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幕間 勇者召喚 その3
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ペチャペチャペチャ……。
「あっん……いやっ……。」
ペチャペチャ……。
「だ、っめ……そこは……。」
「うふっ、可愛いですわね。」
少女は、愛撫の手を止め、その唇をついばむ。
「んっ、ん……。」
「じゃぁ、そろそろイかせてあげる。」
少女は手だけでなく、舌も使って愛撫を再開する。
「あっ、アッ……、ダメェェェェッ!」
散々嬲られていた少女が、その激しい動きに耐えられるはずもなく、あっという間に昇りつめてしまう。
「ウッ、これは堪らんっ。」
その光景を見ていた男がつい声を上げる。
「いいよぉ。出して……っていうか早く出せ。」
男の大事な所を握っていた少女がそう声をかけ、ソレを口に含む。
「うっ、出すぞっ。」
男から大量の精が放たれ、少女はそれを飲み干す。
「うぅ……不味いです。」
「あのなぁ、みぃ、そう言うこと言うなよ。一気に萎えるだろうが。」
その言葉通り、男のいきり立っていたモノが、一気にしぼんでいく。
「知らないよ。こんなもの萎えちゃえ。大体食事の為じゃなめればこんなの無くても……。」
「いや、自分の存在意義を否定するのやめような。」
男は目の前のみぃという少女に、そう声をかける。
「そうですよ、みぃ。あなたが生きていられるのは、そこにいるユウジさんのおかげなのですよ。」
「わかってるよ、ミア。でもマズいものはマズいのっ。……だからお口直しねっ。」
みぃはそう言うと、さっきまでミアが嬲っていた少女に襲い掛かる。
「あっん……。もぅやめて……アッ……イったばかりなのにぃ……。」
みぃの愛撫により、再び絶頂を迎える少女。
「うーん、いいわぁ。やっぱり女の子よ。」
少女の喘ぎ声に喜声を上げるみぃ。
「なぁ、サキュバスがあれでいいのか?」
ユウジは、ミアにそう声をかける。
「まぁ、みぃはサキュバス族の中でも変わり者ですから。」
「レズロリのサキュバスねぇ……生き辛いだろうなぁ。」
「そうですね……ユウジさんは忌避感を覚えないのですか?」
「忌避感?なにに? サキュバスにか?それともロリレズってことにか?」
「……全部ですよ。」
ミアは、そう言いながらユウジの身体に触れてくる。
「まぁ、ロリはともかく、百合は見てる分にはご褒美だしな。サキュバスも、……まぁ、俺の命に係わるわけじゃなければ、大歓迎だろ?」
ユウジはそう言いながら、ミアの豊満な胸の感触を楽しむ。
「そうですね。私たちも友好が結べるのであればそれに越したことはないのです。だって、殺し続けていれば、そのうち食料が無くなるのですから……あんっ。」
「だからそんな物騒なこと言うなよ。」
「うふっ、ユウジさんったら、さっきみぃにあげたばかりなのに、もうこんなに。」
「ミアだって、食事したいんだろ?」
「そうですわね。……じゃぁ遠慮なくいただきます。」
「いや、遠慮はしてくれよ……うっ!」
「無理ですよぉ。ご馳走を前にお預けされてたんですから。」
ミアの激しい愛撫に、ユウジがそう長く耐えることは出来ず、さらには2回、3回と搾り取られるのだった。
◇
「ねぇ、ユウジ。そろそろ新しい子欲しい。」
「ん、その娘は飽きたのか?じゃぁ……。」
「ダメ、この娘が欲しかったら、新しい娘用意して。」
「新しい娘って……。」
「だって、男の味が付いたのって不味いんだもの。」
「だから、サキュバスの存在を否定するなって。……でも、まぁ、そろそろ頃合いか。」
「とうとう動きますの?」
ユウジの言葉を聞いて、ミアが喜びの声を上げる。
「まぁな。正直、俺一人じゃミアの相手だけでも厳しいことが分かったからな。」
「そうですねぇ。私もユウジさんだけじゃ物足りないですしぃ。」
「おぃ。」
「アハッ、大丈夫ですよぉ。ユウジさんが求めるのなら、いつでも応じてあげますから。」
妖艶な笑みを浮かべるミア。
「約束だもんね。私達が安心して暮らせる国を作ってくれるって。」
「あぁ、そう言う約束で助けてもらったものな。……だけど、一足飛びに国を作るって言うのは無理だ。大体戦力がない。」
「それは分かるけどねぇ。何ならもっと仲間よぼっか?」
「うーん、近いうちには頼むけど、とりあえず今はいい。下準備をしてからだな。」
「そっかぁ。じゃぁ、その時が来たら、いつでも声かけてね。」
みぃが無邪気に笑う。
「さて、じゃぁ、まずはあの国に戻るか。」
「大丈夫なの?」
「これだけ時間が経ってるんだ。逃げ出した奴隷の事なんてもう忘れてるだろ?」
「そうかなぁ?でもいっか。」
ユウジが狙っているのは、冤罪によって奴隷に落とされそうになった、あの国……セイマ=リア王国だ。
みぃ達、サキュバスの楽園を作るためだけなら、もっと辺境の小さな国を狙うのもアリだったが、あの王女の態度がユウジには許せなかった。
「まずは手駒になりそうな奴の選別だ。街に入って情報収集から始める。」
「それでいい娘を探すんだよね?」
「慌てるなよ。攫う女の子はもう決めてある。後はタイミングだけだ。」
そう、攫うのは、あの王女、アスベル=セイマリアだ。あの王女の自由を奪い、泣いて許しを請う様を眺め、その純潔を散らしてやらないとユウジの気が済まなかった。
「へぇ、あの王女さんねぇ。だったらついでにその妹も攫っちゃお。」
「妹?」
「そう、可愛い可愛い実妹がいるのよ。あの日その娘狙ってドジっちゃって。」
てへっ、と可愛らしく舌を出すみぃ。
「あのなぁ……でもまぁ、姉妹でってのも悪くないな。」
「ユウジさん、ゲスですね。」
「ゲスでもいいんだよ。あいつに復讐出来るんならな。それより、ミアには手伝ってもらうぞ。」
「私は?」
「お前はポンコツだから情報収集には向かない。」
「ひどっ!」
「姫さんを攫う時に手伝ってもらうから、それまでは大人しくその娘と遊んでろ。」
「ぶぅ~。絶対だよ。」
みぃは不承不承頷くと、少女の横たわるベッドへ近づく。
「あっ……もう、ゆるして……。」
「あらら、疲れちゃった?今回復してあげるからね。……彼者の疲れを癒せ。『リフレッシュ』」
みぃが呪文を唱えると、光が少女の身体を包み込む。
「これでまだまだ遊べるね。」
「あっ……もぅ……、いやぁぁぁ……。」
少女の絶叫が響く。
「疲れ果てても無理やり回復して弄ぶ……その為だけに回復魔法を取得するなんて、サキュバスって怖いねぇ。」
「もとはユウジさんが教えてくれえたんじゃないですか。ユウジさんは真正のゲスですね。」
「はっはっは、そう褒めるなよ。」
「褒めてないですよ。ところで、リア王国までどうやって行くんですか?」
「そんなの魔法でに決まってるだろ?」
ユウジはミアを抱きかかえると魔法の言葉を口にする。
『飛翔《フライ》』
ユウジは大空高く飛び上がり、セイマ=リア王国に向けて飛び立つ。
「ハァ、いつの間にこんな魔法を?」
「魔法はイメージだからな。お前たちの飛ぶ姿はイメージするのに役立ったよ。」
「……というより、ただ飛ぶだけなら私たちが運んであげましたのに?」
「いつまでも女の子に抱き着いているわけにもいかないからな。男としては、女の子を抱っこして運びたいのさ。」
ユウジは、ミアをお姫様抱っこして飛び続ける。
「変な拘りがあるんですね。……でもこれはこれでいいものです。」
ミアはユウジの首に腕を回し、ギュッとしがみつく。
「飛ばすからな、しっかり捕まっていろよ。」
ユウジは、内心のドキドキを悟られないように、と誤魔化すようにそう言って、飛ぶスピードを上げるのだった。
「へぇ、これが人間の街ですかぁ。」
「ミアは人間の街に来るのは初めてか?」
「えぇ、そうですね。見るの全てが珍しいです。」
「じゃぁ、しばらくは一緒に見て回ろうか。ある程度慣れたら情報収集をお願いするからな。」
「任せておいてください。……男喰い放題ですね。」
「情報収集優先だからな。」
じゅるり、と舌なめずりをするミアに一応釘を刺しておく。
その後も、物珍しそうにキョロキョロするミアを連れて、しばらく王都観光を楽しむユウジだった。
◇
「そなたか?儂に良き話があると持ち掛けてきたのは?」
薄暗がりの中、高価な衣類に身を包んだ男が現れる。
「これはこれは、シュトックハウゼン伯爵様、このようなところに足をお運びいただきまして、ありがとうございます。私はユウジ商会のユウジと申します。」
「挨拶などは良い。用件を聞こう。」
「まぁまぁ、そんなに焦らず。……おい。」
ユウジが声をかけると、奥から際どい衣装に身を包んだミアが飲み物を運んでくる。
「まずは一杯どうぞ。」
湯治は毒が入ってないことを示すように、先にグラスの中身を飲み干す。
「ウム、頂こう……珍しいが、いい酒だな。」
「お気に召していただけたようで何よりです。」
ユウジはひそかにニヤリと笑う。
今伯爵に出した酒は、ユウジが魔法で熟成させた蒸留酒だ。
この世界で酒といえば、自然発酵させた醸造酒か、それに蜂蜜や果実なのの甘味を加えたものが殆どで、加熱して蒸留すると言った製法は確立されていない。故に、伯爵も口にするのは初めてで、内心ではかなり驚いている筈だが、それをおくびにも出さないあたりは、流石といえる。
「実はですね、伯爵様にお願いがあるのですよ。」
「そんな事だろうよ。儂も暇ではない。暇ではないが、この酒に免じてしばし付き合ってやろう。」
「ありがとうございます。」
ユウジは視線をミアに向ける。
ミアは軽く頷き、伯爵の横に座るとお酌を始める。
「それで?」
「いえ、ね、伯爵をお手伝いしたいと思いまして。」
「何の話だ?」
「とぼけなくてもいいですよ。伯爵が新しい王になるお手伝いをしたいってことです。」
ユウジがそう言った途端、周りの空気が変わる。
「どこのネズミだ?」
「嫌ですねぇ、その物騒なのを仕舞ってくださいよ。じゃないと……。」
ユウジが言い終わらないうちに、陰に潜んでいた護衛達が切りかかってくる。
しかしその刃がユウジに届くことはなかった。
「ほら、人の言う事を聞かないから。」
足元に転がった護衛達の首を蹴り飛ばす。
魔法はイメージ。イメージさえしっかりしていれば、張り巡らせた極薄の刃を他人の目に見えなくすることぐらいはたやすい事だった。
「き、キサマっ!」
「あら、落ち着いて下さらない?」
ミアが伯爵を抱き留める。
「クッ、貴様ら、魔族かっ!」
ミアの頭から見え隠れする角を見て伯爵が呻く。
「とりあえず、落ち着いてください。我々はあなたをどうこうするつもりはないのですよ。」
「クッ、何が望みだ。」
「いえね、難しい事じゃありません。私たちは落ち着いて暮らせる場所を探しているんですよ。誤解が多いようですが、彼女らサキュバスは、魔族といっても人間との共存を望んでいます。」
「共存だと?」
「そうです、ご存じの通り、彼女たちは男性の精を糧として生きています。だけど、魔族と一括りにされて迫害を受けているので、生きていくのも大変なのですよ。」
ユウジが説明している間にも、ミアは伯爵にその豊満な体を見せつけ、身体を愛撫している。
「彼女たちは生きていくために、ほんの少し精をもらいたいだけ。人族の男性は心地よい思いが出来る……どうです?共存可能だと思いませんか?」
「出来るわけがないっ!魔族との共存なぞ、今の王が許すわけがなかろうがっ。」
「そこで伯爵なのですよ。知ってますよ?今の国王に不満だらけなのでしょう?機会があればなり替わりたいと思っているのでしょう?」
ミアの愛撫によって、体中が熱を帯びている伯爵。
少し触られるだけで理性が吹っ飛ぶ寸前まで高められているところに、囁かれる悪魔の誘惑。
「どうですか?彼女は魅力的でしょう?今すぐ精を放ちたいと思いませんか?彼女を思うがままに蹂躙したいと思いませんか?」
「グッ……しかし……ぬぐっ……。」
反論しかける伯爵の口をミアが自らの口で塞ぎ、その口内を蹂躙する。
「ぐっ、し、しかし、魔族との共存とは……。」
ようやく自由を取り戻した伯爵は、それでもなお言いつのろうとするが、被せる様にユウジが囁く。
「難しい事じゃありませんよ。あなたが王になった暁に、娼館を建てる許可をくれるだけでいいんです。別に魔族がどうとか言う必要もありません。彼女たち娼婦の行動に目を瞑ってくれるだけでいいんですよ。」
「しかしだな、王になると言っても……。」
すでに伯爵の目の焦点はあっておらず、ミアの身体を弄るのに夢中になっている。
「それも大丈夫です。近いうちに王宮内で大きな騒ぎが起きます。それによって国王は政治どころじゃなくなるでしょう。その気に乗じて立ち上がってくれればいいんですよ。」
「しかし……。」
「大丈夫です、我々も手を貸しますから。」
「う……むっ?……。」
今まで自由にさせていたミアが、伯爵から離れ距離を取ると、ミアの胸を弄っていた伯爵の手が空を切る。
「伯爵様が心を決めていただけるのであれば、今夜一晩、このミアが精一杯の御持て成しをいたします。彼女らの魅力もわかっていただけると思いますが?」
「ウム……本当に可能なのか?」
「我々は、伯爵様が動きやすいように騒ぎを起こすだけ、成否は伯爵様の腕に掛かっておりますれば。」
「……ウム、よかろう。」
「では契約成立という事で?」
「ウム。」
「では、ミア。伯爵様を精一杯持て成しておくれ。」
「ハイ、お望みのままに。」
ユウジはシュトックハウゼン伯爵に契約のサインを指せ、後はミアに任してその場を去る。
「ユウジ、旨く行った?」
「あぁ、朝にはミアの魅了に掛かった操り人形の出来上がりさ。」
「じゃぁ次は。」
「あぁ、王女を攫う。仲間を何人か呼んでおいてくれ。」
「了解だよ。決行は1週間後でいい?」
「あぁ、1週間後の深夜、王宮に忍び込んで、王女二人と王妃を攫う。」
「王妃様も?何で?」
「あの王女の純潔を散らすのは決定事項だが、すぐには出来ないだろ?」
「当たり前だよ。まず私が味わうんだもん。」
「だから、その間の繋ぎだよ。それにあの国王には恨みがあるからな。妻と娘を奪われる苦しみをたっぷりと味わってもらうさ。」
「うっわぁ。ゲスぃ~。引くわ~。」
「うるさいっ、ロリレズに言われたくないね。」
「ハイハイ。でも計画通りいってもあの伯爵が王様なんでしょ?それでいいの?」
「問題ない。今の王には王子もいる。クーデターが起きた時には真っ先にその子を保護する。」
「男にも手を出すの?見境ないわね。」
「アホか。……まぁ、王子は捕らえた後サキュバスに任せるから、精々いい感じに骨抜きにしてくれ。王子が言いなりになれば、後は、その王子を旗頭に伯爵から国を取り戻す。国のトップがこっちの言いなりであれば乗っ取り完了ってわけさ。」
「成程ねぇ、ゲスい事ばかり考えてるわけじゃないんだね。」
「あん?襲っていいか?」
「い、いやだなぁ。冗談よ冗談。ユウジは素敵よ。」
そう言って空高く飛び去って行くみぃ。
「心にもない事を。」
いつか犯してやる、と、みぃの飛び去った方を見ながら心に固く誓うユウジだった。
「あっん……いやっ……。」
ペチャペチャ……。
「だ、っめ……そこは……。」
「うふっ、可愛いですわね。」
少女は、愛撫の手を止め、その唇をついばむ。
「んっ、ん……。」
「じゃぁ、そろそろイかせてあげる。」
少女は手だけでなく、舌も使って愛撫を再開する。
「あっ、アッ……、ダメェェェェッ!」
散々嬲られていた少女が、その激しい動きに耐えられるはずもなく、あっという間に昇りつめてしまう。
「ウッ、これは堪らんっ。」
その光景を見ていた男がつい声を上げる。
「いいよぉ。出して……っていうか早く出せ。」
男の大事な所を握っていた少女がそう声をかけ、ソレを口に含む。
「うっ、出すぞっ。」
男から大量の精が放たれ、少女はそれを飲み干す。
「うぅ……不味いです。」
「あのなぁ、みぃ、そう言うこと言うなよ。一気に萎えるだろうが。」
その言葉通り、男のいきり立っていたモノが、一気にしぼんでいく。
「知らないよ。こんなもの萎えちゃえ。大体食事の為じゃなめればこんなの無くても……。」
「いや、自分の存在意義を否定するのやめような。」
男は目の前のみぃという少女に、そう声をかける。
「そうですよ、みぃ。あなたが生きていられるのは、そこにいるユウジさんのおかげなのですよ。」
「わかってるよ、ミア。でもマズいものはマズいのっ。……だからお口直しねっ。」
みぃはそう言うと、さっきまでミアが嬲っていた少女に襲い掛かる。
「あっん……。もぅやめて……アッ……イったばかりなのにぃ……。」
みぃの愛撫により、再び絶頂を迎える少女。
「うーん、いいわぁ。やっぱり女の子よ。」
少女の喘ぎ声に喜声を上げるみぃ。
「なぁ、サキュバスがあれでいいのか?」
ユウジは、ミアにそう声をかける。
「まぁ、みぃはサキュバス族の中でも変わり者ですから。」
「レズロリのサキュバスねぇ……生き辛いだろうなぁ。」
「そうですね……ユウジさんは忌避感を覚えないのですか?」
「忌避感?なにに? サキュバスにか?それともロリレズってことにか?」
「……全部ですよ。」
ミアは、そう言いながらユウジの身体に触れてくる。
「まぁ、ロリはともかく、百合は見てる分にはご褒美だしな。サキュバスも、……まぁ、俺の命に係わるわけじゃなければ、大歓迎だろ?」
ユウジはそう言いながら、ミアの豊満な胸の感触を楽しむ。
「そうですね。私たちも友好が結べるのであればそれに越したことはないのです。だって、殺し続けていれば、そのうち食料が無くなるのですから……あんっ。」
「だからそんな物騒なこと言うなよ。」
「うふっ、ユウジさんったら、さっきみぃにあげたばかりなのに、もうこんなに。」
「ミアだって、食事したいんだろ?」
「そうですわね。……じゃぁ遠慮なくいただきます。」
「いや、遠慮はしてくれよ……うっ!」
「無理ですよぉ。ご馳走を前にお預けされてたんですから。」
ミアの激しい愛撫に、ユウジがそう長く耐えることは出来ず、さらには2回、3回と搾り取られるのだった。
◇
「ねぇ、ユウジ。そろそろ新しい子欲しい。」
「ん、その娘は飽きたのか?じゃぁ……。」
「ダメ、この娘が欲しかったら、新しい娘用意して。」
「新しい娘って……。」
「だって、男の味が付いたのって不味いんだもの。」
「だから、サキュバスの存在を否定するなって。……でも、まぁ、そろそろ頃合いか。」
「とうとう動きますの?」
ユウジの言葉を聞いて、ミアが喜びの声を上げる。
「まぁな。正直、俺一人じゃミアの相手だけでも厳しいことが分かったからな。」
「そうですねぇ。私もユウジさんだけじゃ物足りないですしぃ。」
「おぃ。」
「アハッ、大丈夫ですよぉ。ユウジさんが求めるのなら、いつでも応じてあげますから。」
妖艶な笑みを浮かべるミア。
「約束だもんね。私達が安心して暮らせる国を作ってくれるって。」
「あぁ、そう言う約束で助けてもらったものな。……だけど、一足飛びに国を作るって言うのは無理だ。大体戦力がない。」
「それは分かるけどねぇ。何ならもっと仲間よぼっか?」
「うーん、近いうちには頼むけど、とりあえず今はいい。下準備をしてからだな。」
「そっかぁ。じゃぁ、その時が来たら、いつでも声かけてね。」
みぃが無邪気に笑う。
「さて、じゃぁ、まずはあの国に戻るか。」
「大丈夫なの?」
「これだけ時間が経ってるんだ。逃げ出した奴隷の事なんてもう忘れてるだろ?」
「そうかなぁ?でもいっか。」
ユウジが狙っているのは、冤罪によって奴隷に落とされそうになった、あの国……セイマ=リア王国だ。
みぃ達、サキュバスの楽園を作るためだけなら、もっと辺境の小さな国を狙うのもアリだったが、あの王女の態度がユウジには許せなかった。
「まずは手駒になりそうな奴の選別だ。街に入って情報収集から始める。」
「それでいい娘を探すんだよね?」
「慌てるなよ。攫う女の子はもう決めてある。後はタイミングだけだ。」
そう、攫うのは、あの王女、アスベル=セイマリアだ。あの王女の自由を奪い、泣いて許しを請う様を眺め、その純潔を散らしてやらないとユウジの気が済まなかった。
「へぇ、あの王女さんねぇ。だったらついでにその妹も攫っちゃお。」
「妹?」
「そう、可愛い可愛い実妹がいるのよ。あの日その娘狙ってドジっちゃって。」
てへっ、と可愛らしく舌を出すみぃ。
「あのなぁ……でもまぁ、姉妹でってのも悪くないな。」
「ユウジさん、ゲスですね。」
「ゲスでもいいんだよ。あいつに復讐出来るんならな。それより、ミアには手伝ってもらうぞ。」
「私は?」
「お前はポンコツだから情報収集には向かない。」
「ひどっ!」
「姫さんを攫う時に手伝ってもらうから、それまでは大人しくその娘と遊んでろ。」
「ぶぅ~。絶対だよ。」
みぃは不承不承頷くと、少女の横たわるベッドへ近づく。
「あっ……もう、ゆるして……。」
「あらら、疲れちゃった?今回復してあげるからね。……彼者の疲れを癒せ。『リフレッシュ』」
みぃが呪文を唱えると、光が少女の身体を包み込む。
「これでまだまだ遊べるね。」
「あっ……もぅ……、いやぁぁぁ……。」
少女の絶叫が響く。
「疲れ果てても無理やり回復して弄ぶ……その為だけに回復魔法を取得するなんて、サキュバスって怖いねぇ。」
「もとはユウジさんが教えてくれえたんじゃないですか。ユウジさんは真正のゲスですね。」
「はっはっは、そう褒めるなよ。」
「褒めてないですよ。ところで、リア王国までどうやって行くんですか?」
「そんなの魔法でに決まってるだろ?」
ユウジはミアを抱きかかえると魔法の言葉を口にする。
『飛翔《フライ》』
ユウジは大空高く飛び上がり、セイマ=リア王国に向けて飛び立つ。
「ハァ、いつの間にこんな魔法を?」
「魔法はイメージだからな。お前たちの飛ぶ姿はイメージするのに役立ったよ。」
「……というより、ただ飛ぶだけなら私たちが運んであげましたのに?」
「いつまでも女の子に抱き着いているわけにもいかないからな。男としては、女の子を抱っこして運びたいのさ。」
ユウジは、ミアをお姫様抱っこして飛び続ける。
「変な拘りがあるんですね。……でもこれはこれでいいものです。」
ミアはユウジの首に腕を回し、ギュッとしがみつく。
「飛ばすからな、しっかり捕まっていろよ。」
ユウジは、内心のドキドキを悟られないように、と誤魔化すようにそう言って、飛ぶスピードを上げるのだった。
「へぇ、これが人間の街ですかぁ。」
「ミアは人間の街に来るのは初めてか?」
「えぇ、そうですね。見るの全てが珍しいです。」
「じゃぁ、しばらくは一緒に見て回ろうか。ある程度慣れたら情報収集をお願いするからな。」
「任せておいてください。……男喰い放題ですね。」
「情報収集優先だからな。」
じゅるり、と舌なめずりをするミアに一応釘を刺しておく。
その後も、物珍しそうにキョロキョロするミアを連れて、しばらく王都観光を楽しむユウジだった。
◇
「そなたか?儂に良き話があると持ち掛けてきたのは?」
薄暗がりの中、高価な衣類に身を包んだ男が現れる。
「これはこれは、シュトックハウゼン伯爵様、このようなところに足をお運びいただきまして、ありがとうございます。私はユウジ商会のユウジと申します。」
「挨拶などは良い。用件を聞こう。」
「まぁまぁ、そんなに焦らず。……おい。」
ユウジが声をかけると、奥から際どい衣装に身を包んだミアが飲み物を運んでくる。
「まずは一杯どうぞ。」
湯治は毒が入ってないことを示すように、先にグラスの中身を飲み干す。
「ウム、頂こう……珍しいが、いい酒だな。」
「お気に召していただけたようで何よりです。」
ユウジはひそかにニヤリと笑う。
今伯爵に出した酒は、ユウジが魔法で熟成させた蒸留酒だ。
この世界で酒といえば、自然発酵させた醸造酒か、それに蜂蜜や果実なのの甘味を加えたものが殆どで、加熱して蒸留すると言った製法は確立されていない。故に、伯爵も口にするのは初めてで、内心ではかなり驚いている筈だが、それをおくびにも出さないあたりは、流石といえる。
「実はですね、伯爵様にお願いがあるのですよ。」
「そんな事だろうよ。儂も暇ではない。暇ではないが、この酒に免じてしばし付き合ってやろう。」
「ありがとうございます。」
ユウジは視線をミアに向ける。
ミアは軽く頷き、伯爵の横に座るとお酌を始める。
「それで?」
「いえ、ね、伯爵をお手伝いしたいと思いまして。」
「何の話だ?」
「とぼけなくてもいいですよ。伯爵が新しい王になるお手伝いをしたいってことです。」
ユウジがそう言った途端、周りの空気が変わる。
「どこのネズミだ?」
「嫌ですねぇ、その物騒なのを仕舞ってくださいよ。じゃないと……。」
ユウジが言い終わらないうちに、陰に潜んでいた護衛達が切りかかってくる。
しかしその刃がユウジに届くことはなかった。
「ほら、人の言う事を聞かないから。」
足元に転がった護衛達の首を蹴り飛ばす。
魔法はイメージ。イメージさえしっかりしていれば、張り巡らせた極薄の刃を他人の目に見えなくすることぐらいはたやすい事だった。
「き、キサマっ!」
「あら、落ち着いて下さらない?」
ミアが伯爵を抱き留める。
「クッ、貴様ら、魔族かっ!」
ミアの頭から見え隠れする角を見て伯爵が呻く。
「とりあえず、落ち着いてください。我々はあなたをどうこうするつもりはないのですよ。」
「クッ、何が望みだ。」
「いえね、難しい事じゃありません。私たちは落ち着いて暮らせる場所を探しているんですよ。誤解が多いようですが、彼女らサキュバスは、魔族といっても人間との共存を望んでいます。」
「共存だと?」
「そうです、ご存じの通り、彼女たちは男性の精を糧として生きています。だけど、魔族と一括りにされて迫害を受けているので、生きていくのも大変なのですよ。」
ユウジが説明している間にも、ミアは伯爵にその豊満な体を見せつけ、身体を愛撫している。
「彼女たちは生きていくために、ほんの少し精をもらいたいだけ。人族の男性は心地よい思いが出来る……どうです?共存可能だと思いませんか?」
「出来るわけがないっ!魔族との共存なぞ、今の王が許すわけがなかろうがっ。」
「そこで伯爵なのですよ。知ってますよ?今の国王に不満だらけなのでしょう?機会があればなり替わりたいと思っているのでしょう?」
ミアの愛撫によって、体中が熱を帯びている伯爵。
少し触られるだけで理性が吹っ飛ぶ寸前まで高められているところに、囁かれる悪魔の誘惑。
「どうですか?彼女は魅力的でしょう?今すぐ精を放ちたいと思いませんか?彼女を思うがままに蹂躙したいと思いませんか?」
「グッ……しかし……ぬぐっ……。」
反論しかける伯爵の口をミアが自らの口で塞ぎ、その口内を蹂躙する。
「ぐっ、し、しかし、魔族との共存とは……。」
ようやく自由を取り戻した伯爵は、それでもなお言いつのろうとするが、被せる様にユウジが囁く。
「難しい事じゃありませんよ。あなたが王になった暁に、娼館を建てる許可をくれるだけでいいんです。別に魔族がどうとか言う必要もありません。彼女たち娼婦の行動に目を瞑ってくれるだけでいいんですよ。」
「しかしだな、王になると言っても……。」
すでに伯爵の目の焦点はあっておらず、ミアの身体を弄るのに夢中になっている。
「それも大丈夫です。近いうちに王宮内で大きな騒ぎが起きます。それによって国王は政治どころじゃなくなるでしょう。その気に乗じて立ち上がってくれればいいんですよ。」
「しかし……。」
「大丈夫です、我々も手を貸しますから。」
「う……むっ?……。」
今まで自由にさせていたミアが、伯爵から離れ距離を取ると、ミアの胸を弄っていた伯爵の手が空を切る。
「伯爵様が心を決めていただけるのであれば、今夜一晩、このミアが精一杯の御持て成しをいたします。彼女らの魅力もわかっていただけると思いますが?」
「ウム……本当に可能なのか?」
「我々は、伯爵様が動きやすいように騒ぎを起こすだけ、成否は伯爵様の腕に掛かっておりますれば。」
「……ウム、よかろう。」
「では契約成立という事で?」
「ウム。」
「では、ミア。伯爵様を精一杯持て成しておくれ。」
「ハイ、お望みのままに。」
ユウジはシュトックハウゼン伯爵に契約のサインを指せ、後はミアに任してその場を去る。
「ユウジ、旨く行った?」
「あぁ、朝にはミアの魅了に掛かった操り人形の出来上がりさ。」
「じゃぁ次は。」
「あぁ、王女を攫う。仲間を何人か呼んでおいてくれ。」
「了解だよ。決行は1週間後でいい?」
「あぁ、1週間後の深夜、王宮に忍び込んで、王女二人と王妃を攫う。」
「王妃様も?何で?」
「あの王女の純潔を散らすのは決定事項だが、すぐには出来ないだろ?」
「当たり前だよ。まず私が味わうんだもん。」
「だから、その間の繋ぎだよ。それにあの国王には恨みがあるからな。妻と娘を奪われる苦しみをたっぷりと味わってもらうさ。」
「うっわぁ。ゲスぃ~。引くわ~。」
「うるさいっ、ロリレズに言われたくないね。」
「ハイハイ。でも計画通りいってもあの伯爵が王様なんでしょ?それでいいの?」
「問題ない。今の王には王子もいる。クーデターが起きた時には真っ先にその子を保護する。」
「男にも手を出すの?見境ないわね。」
「アホか。……まぁ、王子は捕らえた後サキュバスに任せるから、精々いい感じに骨抜きにしてくれ。王子が言いなりになれば、後は、その王子を旗頭に伯爵から国を取り戻す。国のトップがこっちの言いなりであれば乗っ取り完了ってわけさ。」
「成程ねぇ、ゲスい事ばかり考えてるわけじゃないんだね。」
「あん?襲っていいか?」
「い、いやだなぁ。冗談よ冗談。ユウジは素敵よ。」
そう言って空高く飛び去って行くみぃ。
「心にもない事を。」
いつか犯してやる、と、みぃの飛び去った方を見ながら心に固く誓うユウジだった。
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