」
急にそんなことを言う。
「知ってる」
「千尋が作るのが、好き」
それも知ってる。
「千尋、好き」
「…うん」
俺はフライパンから目を離さない。
「怖かった?」
…
…
…
一織は、怖がらせないように俺の傍に来ないのかもしれない。
フライパンの火を止めて、一直線に一織のところへ行く。
怒っている俺の顔を見て、一織は少し悲しそうな顔をした。
俺は一織の首の後ろに手をやり、ぐいっと引き寄せてキスをする。
一織は少し驚いたけど、そのまま受け入れてくれた。
一織がする、長い長いキス。
いつも一織がしてくれるキス。
そして、ゆっくり離れる。
「怖くない。嫌じゃない。悲しむな」
一織の目を見て、ちゃんと言った。
「でも…」
俺は一織の胸に頭を預けて、下を見る。
「恥ずかしいんだよ…。色々見られたりするかも、とか…。なんか、もっとしたくなったらどうしたらいいんだろう、とか…考えちゃうんだ」
こんなこと言ってる顔、見られたくない。
「千尋。こっち見て」
「やだ。恥ずかしい」
「お願い。ね?」
一織に言われて顔を上げる。
一織は、すごく優しい顔をしていた。安心した顔。
「一織が不安になること、ないから」
「ん」
「ちゃんと、進みたいって思ってる」
「それって…千尋と、恋人になるってこと?」
一織に言われて、それも曖昧にしてたことに気づく。
俺は静かに頷いた。
一織の顔が、また近づいてくる。
咄嗟に一織の口に手を当てる。
「もう!すぐ調子に乗る」
一織は、その手にキスを落とした。
「だって…嬉しくて。ねぇ、本当に俺、千尋の恋人?」
「そうだよ」
「ねぇ、本当に?」
「そうだって」
「やっぱり取り消す、とかない?」
「ない」
「本当に?」
「一織!これ以上言うと、取り消すよ?」
「やだ。千尋はもう俺の」
…ったく、しつこい。
でも、これだけ俺は一織を不安にさせてたんだなって、少し反省した。
「一織、オムライス、食べよ」
「ん」
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2026/01/10 『1.出会い』を分割し、後半部分を『2.引き取ります。』として公開しました。
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