23 / 91
第二章 東京都区別対抗学戦祭編
第23話 NFNFの狙い
しおりを挟む
「月人は色祭りにNFNFがテロを起こすって考えているの?」
とんでもないシナリオを描いてしまった太地。
『確率は……低いとは思う。 だが、主催が日本政府で政府関係の審査員も数名参加するだろうし、関係者も来るだろう。だからありえなくは無い。
審査委員の名前を伏せていることもテロを防ぐための措置かもしれねえ……』
珍しく自信が無さそうにやや俯きながら話す月人。
『なんとなくだが、……まずテーマが「防衛」ってのが、なんとも気に食わねぇ。テロリストを挑発しているように俺には思えるぜ』
「つまり色祭りを餌にしてNFNFを捕らえようとしているってこと?東京都と政府が?」
『あぁ、そう言うことだ。相手はホテルにいた民間人を巻き込んで殺してもなんとも思わねぇ連中だ。政府の役人一人を殺害するためにスタジアムに集まった高校生と保護者や友達を爆弾で吹っ飛ばしても気にしねーだろうなって』
(納得してしまった。)
大きな不安が一つ増えた。とんでもない不安が。
『お前、母親を招待しようとしてたろ? だから気をつけろよ』
「いや、招待する前に言ってよ!」
心から後悔する太地。
月人がさらに東京で起こった他のテロ事件の詳細を伝えようとした時、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。
『一旦、この話は終わりだ。続きはまた今度ゆっくり話そう。今はそこまで気にするな。また夕方トレーニングだぞ!』
「……わかってるって」
* * *
放課後––
「ハァ、ハァ……くそ~中々うまくいかないなぁ……」
『仕方ね~さ。太地自身の身体能力が低く、俺の力が凄すぎる。うまく合わせる方が無理ってもんだな』
「……」
「やる気を削ぐような言い方はやめてよ……」
太地はpossession で腕が月人化された時の他の身体の動かし方に悩んでいる。
『しっかり構えて、ライフルで一発ドカンは可能だよな。動きの中の一撃ではないからな。 まぁ、動きながらライフルは撃てないだろうから、それはいいとして、普通の打撃を与えることも厳しそうか? パンチとか、肘打ちとか』
「どうだろうなぁ……」
首を傾げながら考える太地。
「まぁ、月人が言うように僕のステータスが低過ぎるところが一番の問題点だよね。ここ一ヶ月やってきて、ちょっとは上がったけど、効果としては身体であまり感じられないほどの微差だな。これは折れずに頑張るしかない」
『そうだな。いい心掛けだ!』
「運動神経は悪くないと思うんだよ。単に動きに対するイメージがわかないだけなんだよな……足と胴体と腕と頭の動かし方というか……」
ブツブツ言いながら考える太地。目の前でプカプカと浮かんでいる月人を見て、何かを閃く。
「あのさ!月人地面に降りて立てる?」
『ん? どうした突然……』
「いいから、僕みたいに地面で立てるかやってみてくれない?」
ス~ッと降りてきて地面に立つように姿勢を保つ月人。
『こうか?』
「そうそう!」
「それでさ、仮想1対1の打撃メインの戦闘をイメージして月人には動いて欲しいんだ。早すぎると見えないから今の僕がわかる範囲のスピードで」
『あぁ、なるほどな。考えたな』
「月人の動きをコピーするよ。それで僕の身体にその「型」みたいなものを馴染ませる」
『じゃぁ、対象となる相手のフォルムもシルエットで作っておくか』
「へ?」
月人は右手を軽く伸ばして前方にかざす。ボワッと煙のような影のような人型のシルエットが現れた。
「おお!これもアイドルなの⁈」
ワクワクする太地。こんなこともできたのかと言わんばかりのキラキラした表情で月人を見る。
『まぁ……そこまでの機能はないな。俺の動きに合わせて避けろ、というコマンドを出している。それだけしかできない木偶の坊ドールだな。 性能が良すぎるdollの生成は太地の身体がモタねぇから––』
ふと太地の表情を見た月人は、なんとも言えない恐怖に近い感情を抱く。
「いやいや! 今はそこじゃないって! すげ~! doll が生成できるってことにものすごいロマンがある! 月人! 君は最高の相棒だ! こういうことができるって早く言ってよ~」
『……あ、あぁ……そうか?』
興奮する太地。まだピンとこない月人。
(一体、何がトリガーとなって太地が急変したんだ……わからねぇ。セカンドブレインの知能を持ってしてもわからねぇ……)
実は太地は「プラモデル」、「フィギア」といった、キャラクターを3次元化する作品に対してかなり興味を持っていた。自分自身、手が器用なこともあって、精密ロボット系、自動車、飛行機などのプラモデルを塗装まで美しく仕上げる技術を持っていた。
決して「好きだ」と言わないのはその界隈の方々の情熱には負けるし、中途半端だから言えないと自己評価しているからだった。
しかし、太地のそれも、かなりすごい域にいることを、後々思い知らされることになる月人だった。
もっと話をすると、その興味のベクトルが自分自身をある種の立体キャンバスとして表現する……つまり「コスプレ」に対する興味と感心が、今の太地に芽生えていたのだ。
そんな太地がトレーニング用dollの周囲をぐるぐる回ってはニヤニヤしている。
ブツブツ言いながら。
「これがdollかぁ~ 抽象的な感じも結構いいね~。 月人と同じで触れない感じね。なるほどなるほど。 これは月人が操作するの? コマンドって月人しかできないわけ? 大きさとか、表面的な表現もやっぱり僕のステータス値で限界があるわけかぁ……残念だ……これはステータス値をあげまくるしかないなぁ……」
『……』
『なぁ、太地。 ト、トレーニング始めようぜ……』
ボソッと月人がぼやく。
「ハッッ! しまった……つい…… ごめんごめん。ちょっと脱線したね」
あれが、ちょっとだったのかと思う月人。
「話を戻すね。 僕は運動というか格闘訓練に対して0から1を創り出すことはかなり難しい。普段経験もしていないし、イメージもわかないから。
でも見本となるものがあって、それを真似することに集中すれば話は別な気がする。0から1は難しくても、与えられた『1』を見て『同じような1』を生み出す。これならきっとできる!」
(こいつ……切り替えが早すぎてやべえ……)
「ん? 何?」
『あ、いや、何でもねぇ。 よくわかった。じゃぁ俺は今の太地が動ける範囲でやってみるな!』
「オッケー! よろしく!」
そしてトレーニングが始まった。
月人は速度をかなり抑えてドールを攻撃する。そして身体の動きを太地に伝えることを意識しているようだ。
動きを観て、ブツブツ言いながら部分的に真似をする太地。同時にトレーニング用ドールを見てニヤついている。
『……真面目にやれ』
「やってるって!!」
* * *
あれからさらに2時間が経過した。
「ハァ、ハァ、ハァ……結構……わかってきた……気がするよ……」
『これは効果ありそうだな。 明日から続けていこうぜ!』
屈んで息切れしていて言葉が出せない太地。プルプル震える左腕を上げてサムズアップで応える。
『ハハ。疲れたよな。少し休もうぜ』
月人の提案にコクリと頷く太地。その場に座りこんでゴクゴクと持参の炭酸水を飲む。
「プハ~~!生き返った~」
ペットボトルを握ったまま、太地が黙って自分の手足を見つめている。
『どうした?』
月人が問う。
「いや……なんていうか……このエンドサーフェイスとBloody Codeの使い方……もう少し別の角度から答えを出すこともできる気がするんだよなぁ……例えばシンクロ率が……」
またブツブツと独り言を始める太地。
また始まったな、と思いながらニヤリと笑う月人。
月人は正直驚いていた。
ローダーとして太地が現れた時、セカンドブレインの想定した可能性の域、その時点で一般の人間よりも面白さを感じた月人だった。しかし、実際の太地はその想定をはるかに超えて月人に提示してくる。そんな存在だった。
『こいつとなら本当にあの領域に届くかもしれない……』
ピリリリリ!!
太地のスマホが鳴る。
ディスプレイには「権田クルミですわ」と表示されていた。
とんでもないシナリオを描いてしまった太地。
『確率は……低いとは思う。 だが、主催が日本政府で政府関係の審査員も数名参加するだろうし、関係者も来るだろう。だからありえなくは無い。
審査委員の名前を伏せていることもテロを防ぐための措置かもしれねえ……』
珍しく自信が無さそうにやや俯きながら話す月人。
『なんとなくだが、……まずテーマが「防衛」ってのが、なんとも気に食わねぇ。テロリストを挑発しているように俺には思えるぜ』
「つまり色祭りを餌にしてNFNFを捕らえようとしているってこと?東京都と政府が?」
『あぁ、そう言うことだ。相手はホテルにいた民間人を巻き込んで殺してもなんとも思わねぇ連中だ。政府の役人一人を殺害するためにスタジアムに集まった高校生と保護者や友達を爆弾で吹っ飛ばしても気にしねーだろうなって』
(納得してしまった。)
大きな不安が一つ増えた。とんでもない不安が。
『お前、母親を招待しようとしてたろ? だから気をつけろよ』
「いや、招待する前に言ってよ!」
心から後悔する太地。
月人がさらに東京で起こった他のテロ事件の詳細を伝えようとした時、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。
『一旦、この話は終わりだ。続きはまた今度ゆっくり話そう。今はそこまで気にするな。また夕方トレーニングだぞ!』
「……わかってるって」
* * *
放課後––
「ハァ、ハァ……くそ~中々うまくいかないなぁ……」
『仕方ね~さ。太地自身の身体能力が低く、俺の力が凄すぎる。うまく合わせる方が無理ってもんだな』
「……」
「やる気を削ぐような言い方はやめてよ……」
太地はpossession で腕が月人化された時の他の身体の動かし方に悩んでいる。
『しっかり構えて、ライフルで一発ドカンは可能だよな。動きの中の一撃ではないからな。 まぁ、動きながらライフルは撃てないだろうから、それはいいとして、普通の打撃を与えることも厳しそうか? パンチとか、肘打ちとか』
「どうだろうなぁ……」
首を傾げながら考える太地。
「まぁ、月人が言うように僕のステータスが低過ぎるところが一番の問題点だよね。ここ一ヶ月やってきて、ちょっとは上がったけど、効果としては身体であまり感じられないほどの微差だな。これは折れずに頑張るしかない」
『そうだな。いい心掛けだ!』
「運動神経は悪くないと思うんだよ。単に動きに対するイメージがわかないだけなんだよな……足と胴体と腕と頭の動かし方というか……」
ブツブツ言いながら考える太地。目の前でプカプカと浮かんでいる月人を見て、何かを閃く。
「あのさ!月人地面に降りて立てる?」
『ん? どうした突然……』
「いいから、僕みたいに地面で立てるかやってみてくれない?」
ス~ッと降りてきて地面に立つように姿勢を保つ月人。
『こうか?』
「そうそう!」
「それでさ、仮想1対1の打撃メインの戦闘をイメージして月人には動いて欲しいんだ。早すぎると見えないから今の僕がわかる範囲のスピードで」
『あぁ、なるほどな。考えたな』
「月人の動きをコピーするよ。それで僕の身体にその「型」みたいなものを馴染ませる」
『じゃぁ、対象となる相手のフォルムもシルエットで作っておくか』
「へ?」
月人は右手を軽く伸ばして前方にかざす。ボワッと煙のような影のような人型のシルエットが現れた。
「おお!これもアイドルなの⁈」
ワクワクする太地。こんなこともできたのかと言わんばかりのキラキラした表情で月人を見る。
『まぁ……そこまでの機能はないな。俺の動きに合わせて避けろ、というコマンドを出している。それだけしかできない木偶の坊ドールだな。 性能が良すぎるdollの生成は太地の身体がモタねぇから––』
ふと太地の表情を見た月人は、なんとも言えない恐怖に近い感情を抱く。
「いやいや! 今はそこじゃないって! すげ~! doll が生成できるってことにものすごいロマンがある! 月人! 君は最高の相棒だ! こういうことができるって早く言ってよ~」
『……あ、あぁ……そうか?』
興奮する太地。まだピンとこない月人。
(一体、何がトリガーとなって太地が急変したんだ……わからねぇ。セカンドブレインの知能を持ってしてもわからねぇ……)
実は太地は「プラモデル」、「フィギア」といった、キャラクターを3次元化する作品に対してかなり興味を持っていた。自分自身、手が器用なこともあって、精密ロボット系、自動車、飛行機などのプラモデルを塗装まで美しく仕上げる技術を持っていた。
決して「好きだ」と言わないのはその界隈の方々の情熱には負けるし、中途半端だから言えないと自己評価しているからだった。
しかし、太地のそれも、かなりすごい域にいることを、後々思い知らされることになる月人だった。
もっと話をすると、その興味のベクトルが自分自身をある種の立体キャンバスとして表現する……つまり「コスプレ」に対する興味と感心が、今の太地に芽生えていたのだ。
そんな太地がトレーニング用dollの周囲をぐるぐる回ってはニヤニヤしている。
ブツブツ言いながら。
「これがdollかぁ~ 抽象的な感じも結構いいね~。 月人と同じで触れない感じね。なるほどなるほど。 これは月人が操作するの? コマンドって月人しかできないわけ? 大きさとか、表面的な表現もやっぱり僕のステータス値で限界があるわけかぁ……残念だ……これはステータス値をあげまくるしかないなぁ……」
『……』
『なぁ、太地。 ト、トレーニング始めようぜ……』
ボソッと月人がぼやく。
「ハッッ! しまった……つい…… ごめんごめん。ちょっと脱線したね」
あれが、ちょっとだったのかと思う月人。
「話を戻すね。 僕は運動というか格闘訓練に対して0から1を創り出すことはかなり難しい。普段経験もしていないし、イメージもわかないから。
でも見本となるものがあって、それを真似することに集中すれば話は別な気がする。0から1は難しくても、与えられた『1』を見て『同じような1』を生み出す。これならきっとできる!」
(こいつ……切り替えが早すぎてやべえ……)
「ん? 何?」
『あ、いや、何でもねぇ。 よくわかった。じゃぁ俺は今の太地が動ける範囲でやってみるな!』
「オッケー! よろしく!」
そしてトレーニングが始まった。
月人は速度をかなり抑えてドールを攻撃する。そして身体の動きを太地に伝えることを意識しているようだ。
動きを観て、ブツブツ言いながら部分的に真似をする太地。同時にトレーニング用ドールを見てニヤついている。
『……真面目にやれ』
「やってるって!!」
* * *
あれからさらに2時間が経過した。
「ハァ、ハァ、ハァ……結構……わかってきた……気がするよ……」
『これは効果ありそうだな。 明日から続けていこうぜ!』
屈んで息切れしていて言葉が出せない太地。プルプル震える左腕を上げてサムズアップで応える。
『ハハ。疲れたよな。少し休もうぜ』
月人の提案にコクリと頷く太地。その場に座りこんでゴクゴクと持参の炭酸水を飲む。
「プハ~~!生き返った~」
ペットボトルを握ったまま、太地が黙って自分の手足を見つめている。
『どうした?』
月人が問う。
「いや……なんていうか……このエンドサーフェイスとBloody Codeの使い方……もう少し別の角度から答えを出すこともできる気がするんだよなぁ……例えばシンクロ率が……」
またブツブツと独り言を始める太地。
また始まったな、と思いながらニヤリと笑う月人。
月人は正直驚いていた。
ローダーとして太地が現れた時、セカンドブレインの想定した可能性の域、その時点で一般の人間よりも面白さを感じた月人だった。しかし、実際の太地はその想定をはるかに超えて月人に提示してくる。そんな存在だった。
『こいつとなら本当にあの領域に届くかもしれない……』
ピリリリリ!!
太地のスマホが鳴る。
ディスプレイには「権田クルミですわ」と表示されていた。
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ダンジョン・イーツ! ~戦闘力ゼロの俺、スキル【絶対配送】でS級冒険者に「揚げたてコロッケ」を届けたら、世界中の英雄から崇拝されはじめた件~
たくみさん
ファンタジー
「攻撃力ゼロのポーターなんて、配信の邪魔なんだよ!」
3年尽くしたパーティから、手切れ金の1万円と共に追放された探索者・天野蓮(アマノ・レン)。
絶望する彼が目にしたのは、ダンジョン深層で孤立し、「お腹すいた……」と涙を流すS級美少女『氷姫』カグヤの緊急生放送だった。
その瞬間、レンの死にスキルが真の姿を見せる。
目的地と受取人さえあれば、壁も魔物も最短距離でブチ抜く神速の移動スキル――【絶対配送(デリバリー・ロード)】。
「お待たせしました! ご注文の揚げたてコロッケ(22,500円)お届けです!」
地獄の戦場にママチャリで乱入し、絶品グルメを届けるレンの姿は、50万人の視聴者に衝撃を与え、瞬く間に世界ランク1位へバズり散らかしていく!
一方、彼を捨てた元パーティは補給不足でボロボロ。
「戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、もう知らん。俺は、高ランク冒険者の依頼で忙しいんだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる