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第一章 覚悟
第一話 同郷
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戦おう、そしていつか元の世界に....家族のところへ帰る。まぁその前にこの状況をどうにかしないとな。
「まぁその前にこの状況をどうにかしないとな。」
そう呟き俺は手に繋がれている鎖といかにも地下牢って感じの部屋に閉じ込められた経緯を思い出す。
あの剣を託された後俺は白い空間から解放され本当の異世界に降り立った。まぁ降り立ったところが国の検問所?の眼の前でありおそらく異世界語である言葉で。
『^ー^ーー^c2!!』 『x235g7っr5う!!!』
と怒鳴られ、殴られ、取り押さえられ、石を投げられ散々だった。異世界生活開始1秒で大ピンチになり手枷をつけられ目隠しをされ視界が開けるとこんな有様になっていた。
一応引っ張って取れるか試してみたがビクともしなっかった。
ーー剣は盗られてるし、鎖も取れないし、これからどうなるんだ俺は。
床に寝転がり途方に暮れていると、段々と外が騒がしくなっていく。鉄格子に張り付き外の様子を見ようとする。なにやら外で言い合いをしているらしい。そして一人の同い年くらいの少女、両腰に短剣を装備いている。もう一方は30代くらいの鎧を身にまとった男、背中に黒一色で統一された大剣を装備している近づいてくる。少女の方は綺麗なこげ茶色のミディアムヘア、くっきりとした二重に瞳は宝石のような琥珀色。男の方は鎧の上から見ても筋肉質で身長が174cmある俺を見下ろすくらいデカい。
顔はとても凛としていて顔には深いシワが刻まれており貫禄が半端ない、それに少し暗めな青色の髪の色が彼の存在感を際立たせている。
男が少女に尋ねるように話し、少女はドンッと胸を叩きこちらを向き親しげに話しかけようとしてくる。
ーーそんなことしても俺には言葉が分からないんだ。あぁもうせっかくのチャンスかもしれないのに。
そう肩を落としていると何処か安心するしかししっかりと筋の通った声が俺の耳を優しく包む。聞いても意味ないと思って聞き流そうとしていたが聞き慣れていた言語が自然と耳に入ってくる。
「始めまして、私の名前はコハル。あなたのお名前は?」
「な、な、なんで日本語が喋れるんだ?」
「説明は後で、今は時間がないから。早く私達についてきて!」
「つ、ついてきてって言われても俺拘束されてて身動き取れないんですけど。」
俺がそう言うとコハルはハッとした顔になり右手を突き出しこう唱える。
「アイス・ボルト!」
そう唱えるとコハルの手のひらから氷の弾丸のようなものが発射され檻を突き破る。驚いて呆けていると、男が近づき鎖を手で握りつぶす。外れた鎖を見て呆気に取られていると男が急かす。
「……行くぞ、少年。あまり時間がない」
「時間がないってどういう事なんですか?」
「それは後で説明するから、とにかく今は早く私たちに着いてきて。」
言われるがままに2人の後を走って追いかける。所々に血痕があったのは見ないフリをしておこう。長い螺旋階段を登り、ついに地上に着く。眩しい光、たがそこに広がっていたのは賑やかな街中でもない。スラム街と言うのがあってるだろう。おそらく犯罪者は城の近くで捕まえておくのも嫌なのだろう。それでこのスラム街に作ったのだろう。だか遠くに目を凝らすとどデカいお城が見える。その周りを囲むように塀も見える。多分俺はそこに転移した。
一一あぁ、もう俺は本当に異世界にきてしまったんだな。
「急いで!早くしないと殺されるよ!」
するとコハルがダッシュでこっちに戻ってきて手を掴み引っ張る。あまりの速さに体が浮きそうになるのを必死に耐えて走る。
「なんで殺されるんですかー?!」
「今は説明してる暇ないからあとで!ヴィルツ!あとは任せるね!」
そうコハルが言うと男はそこに止まり大剣を抜き後ろを向いて構える。
ーー何してるんだ?
するとそこに鎧を着た騎士達が男の前に現れる。ざっと20人ほどだろう、騎士達の先頭にいた騎士がヴィルツに問いかける。
「あの少年を庇った罪、だいぶ重いぞ。」
「.......そうか」
「いいのか?まだ名も知らない少年を庇って殺されるんだぞ?」
「.....」
「まぁいい、ここで私たち騎士団に殺されるが良い。」
そこで騎士たちはヴィルツに剣を向け斬りかかる。ヴィルツは健闘したが騎士の数に徐々に押される。
「ーーヴィルツさん!!」
「ーー行くよ!ヴィルツなら大丈夫!」
「……で、でもっ!助けなきゃ行けないかもしれないじゃないですか!あんなに囲まれてるんですよ?いくら強くてもーー!」
「今の貴方に何ができるの!?まだ戦い方も知らないただの高校生なんだよ?助太刀したとしてもただの足手纏いになるよ。」
「ーー分かりました。」
なんなんだよ、なんなんだよこれは。俺じゃ役に立たないのかよ。俺じゃただの足手纏いかよ。
ーー1時間後、俺たちは山の麓の小屋に逃げ込んだ。
「ふぅ、なんとか逃げきれたね。」
「...ですね。」
「あ!そういえば貴方の名前聞いてなかったね。貴方、名前なんて言うの?年はいくつ?どこ出身なの?」
そこまで言うと琥珀色の瞳をキラキラと輝かせ顔を近づけてくる。
ーー良い匂い...じゃなくて近い?!
「あ、あのぅ近いですっ。答えます!答えますからぁ!離れてください!」
「...はわぁぁっ。ご、ごめんね。」
咳払いをし、質問に答える。ええと確か名前と年齢と出身だっけ。
「俺の名前は柊木颯太です。年齢は16歳で出身は大阪府大阪市ーーモゴモゴ!」
そこまで言うと口を塞ぎにくる。
「そ、そこまでは言わなくて良いからっ!
ーー改めて自己紹介するね。私の名前は、綾坂小春。年齢は16歳で出身は大阪府だよ!君と同じだね!」
「大阪出身なのに関西弁じゃないんですね、綾坂さんは。」
「柊木君だってそうでしょー。まぁ元々両親はキツめの関西弁は話さないからね。」
「俺は東京で生まれて大阪に引っ越して来たって感じですからね、綾坂さんはどうしてこの世界に?」
「私?私はね、気づいたらここにいたの。ちょうど2年前くらいかな。この武器をある人に渡されて世界を救うようにって言われたんだ。」
「ーー!じゃ、じゃあその時白髭の老人と会った?」
「白髭の老人?そんな人とは会ってないよ。私はとーっても綺麗なお姉さんだったよ。」
綾坂さんはあの老人に会ってないのか。 という事は、あのことも知らされてないのかな。いや、今はそれを聞いてる時じゃないか。
「あのさ、綾坂さん。頼み事があるんですけど良いですか?」
「ん?良いよーどんと来いっ」
「この世界での戦い方、それと説明をお願いしたいです。」
「分かった。まず、この世界に来た時に何か武器貰わなかった?」
「ん?あぁー貰いましたよ。確か『アステリア・ブレード』とか言ったかな。片手直剣でしたよ。」
「でした?その『アステリア・ブレード』を見せてよ。どんな物か気になるの。」
「いやぁ、あはは。み、見たいんですね。わ、分かりました。ちょっと待ってくださいね。」
「柊木君、ポケットになんか片手長剣なんか入ってないよ?後ろポケットにもないよ。ま、まさか!?」
「あの、その、あれです。地下牢に捕まった時に『アステリア・ブレード』を取られてですね。今、俺の手元に無くて。」
「あちゃちゃ、どうしよう。取り敢えず待ってて。」
「わ、分かりました。ここで待っておきます。」
「絶対待っててね。ここから動いちゃダメだよ。」
そう言うと彼女は走ってどこかへ向かう。
「ーー今のうちに状況を整理しておこう。」
まず白いモヤに囲まれたところに転移して、この世界を救わなければ自分たちの世界が魔王軍に侵攻される。そこでそれに対抗する為に『アステリア・ブレード』を無愛想な老人に渡され、気づいたらこの世界に転移して、検問に引っかかって地下牢にぶち込まれて、救出されて、逃げてこの小屋で自己紹介して、『アステリア・ブレード』を忘れたのに気づいて、綾坂さんがどこかに出かけた。...うん、全くまとめれない。情報量が多すぎる。
「ふわぁぁあ。眠い。ここに来て何日経ったんだろ。取り敢えず眠ろう。」
伸びをして横になる。
あぁ、本当に情報量が多いな。頭が痛い。
「まぁ寝たら治るでしょ。」
そこまで考えを巡らせると突然意識がシャットダウンする。まぁそれも仕方がない、ここに来て5日も寝ていないのだ。
的外れな英雄願望を持った彼により始まる物語を的外れのお人好しの彼女により支える物語。2人はこの異世界を救い、現世を守ることをできるのか。
「まぁその前にこの状況をどうにかしないとな。」
そう呟き俺は手に繋がれている鎖といかにも地下牢って感じの部屋に閉じ込められた経緯を思い出す。
あの剣を託された後俺は白い空間から解放され本当の異世界に降り立った。まぁ降り立ったところが国の検問所?の眼の前でありおそらく異世界語である言葉で。
『^ー^ーー^c2!!』 『x235g7っr5う!!!』
と怒鳴られ、殴られ、取り押さえられ、石を投げられ散々だった。異世界生活開始1秒で大ピンチになり手枷をつけられ目隠しをされ視界が開けるとこんな有様になっていた。
一応引っ張って取れるか試してみたがビクともしなっかった。
ーー剣は盗られてるし、鎖も取れないし、これからどうなるんだ俺は。
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顔はとても凛としていて顔には深いシワが刻まれており貫禄が半端ない、それに少し暗めな青色の髪の色が彼の存在感を際立たせている。
男が少女に尋ねるように話し、少女はドンッと胸を叩きこちらを向き親しげに話しかけようとしてくる。
ーーそんなことしても俺には言葉が分からないんだ。あぁもうせっかくのチャンスかもしれないのに。
そう肩を落としていると何処か安心するしかししっかりと筋の通った声が俺の耳を優しく包む。聞いても意味ないと思って聞き流そうとしていたが聞き慣れていた言語が自然と耳に入ってくる。
「始めまして、私の名前はコハル。あなたのお名前は?」
「な、な、なんで日本語が喋れるんだ?」
「説明は後で、今は時間がないから。早く私達についてきて!」
「つ、ついてきてって言われても俺拘束されてて身動き取れないんですけど。」
俺がそう言うとコハルはハッとした顔になり右手を突き出しこう唱える。
「アイス・ボルト!」
そう唱えるとコハルの手のひらから氷の弾丸のようなものが発射され檻を突き破る。驚いて呆けていると、男が近づき鎖を手で握りつぶす。外れた鎖を見て呆気に取られていると男が急かす。
「……行くぞ、少年。あまり時間がない」
「時間がないってどういう事なんですか?」
「それは後で説明するから、とにかく今は早く私たちに着いてきて。」
言われるがままに2人の後を走って追いかける。所々に血痕があったのは見ないフリをしておこう。長い螺旋階段を登り、ついに地上に着く。眩しい光、たがそこに広がっていたのは賑やかな街中でもない。スラム街と言うのがあってるだろう。おそらく犯罪者は城の近くで捕まえておくのも嫌なのだろう。それでこのスラム街に作ったのだろう。だか遠くに目を凝らすとどデカいお城が見える。その周りを囲むように塀も見える。多分俺はそこに転移した。
一一あぁ、もう俺は本当に異世界にきてしまったんだな。
「急いで!早くしないと殺されるよ!」
するとコハルがダッシュでこっちに戻ってきて手を掴み引っ張る。あまりの速さに体が浮きそうになるのを必死に耐えて走る。
「なんで殺されるんですかー?!」
「今は説明してる暇ないからあとで!ヴィルツ!あとは任せるね!」
そうコハルが言うと男はそこに止まり大剣を抜き後ろを向いて構える。
ーー何してるんだ?
するとそこに鎧を着た騎士達が男の前に現れる。ざっと20人ほどだろう、騎士達の先頭にいた騎士がヴィルツに問いかける。
「あの少年を庇った罪、だいぶ重いぞ。」
「.......そうか」
「いいのか?まだ名も知らない少年を庇って殺されるんだぞ?」
「.....」
「まぁいい、ここで私たち騎士団に殺されるが良い。」
そこで騎士たちはヴィルツに剣を向け斬りかかる。ヴィルツは健闘したが騎士の数に徐々に押される。
「ーーヴィルツさん!!」
「ーー行くよ!ヴィルツなら大丈夫!」
「……で、でもっ!助けなきゃ行けないかもしれないじゃないですか!あんなに囲まれてるんですよ?いくら強くてもーー!」
「今の貴方に何ができるの!?まだ戦い方も知らないただの高校生なんだよ?助太刀したとしてもただの足手纏いになるよ。」
「ーー分かりました。」
なんなんだよ、なんなんだよこれは。俺じゃ役に立たないのかよ。俺じゃただの足手纏いかよ。
ーー1時間後、俺たちは山の麓の小屋に逃げ込んだ。
「ふぅ、なんとか逃げきれたね。」
「...ですね。」
「あ!そういえば貴方の名前聞いてなかったね。貴方、名前なんて言うの?年はいくつ?どこ出身なの?」
そこまで言うと琥珀色の瞳をキラキラと輝かせ顔を近づけてくる。
ーー良い匂い...じゃなくて近い?!
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綾坂さんはあの老人に会ってないのか。 という事は、あのことも知らされてないのかな。いや、今はそれを聞いてる時じゃないか。
「あのさ、綾坂さん。頼み事があるんですけど良いですか?」
「ん?良いよーどんと来いっ」
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「ん?あぁー貰いましたよ。確か『アステリア・ブレード』とか言ったかな。片手直剣でしたよ。」
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「あちゃちゃ、どうしよう。取り敢えず待ってて。」
「わ、分かりました。ここで待っておきます。」
「絶対待っててね。ここから動いちゃダメだよ。」
そう言うと彼女は走ってどこかへ向かう。
「ーー今のうちに状況を整理しておこう。」
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