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引きこもり聖女のお仕事 ゴブリン退治 その2

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「はぁ、こんなに快適になるなんてねぇ。ユウちゃん何したの?」
馬車の揺れ具合に感心しながらミラが訊ねてくる。
確かに、先程迄のガタガタという揺れというより跳ねている感じと違って、今は緩やかで心地よい揺れに代わっている。
「私もよくわかりませんが、緩衝材とかって言うのを取り付けたのと、車輪に何か柔らかいの巻いていましたよ。」
今はエルザの膝を枕にして寝入っているユウの代わりにエルザが答える。
「へぇー、ひょっとしてユウちゃんって大工か細工師のギフト持ってるの?」
「……一応、本人は錬金術師《アルケミスト》って言ってますけどね。私が言うのはちょっと……。」
「あ、あぁ、ごめんね。マナー違反だよね。」

冒険者にとって、自分の能力というのは生死にかかわる問題になることもあるので、やたらと他人には話さないし、それを探るのはマナー違反とされている。
エルザにしても魔法を使えることは出来る限り内緒にしている。
……まぁ、そ言う言うのとは別にユウの事は話せないんだけどねぇ。
ユウが、超古代文明時代の生き残り、神話の破壊の女神だと知られたら、そして、万が一ユウが機嫌を損ねたら……下手したら世界が滅ぶ。
冗談ではなく、ユウには前科があるのだから……。
そう考えると、ユウの事は何としても守り通さないと、と改めて思うエルザだった。

「今夜はここで野営だな。俺達は周りを見てくるから、テントの設営を頼む。」
マイケルはそう言うと、メイデンとともに見回りに行ってしまう。
「テントの設営ってかなり力が必要なのよ。逃げずに手伝えっての。」
ミラがブツブツ文句を言いながらテントを設営し始める。
「そっちは大丈……夫……って、えぇっ!」
ミラがエルザたちの方を見て目を丸くする。
「どうしたんですか、ミラさん?」
「えっと、あのね、それは……。」
「ん?コテージ。」
ミラの問いかけにユウが答える。
ユウが出したのは丸太で出来たログハウスである。
それほど大きいものではないが、中は2LDK、トイレバス付とそれなりに快適な作りになっている。
というか間違ってもアイテム袋に入るような大きさではなく、そのまま持ち運べるようなものではない。それを可能にしているのはユウの非常識……ユウの時代では当たり前だったが……なぐらいのアイテム保管機能のお陰だった。
ただ、エルザも、最近少し感覚がユウ寄りになってきているため、ミラが何を驚いているのかがわからない。
「あー、もういいわ。たかがゴブリン退治に何で私達に話が来るのかって思ってたけど……わかった気がするわ。」

ミラたち『銀の翼』は近々Cランクに昇格が決まっているDランクのパーティである。というより、今回のゴブリン退治の依頼を無事終えることが出来ればCランク確定と聞いていた。
『銀の翼』はマイケルとメイデンが前衛で敵を引き付け、ミラが大火力の魔法で止めを刺すという比較的バランスの取れたパーティだった。
マイケルはやや自信過剰なところがあり、そのせいで様々なトラブルを起こすこともあるが、全体的には上手くやってこれたと思っている。ミラ自身としても、自分たちの連携は上手くとれており、上を目指してやっていけるという自信があった。
それだけに、今回の依頼『ゴブリン退治』が名指しできたことに違和感を覚えていた。
元々ゴブリン退治の依頼はEランクもしくはDランクになりたてのパーティに斡旋される。
それは討伐依頼の経験を積むのにゴブリンは手頃な相手だからだ。それゆえにDランクとはいえ『銀の翼』のようなCランクに近いパーティがゴブリン退治の依頼を受けるのはNGだと暗黙の了解で決まっている。
だからこそ、緊急指名依頼としてゴブリン退治と共に『新人冒険者のフォローをし、その時起きたこと全てを報告する事』と聞いた時には、何か裏があるのでは?と疑っていた。

……来てみればEランクなりたての二人の新人。他に候補がいなかったって話で、単なる新人教育とフォローかって、がっかりしてたんだけどね。それだけじゃなさそう。
ミラから見れば、目の前の二人はどこにでもいる新人の二人だった。
経歴を見ても、二人とも特に変わったこともなく、ただの新人教育だと気持ちを切り替えてギルドに向かったまでは良かった。

……油断していたとはいえマイケルを吹っ飛ばした戦闘力、短時間で馬車を魔改造した生産力、そして目の前のコテージの存在、どれも新人冒険者というには無理があるわよね。
『起きた出来事をすべて報告』という部分が一番重要だったのでは?と遅ればせながら気づくミラだった。



「えっと……?」
エルザが、出来上がったスープをユウによそっていると、おずおずとミラが声をかけてくる。
「ミラさん、どうしたんですか?」
「あ、うん、おいしそうだなぁって。」
ミラは本当は、何で調理をしているのか?と聞きたかったのだが、当たり前のような顔をしているエルザを見て、うまく言葉が出てこず、ついそんなことを言ってしまう。
「よかったら食べます?まだありますから。」
エルザはそう言って椀にスープをよそってミラに渡す。
「あ、うん、ありがとうね。」
ミラは受け取った椀の中身をしげしげと見つめる。
中には一口大に切り揃えられた肉や野菜がゴロゴロと入っている。
エルザが手慣れた感じで調理をしていたのを目にしているので、いつもの事なのだろうと推測されるのだが……。

普通、大人数のパーティや、計画された大遠征以外では食材を持ち歩くことはない。アイテム袋があるとはいえ、その容量は有限である。
性能の良いものを買えば食材ぐらいの余裕はあるのでは?と思うかもしれないが、それほどの大容量のアイテム袋が買えるのは、それなりに腕の立つ冒険者であり、そう言う冒険者は、獲物の数や大きさが半端なく大きく、数多いのが常だ。
例えば、昔ドラゴンスレイヤーの称号を持つ6人パーティがいた。彼らは、馬車3台分以上入る、伝説級のアイテム袋をそれぞれ持っていた。
だが、ドラゴンスレイヤーの称号を得た時に倒したドラゴンの素材は、現地でかなり解体して容量を圧縮しても1/3は捨ててこざるを得なかった。もちろん、他のアイテムなどもすべて捨ててきて、アイテム袋の中はドラゴンの素材のみという状態でだ。
彼らは、ほとんど飲まず食わずで三日かけて戻ってきたが、その時口にした言葉は「ドラゴンなんか狩るもんじゃねぇ。」だったとか。
そして、当然のことながら、得る獲物の数が少ない駆け出しの冒険者は、経済的にそれほど大容量のアイテム袋を買うことは出来ない。
つ結果として、基本的に冒険者たちの食事は、場所を取らず長持ちする携帯食にならざるを得ない。
エルザたちみたいに、常に食材を持ち込んでいるのは、そう言う常識を知らない素人か、経験の浅い新人のみである。
だからこそ、冒険者たちは出来るだけ宿をとることを好むし、食材も運んでいて分けてもらえる商隊の護衛任務は人気がある。
ギルドにおいしい食事を提供する酒場が併設されているのも、長旅で携帯食しか口にしていない冒険者を労う為でもあるのだ。

「えっと、エルザちゃん隊はいつもこんな食事を?」
「え、違いますよぉ。」
エルザの答えを聞いて、ミラはホッとする。
……よかった。きっと今日は初日だから特別だったんだろうね。
最初の野営で使い切る予定であれば、食材を多少持って行ってもそれほど問題ではない。現にミラ達『銀の翼』も行程が長い時は、初日ぐらいは美味しいものを、と食材を持っていくこともある。
最も、調理器具は邪魔になるので、最小限のものしかもっていかないので、メニューは限られてしまうのだが。
エルザたちも、そのつもりで食材を持ってきたのだろう。ただ、明日には村に着くことを考えれば、今夜と明日の朝ぐらいは携帯食で我慢してもいいだろうに、とは思うのだが、この辺りが経験を積んだものと、新人冒険者の差なのかもしれない。
ミラがそんなことを考えていると、エルザが口を開く。
「普段はもっと豪華ですよ?そこらで狩った魔物のお肉を使ってハンバーグを作ることが多いかな?」
「うん、今日は魔物狩りに行けなかった。残念。」
……全然普通じゃなかったっ!
エルザとユウが当たり前のように言うのを、ミラは呆然とした表情で聞いていた。

「ミラさん、えっとあの、ですね……。」
食後しばらくしてから、エルザがミラに声をかけてくる。
「どうしたの?」
「えぇ、その……ユウが一緒にお風呂に入らないかって。」
「お風呂?」
なに言ってるんだろう、この娘は……と、訝し気にエルザを見る。
「その、ですね、ユウは他人と一緒にお風呂に入りたがる癖があって……。」
「他人じゃない。気に入った人だけ。」
エルザの言葉を即座に否定するユウ。
……つまり、ユウちゃんは一緒にお風呂に入ってもいいと思うほどには私を気に入ってくれたのね。それは素直にうれしいけど、お風呂?こんな荒野で?
「あ、一応コテージには防護結界が張ってあるので魔獣に襲われる心配も、それ以外の心配もない……ですよ?」
エルザはチラッと、火の番をしているマイケル達に視線を向ける。
……あー、そっちの心配はしてなかったけど、この娘たちにしてみれば当然よね。
冒険者を長くやっていれば、同行の者に肌を見られることは多々ある。
怪我の治療の時はもとより、河原で水浴びをしている時とか。
勿論表立って覗くようなことはしてこないし、目に入ったとしても見なかった振りをしてくれるぐらいには、マイケル達は紳士ではある。……まぁ、長い旅の間にはどうしようも抑えきれなくなった彼らの相手をしてあげたことだって一度や二度ではないので、今更裸を見られることに抵抗はないが、エルザたちにしてみれば見知らぬ男たちと変わりなく、警戒するのも当然だろう。
「っていうか、お風呂?何言ってるの?」
「え、ミラさんこそ何言ってるんですか?今日一日で結構汗かきましたよね?テントの設営とかでも結構汚れましたし、お風呂に入って綺麗にするのは当たり前じゃないすか。」
「……いや、だからね。入れるなら私も入りたいんだけど。」
「じゃぁ入りましょうよ。」
「だからどこにお風呂があるのよ?」
「えっ?私たちのコテージの中ですけど?」
当たり前のように言うミラに対し、当たり前の顔で返すエルザ。お互いに、何を言ってるの?という表情だ。
「……あー、一応聞くけど、あのコテージの中にお風呂があって、それが使えるの?」
「えぇ、さっきからそう言ってるじゃないですか。」
「……あー、うん、わかった。」
自分の常識は、この二人には通じないのだと、ミラはそこで思考を閉じる。
「一応あの二人に断りを入れてくるわ。」
そう言って、マイケル達の方へ駆けていくミラ。
その姿を追っていると、しばらくして戻ってくる。
「あのね、こんな事言うのは失礼かもしれないけど、後でいいからあの二人も、入れるならお風呂に入りたいって言うんだけど……。」
「えっと、それは……。」
「あ、うん、わかってる。無理よね。」
見知らぬ男を寝る場所に入れたくない気持ちは、同じ女としてミラにもよくわかっている。ただ、エルザがどういう反応を見せるか知りたくて、ダメもとで聞いてみただけだ。
「お風呂、入りたいの?あのふたり。」
恐縮するエルザを大丈夫だからと宥めるミラに、思わぬところから声がかかる。
「えっと、ユウちゃん?まぁ、出来ればって言う程度だけど。」
「ちょっと待つ。」
ユウはそう言うと、少し離れた場所まで移動し地面に向けて魔法を放つ。
ミラが、なんと声をかけていいかわからず、呆然と見ている目の前で、地面に穴が穿たれ、そこに水がなみなみと注がれ、その水の中にファイアーボールが放たれると、見事なまでの露天風呂が出来上がる。
「出来た。周り一帯に防護結界を張ってあるので見張り必要ない。好きに入って。」
「えっと……ありがと。」
「ん、問題ない。でもミラはこっち。」
そう言ってミラの腕を取ってコテージへと向かうユウ。エルザは、マイケル達にお風呂が出来たことと、見張りが必要のない事を伝え、二人の後を追ってコテージへと入っていった。
残された男性二人は、キツネにつままれたような顔で、お互いを見ていた。



「嬢ちゃんたちは寝たのか?」
「えぇ、たぶんね。」
マイケルの問いかけに、ミラはちらりとコテージに視線を向けて答える。
メイデンは後で見張りを交代するために先に休んでいる。
エルザたちに「見張りは必要ない」と言われたが、それをうのみにするようでは冒険者失格である。
「しかし風呂まで作るとはたまげたぜ。」
「私もよ。あのコテージが常にアイテム袋に入ってるのよ?いったい何なのよ。」
「しかし、これで、出発前に、あのギルドの姉ちゃんが言ってたことが分かった気がするな。」
「えぇ、あの『今回の依頼中に見聞きしたことは、報告が終わるまで口外無用』ってやつね。」
「あぁ、言われたときは、何を言ってるんだ?と思ったんだがな。」
「まぁ、出だしでこれだから、この後も何があるかわからないわね。」
「あぁ、とにかくゴブリンの退治が終わるまでは気を抜かないようにな。なんか嫌な予感がする。」
「あんたの「嫌な予感」って禄に当たらないじゃない?」
「うるせぇ、それでも100回に1回ぐらいは当たるんだよっ!警戒に越したことはねぇ。」
「まぁね。でも私の常識が崩れ落ちそうで怖いわ。」
「それは仕方がねぇ。あの二人とのコンタクトはお前が適任なんだから。」
「わかってるわよ。この依頼成功させて、Cランクに上がるんだからね。」
「そうだな、Cランクに上がったら、王都でも行くか?」
「それもいいわね。」
二人の静かな笑い声が闇夜に響く。
結局、メイデンが交代で起きてくるまで、府たちの楽し気な会話は続くのだった。
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