ストロベリーファンド ~はずれスキルの空間魔法で建国!? それ、なんて無理ゲー?~

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魔王からは逃げられないっ!……でも魔王が逃げるのはありなの?

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 「二段階変身は『お約束』だろ?」
 魔王の言葉に「そんな『お約束』はいらない!」と叫び、目の前のガズェル=ティラノに向かって駆けだす俺。
 銃による、遠距離攻撃が効かないのなら、剣で直接斬りつけるしかない。
 そう思って向かっていたのだが……。

 「シンジさん、クリスさん、どいてぇ!!」
 背後からリディアの叫び声が聞こえ、俺は反射的に飛びのく。

 「「「いっけぇぇぇぇーーー『雷龍の咆哮ライトニング・ロア!』」」」
 俺の横を凄まじいまでの魔力を秘めた雷光が、唸りをあげて通り過ぎる。
 振り返ると、アイリス達の真上に雷龍が、その周りを水龍と風龍が守るように回っている。
 「あいつら、何時の間にあれ程の術を……。」
 「チャンスには違いありませんわ……『爆・炎・陣』!!」
 クリスがすかさず追撃をかける。
 クリスの剣から放たれた爆炎が、ガズェルを包み込む。
 「グルゥオゥァァ……。」
 もがき苦しむガズェル。
 のたうち回り、打ち付ける腕が床にめり込む。

 「トドメだよっ!」
 俺は『女神の剣エフィーリア』に『次元斬スラッシュ』を纏わせて、思いっきり斬りつける。
 「グルワァァァ―――!」
 さらに斬りつけ、ガズェルの顔だった部分に突き刺す。
 「いっけぇ―――――――『龍の咆哮ドラグ・ロア』!」
 突き刺した『女神の剣エフィーリア』に魔力を込めて放出する。
 ……ベルグシュタットの王宮を破壊した技だ。
 あの時はキレていて無意識で放った技だが、今は完全に制御出来ていて、破壊力はあの時の比ではない。
 
 「グォォォォ―――――――。」
 ガズェルの身体が弾け飛び、最期の咆哮を残して崩れ落ちる。
 ガズェルだった残骸が、しばらく小刻みに震えていたが、その動きがなくなると、その残骸が段々塵となって消えていく。

 「おやぁ、折角二段階変身したのにあっさりとやられてしまったねぇ。しかも、こんな散り散りにされたんじゃぁ、復活もムリだねぇ。」
 面白そうに、笑いながら言う魔王。
 「ボスじゃなくて、雑魚だったって事だろ。」
 俺は魔王にそう答えながら、魔力回復薬を飲み干す。

 正直、見た目ほど楽な戦いではなかった。
 実際に、ティラノ=ガズェルのパワーは一撃で俺達を吹っ飛ばせるほどのものであり、その耐久力はちょっとやそっとの攻撃ではダメージを与えることなどできなかった。
 だからこその、エル達の合成魔法攻撃であり、クリスも俺も、持てる最上級の技を繰り出さざるを得なかった。
 見ると彼女達も回復薬を飲んでいる……まぁ、残りの魔力の殆どをつぎ込んだんだから仕方がないだろう。
 あと、ティラノ=ガズェルの魔力抵抗が下がっていたという事も、俺達の勝利の要因になっていた。
 たぶんパワーと耐久を底上げした分、魔法抵抗力を犠牲にしたんだろう。
 そうする理由があったのか、ワザとなのかはよく分からないが……。
 俺は魔王に視線を向けると、魔王はニヤリと笑う。

 「まぁ、少しは楽しめたかな。」
 クククッ、と嗤う魔王。
 「それは何よりだ。ガズェルは倒した……お前がここにとどまる理由は消えたはずだ。とっとと帰ってもらいたいな。」
 俺は魔王に向かってそう叫ぶ。
 俺の後ろに集まってきたエル達も一様に頷く。

 「だから、そう焦るなって。ガズェルがいなくなった今、確かに俺はここに長居できないけどな、お前達と遊んでやるぐらいの時間はあるんだよ。」
 魔王から威圧が放たれる。
 「グッ……。」
 「結局……そう言う事かよっ!」
 俺は『女神の剣エフィーリア』の銃を構えて、魔王に向かって魔弾を撃ち込む。
 「そう言う事だ、精々楽しませてくれよ。」
 魔王は魔弾を軽くかわすと、俺から距離を取る。

 「はぁ、やれやれ……戯れが過ぎるっすよ。……仕方がないのであなた達は私が相手しますよ。」
 ミィが物陰から飛び出して来て、俺とエル達を分断する。
 「クッ……、シンジ様、こちらは任せて魔王を!」
 クリスとミィが斬り結んでいるが、ミィにはかなり余裕があるみたいで、クリスの剣を捌きつつ、エル達が動けないように牽制している。

 「アクアスラッ……きゃっ!」
 魔法を唱えようとしたエルに向かってミィがナイフを投げつける。
 辛うじて交わしたものの、詠唱が途切れる。

 「エルッ!」
 俺はエルの下に駆け寄ろうとするが、目の前に衝撃波が走り、俺は寸でのところでそれを躱す。
 「おいおい、女の子同士が遊んでいる所に邪魔するような野暮はやめようぜ。」
 俺は魔王に向き直る……結局やるしかないのか。 
 
 「コレくらいは受け止めてくれよぉ。」
 魔王の掌に魔力が収束し、爆炎が放たれる。
 俺は障壁を張って爆炎を受け流す。
 障壁に弾かれ、威力が減衰した炎だが、それでも壁面を溶かすぐらいの威力が残っている。」
 「『地獄の劫火インフェルノ』か……。」
 地獄の劫火インフェルノ……火属性の最上級魔法だ。
 灼熱の大爆発エクスプロージョンと並んで、火属性の中では最大級の殲滅力を誇る魔法だが、その消費魔力量も半端ないだけに、使う事の出来る術者もそれほど多くは無い。

 「オイオイ、地獄の劫火インフェルノじゃないぜ。ただの『火の玉ファイアーボール』だぜ。」
 してやったり、と満足そうな顔をしている魔王。
 「なぜそのネタを知っている。」
 魔王って……まさか……な。
 俺は思い浮かんだある考えを、振り払う。

 「さてっと、じゃぁここでもう一つ『お約束』だな。」
 魔王はニヤリと笑うと、攻撃をやめて俺を見据える。
 「よく来たな、勇者よ!余の仲間にならぬか?さすれば世界の半分を与えよう!」
 ……だから、なんでそのネタを知ってるんだよ!
 魔王を見ると完全にドヤ顔である。
 よく分かった……魔王は転生者、もしくはそれと深い関係がある。
 だったら、答えは一つしかない。

 「答えは……これだっ!」 
 俺は銃モードの『女神の剣エフィーリア』をぶっ放す。
 「ハッハッハッ……っと。」
 俺の放つ魔弾を余裕で躱したつもりの魔王だったが、背後から放たれる魔弾を慌てて避ける。
 キュンッ! キュンッ! キュンッ!
 右上から、左前方から、下から、背後から……と、俺が引き金を引く度にあらゆる角度から魔弾が魔王を襲う。
 魔王の周りには、空間魔法を応用した『簡易位相変動装置ゲート』を付与した小型の弾丸が浮かんでいる。
 俺が引き金を引いた瞬間に、任意の弾丸へと魔力を転移して撃ち出す仕組みだ。
 魔王に対抗するには意識外からの一撃しかないと考え、思案した結果できたのがこの『全包囲攻撃オールレンジ・アタックシステム』だ。

 「チッ!ファン○ルかよ。」
 魔王はそう呟きながら、向かってくる魔弾を弾き飛ばしている。 
 ファ○ネルを知っていたというのが俺の誤算ではあったが、それでもこれだけの弾幕を、前にしては、流石の魔王も捌くので精一杯みたいだ。

 俺は銃撃の合間を縫って、アイテムを投げつける。
 魔王はそのアイテムを弾こうとするが、腕に当たった瞬間に中に仕込んだ粉末や液体がばらまかれる。 
 「毒攻撃かよ、エゲツねぇなぁ。」
 「身体中に猛毒を浴びながらも平然としている奴に言われたくないぜ。」
 俺はそう言いながら、銃撃を続け、毒の詰まったアイテムを投げ続ける。 
 毒が当たった瞬間、少しだけ動きが鈍るところを見ると、全く効いてないわけではなさそうなので、突破口を開く為に間断なく攻撃を続ける。

 「あぁ、もう鬱陶しいぜ!」
 魔王が腕を一振りすると、魔王の周りを囲んでいた弾丸や猛毒の霧が消え失せる。
 いつの間にか魔王の右手には真っ白な大剣が握られていた。
 「まさか、これを使う羽目になるとはな。」
 自嘲気味に呟く魔王……その手に握られた純白の大剣からは、魔王には似合わない清廉なオーラが立ち上っている……まさしく『聖剣』と呼ぶに相応しい逸品だ。

 キュンッ! キュンッ! キュンッ!
 俺は再度オールレンジ攻撃を仕掛ける。
 キイィンッ! キイィンッ! キイィンッ!
 しかし、魔王の白剣に総てが弾かれる。

 仕方がない……俺は『女神の剣エフィーリア』を剣に戻すと魔王に向かって飛び込んでいく。
 ガキィンッ!
 剣と剣がぶつかり合う。
 「おぉ、俺の剣とまともに撃ち合えるとは、中々の業物だな。」
 「ハンッ、魔王のくせに聖剣なんて持ってんじゃねぇよ。」
 俺は飛び退って、間合いを取る。
 「まぁ、いいじゃねえかよ……そらっ、そらっ、そらっ……。」
 右から、左から……と撃ち込まれる剣戟を辛うじて受け流す。

 「ほらほらっ、脇が甘いぜっ!」
 魔王との剣戟が繰り返される……と言うよりまるで剣術の指導を受けている感じだ。
 俺の剣では全く相手にならないってか。
 ならばっ!
 俺はスピードを上げ、左右のフェイントを交えながら魔王に斬り結んでいく。
 「おっ、ギヤを上げたか?」
 しかし魔王は平然と受け止めていく。
 剣術の腕に大きな差があるのは仕方がない。
 だが、勝負はそれだけでは決まらないんだよ。

 『炎雷ファイアーボルト
 俺は剣を打ちこみながら魔法を放つ。 
 ずっと剣での撃ち込みをしていた為、魔法への意識が離れていた筈なのに、一瞬遅れたものの、魔王は剣を握っていない方の手で、俺の炎雷ファイアーボルトを弾く。

 「貰ったっ!」
 その炎雷ファイアーボルトは囮だ。
 俺は魔法を撃つと同時に『空間転移ディジョン』を使って魔王の左後方へと移動して、首を目掛けて女神の剣エフィーリアを振り下ろす。
 完全に死角からの攻撃、しかも逆サイドからの攻撃は、流石の魔王の剣速でもこちらの方が速いと確信している。

 ガキィィンッ!
 しかし、俺の必殺の攻撃は、魔王持つ漆黒の大剣によって防がれる。
 「おぉ、アブねぇ。」
 俺は後方へ飛んで魔王との間合いを取る。
 魔王が左手に持った漆黒の大剣は、禍々しい形とオーラを放っている。
 「誇っていいぜ、俺にこれを使わせたんだからな。」
 魔王は左右の剣を持ち替える。
 右手に禍々しい漆黒の大剣、左手に清廉な純白の聖剣……これが本来の魔王の戦闘スタイルなのだろう。

 「クッ……。」
 女神の剣エフィーリアを構えたものの、目の前の魔王からは、先程迄見え隠れしていた隙が全く伺えない。
 それどころか、魔王から放たれる威圧に耐えるのが精いっぱいだ。
 「遊ばれていたってか。」
 「最初に「遊ぼうぜ!」って言ったと思うけどな。」
 俺の呟きに、魔王がニヤリと笑いながら答える。
 「けど、まぁ、遊びも終わりだな。」
 魔王の言葉に、俺は身構える……が、魔王はこちらに攻撃を仕掛けるどころか、剣を仕舞う。

 「どういうつもりだ?」
 俺は魔王に問いかける。
 「言っただろ、お終いだって。時間切れだよ……まぁ、中々楽しめたかな。」
 「それなりに楽しかったっすよ。」
 いつの間にか、ミィが魔王の横に来ている。
 振り返ると、エル達がは床に倒れ、蹲っている。
 「安心してください、命に別状はないっすよ。」
 ミィは4人を相手取っていたにも拘らず、息ひとつ切らしていない。

 「っと、そろそろ本当に時間がないな。ほら、楽しませてくれた礼だよ。」
 魔王が俺に何か投げてよこす。
 慌てて受け止めたそれを見ると、以前ミィに貰った魔石とよく似ていた。
 「これは?」
 俺が魔王を見ると、かすれ始めた魔王が応える。
 「どう使うかはお前さん次第だ。まぁ、有効に使ってくれや。」
 そう喋っている間にも魔王とミィの姿はどんどん薄くなっていく。
 「最後に、俺からの忠告だ。女神には気をつけな、インスペクターさん。」
 その言葉を最後に、魔王とミィの姿が掻き消える。
 俺達は呆然と、魔王の消えた後を見詰め続けていた。
 
 「……私達の勝利……でいいんでしょうか?」
 どれくらいの時が過ぎたのだろうか……アイリスの呟きに我に返る。
 「あぁ、元凶のガズェルは滅んだ。脅威となる魔王も送還された。俺達の勝利だろ?」
 「……そう……ですよね。」
 アイリスが歯切れ悪く応える。
 まぁ、俺自身勝利の充足感がないのは、魔王に全く歯が立たなかったからだ。
 4人がかりでミィに敵わなかったアイリス達も同じなんだろう。

 「悩むのは後にしましょう。グランベルクとの戦争を終わらせて初めて目的が達せられるのでしょう?」
 クリスの言葉に、俺は「そうだな」と答える。
 「クリスの言う通りだ、まずはこの争いに終止符を打とう。他の事はそれからだよ。」
 俺はアイリスを元気づけるように、明るくそう告げる。
 「そう……ですね。まずはグランベルクとの話し合いですね。」
 アイリスは何かを振り払うかのように首を振ると、笑顔で俺に答える。
 
 「シンジ様も手伝ってくださいね。後処理を終えるまでが戦争ですよ♪」
 「そうだな……めんどくさい事はさっさと終わらせるか。」

 俺はアイリスだけでなく、皆にも向かって宣言する。
 「俺達の勝利だ!」 
 俺の言葉に、皆は今度こそ、笑顔で応えてくれた。 
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