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第27話 狙われたのは
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ピピッ、ピピッ——
警告音が何度も響く。
「ログアラート?」
異変に気づいたリョクが僕のデスクに駆け寄ってくる。
「うん……かかった……!」
緊張が走る。そのとき、スマホが震えた。
アキトさんからだ。
「あっ、アキトさん! はい、こっちでも追跡してます。仮想トンネル経由だけど——できる限り追ってみます」
そう伝えた瞬間、画面に新たな情報が表示される。
「……待って。時間指定でアクセスされてる……?」
耳元から聞こえるアキトさんの声が、急に途切れる。
「……もしもし!? アキトさん? アキトさん!!」
「どうした? アキトさんになにかあった? 繋がらない?」
焦る僕に、リョクが即座に声をかけてくる。
そして冷静に指示を出した。
「先に、レイさんに連絡して。モニターを見る限り、アキトさんのGPSは動いてる。こっちから追いかける。情報は送り続けて。レイさんには、バイク借りて向かうって伝えて」
「……わかった。リョク、ごめん……お願い!」
急いでレイに連絡を取ろうとスマホを握る。でも、手が震えてボタンが押せない。
そのとき——
スマホが鳴った。表示された名前はキョウカさん。
「アキトが……アキトがいなくなったの! アオくん、アキトの場所、わかる?」
泣きそうなほど切迫した声。
何かを伝えようとしたとき、電話口の声がレイに代わった。
「アキトが連れ去られる前に、バングルを外して落として気づかせてくれてる。確認したら、連れ去られてからまだ5分しか経っていない。GPSの情報くれる?」
落ち着いたレイの声。
その声に、少しだけ心が冷静さを取り戻す。
「すぐにレイにも送るね。あと、リョクが現地に向かってる。でも、特定が難しくて……」
「わかった。アオの端末じゃ限界がある。気づいてると思うけど、社長室のもう一つのドアを開けて」
「あっ……あのドア?」
「そう。今からパスを伝える。入力して、手をかざして。アオなら認証が通るはずだ」
「わかった」
手続きをして、ドアを開ける。そこはアキトさんの部屋につながっていた。
無数のモニターと、天井まで積み上げられたサーバー群。
「……アキトさん、これ全部……ひとりで管理してたの……?」
あまりの光景に息を飲む。
「アオ?」
レイの声が、イヤホンから再び届いた。
「あっ。すみません。大丈夫です」
「左側の棚の、一番下にノートがある。取り出して」
「ありました」
「今からこっちでアクセス制限を解除する。解除が終わったら、そのノートに従って操作して」
「はい」
「アキトの紋章データを今から送る。それをもとにログを表示して、リョクとオレに情報をリアルタイムで送って」
「了解です。……あの、キョウカさんは……?」
「キョウカはそっちに向かわせる。アオの近くにいたほうがいい」
「わかりました。何かあったら、すぐ連絡します」
僕はモニターの前に座り直した。
警告音が何度も響く。
「ログアラート?」
異変に気づいたリョクが僕のデスクに駆け寄ってくる。
「うん……かかった……!」
緊張が走る。そのとき、スマホが震えた。
アキトさんからだ。
「あっ、アキトさん! はい、こっちでも追跡してます。仮想トンネル経由だけど——できる限り追ってみます」
そう伝えた瞬間、画面に新たな情報が表示される。
「……待って。時間指定でアクセスされてる……?」
耳元から聞こえるアキトさんの声が、急に途切れる。
「……もしもし!? アキトさん? アキトさん!!」
「どうした? アキトさんになにかあった? 繋がらない?」
焦る僕に、リョクが即座に声をかけてくる。
そして冷静に指示を出した。
「先に、レイさんに連絡して。モニターを見る限り、アキトさんのGPSは動いてる。こっちから追いかける。情報は送り続けて。レイさんには、バイク借りて向かうって伝えて」
「……わかった。リョク、ごめん……お願い!」
急いでレイに連絡を取ろうとスマホを握る。でも、手が震えてボタンが押せない。
そのとき——
スマホが鳴った。表示された名前はキョウカさん。
「アキトが……アキトがいなくなったの! アオくん、アキトの場所、わかる?」
泣きそうなほど切迫した声。
何かを伝えようとしたとき、電話口の声がレイに代わった。
「アキトが連れ去られる前に、バングルを外して落として気づかせてくれてる。確認したら、連れ去られてからまだ5分しか経っていない。GPSの情報くれる?」
落ち着いたレイの声。
その声に、少しだけ心が冷静さを取り戻す。
「すぐにレイにも送るね。あと、リョクが現地に向かってる。でも、特定が難しくて……」
「わかった。アオの端末じゃ限界がある。気づいてると思うけど、社長室のもう一つのドアを開けて」
「あっ……あのドア?」
「そう。今からパスを伝える。入力して、手をかざして。アオなら認証が通るはずだ」
「わかった」
手続きをして、ドアを開ける。そこはアキトさんの部屋につながっていた。
無数のモニターと、天井まで積み上げられたサーバー群。
「……アキトさん、これ全部……ひとりで管理してたの……?」
あまりの光景に息を飲む。
「アオ?」
レイの声が、イヤホンから再び届いた。
「あっ。すみません。大丈夫です」
「左側の棚の、一番下にノートがある。取り出して」
「ありました」
「今からこっちでアクセス制限を解除する。解除が終わったら、そのノートに従って操作して」
「はい」
「アキトの紋章データを今から送る。それをもとにログを表示して、リョクとオレに情報をリアルタイムで送って」
「了解です。……あの、キョウカさんは……?」
「キョウカはそっちに向かわせる。アオの近くにいたほうがいい」
「わかりました。何かあったら、すぐ連絡します」
僕はモニターの前に座り直した。
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