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第四夜
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カーテンの隙間から月明かりが入り込む薄暗い室内。
恭介はベッドの上で仰向けになると、スエットのズボンと下着を少しだけずらして、自身の性器を徐に取り出した。
それはまだ力なく頭を垂らしていて、その先端は少しだけ薄皮を被っている。
恭介はゆっくりと利き手である右手を動かして、それを上下に優しく扱いていく。
幼なじみとルームシェアをしているこの2LDKのアパートは、それぞれの部屋に鍵は付いていない。
最悪見られたからといって、お互い男同士なのでそこまで恥ずかしくはないし、理解もしてもらえるだろう。
──海斗だって、部屋でオナニー くらいしてるだろうし。
ほんの一瞬、自慰をする海斗を想像してしまって、なんの前触れもなく、恭介の性器はむくりと勃ち上がった。
わずかに皮を被っていた先端はもう、くっきりと鈴口があらわになっている。
「ん……」
思わず甘い声が漏れてしまう。
海斗のことを考えたから勃ったのではない。手の刺激のせいだ。
快楽の波に身を委ねながらも、微かに残る理性がそんな言い訳を考える。
少しだけ扱く速度を速めると、先端の窪みから溢れ出た先走りが、恭介の性器をいやらしく濡らした。
ぬめりが加わり、より一層気持ちいい。自然と更に性器を慰める手に力が入る。
恭介のものは既に天井を指すようにぴんっと張りつめている。
「ぁ……んっ」
身体中に快楽の電気が走り、腰を浮かして硬くいきり立った性器を突き出してしまう。
何度も何度も、夢中になって右手を動かす。
止まない先走りで濡れそぼった性器は、ぐちゅぐちゅといやらしい水音を立てはじめ、それは恭介を過剰に興奮させた。
暫くしていなかったせいで敏感になっているのか、久しぶりにする自慰は異常なほど気持ちがいい。
絶頂はもうすぐそこだ。
休むことなくカチカチの性器を扱き続けて、3分ほどが経った。
「…………あれ……?」
恭介は浮かしていた腰を弱々しく下ろした。
今すぐにでも達してしまいそうなのに、はちきれんばかりのそれなのに、どれだけ擦っても頂上の最高地点に辿り着けないのだ。
頭を持ち上げて下腹部を覗けば、勿論まだそれはしっかりと屹立している。
──なんで……だ……?
イきそうなのに、あと少しのところで何故かイけない。
苦しくて身を捩ると、胸元に小さな刺激を受けた。着ていたTシャツが、何かに擦れたのだ。
裾から空いている左手を入れて肌を辿ると、小さな突起──、乳首に爪先が触れた。
その瞬間、怖いくらいゾクゾクとした快感が走った。
男の胸なんて、ただそこにあるだけで何の機能もなく、今まで大して意識などしてこなかった部位だ。
なのに今、恭介の乳はぷっくりと2つの先端を尖らせている。
まともに触ったことなんてないはずだった。
なのに、恭介の身体はもう何かを知っているようだった。2つの手が、勝手に動く。
右手は勃ちっぱなしの性器を再び上下に弄りはじめ、左手はそれに合わせて左の乳首をくりくりと捏ねるのだ。
「あ……ぁんっ」
吐息まじりの声は、思いのほか大きく出てしまった。
声を抑えないと、海斗に聞こえてしまう。
でも気持ちいい。
天秤に乗った理性と本能が頭の中でぐらぐらと揺れる。
大丈夫。聞こえるわけがない。
気持ちいい。イきたい。イきたい。イきたい。
勝ったのは、本能だった。
指できゅっと乳首をつねると、言いようのない快感の沼にどっぷりと沈んでいく気がした。
その沼を、恭介の身体はよく知っている。でももう何も考えられない。
ぐちゅぐちゅと、ついにわざと音を立てながら性器を扱く。右手はもう蜜でベトベトだ。
くりくりと、ずっと左ばかりでもどかしそうにしていた右の乳首も触ってやる。
「……あぁ、ん、んんっ、あ、……ああぁっ……っ!」
恭介は瞬く間に昇り詰め、女子のような高い声を上げながら、熱い精を吐き出していた。
はあはあと、しばらく肩で息をして、白濁の液を受け止めた右手を目の前に持ってくる。
久々のわりに、あまり量は出なかった。
──ティッシュで、拭かなきゃ。
そう思いつつも、目蓋が重い。忘れていた倦怠感がじわじわと戻ってきている。
一瞬目を閉じると、恭介はもう深い眠りに落ちていた。
その手はまだ精液で汚れているし、寝巻きはだらしなく乱れていて、恥ずかしい部分は全て露出した状態だった。
すやすやと寝息を立てる恭介の後孔が、ひとりでにひくひくと動いた。
何かを欲しそうに自身の尻の孔が疼いていたことを、恭介は知るはずもなかった。
恭介はベッドの上で仰向けになると、スエットのズボンと下着を少しだけずらして、自身の性器を徐に取り出した。
それはまだ力なく頭を垂らしていて、その先端は少しだけ薄皮を被っている。
恭介はゆっくりと利き手である右手を動かして、それを上下に優しく扱いていく。
幼なじみとルームシェアをしているこの2LDKのアパートは、それぞれの部屋に鍵は付いていない。
最悪見られたからといって、お互い男同士なのでそこまで恥ずかしくはないし、理解もしてもらえるだろう。
──海斗だって、部屋でオナニー くらいしてるだろうし。
ほんの一瞬、自慰をする海斗を想像してしまって、なんの前触れもなく、恭介の性器はむくりと勃ち上がった。
わずかに皮を被っていた先端はもう、くっきりと鈴口があらわになっている。
「ん……」
思わず甘い声が漏れてしまう。
海斗のことを考えたから勃ったのではない。手の刺激のせいだ。
快楽の波に身を委ねながらも、微かに残る理性がそんな言い訳を考える。
少しだけ扱く速度を速めると、先端の窪みから溢れ出た先走りが、恭介の性器をいやらしく濡らした。
ぬめりが加わり、より一層気持ちいい。自然と更に性器を慰める手に力が入る。
恭介のものは既に天井を指すようにぴんっと張りつめている。
「ぁ……んっ」
身体中に快楽の電気が走り、腰を浮かして硬くいきり立った性器を突き出してしまう。
何度も何度も、夢中になって右手を動かす。
止まない先走りで濡れそぼった性器は、ぐちゅぐちゅといやらしい水音を立てはじめ、それは恭介を過剰に興奮させた。
暫くしていなかったせいで敏感になっているのか、久しぶりにする自慰は異常なほど気持ちがいい。
絶頂はもうすぐそこだ。
休むことなくカチカチの性器を扱き続けて、3分ほどが経った。
「…………あれ……?」
恭介は浮かしていた腰を弱々しく下ろした。
今すぐにでも達してしまいそうなのに、はちきれんばかりのそれなのに、どれだけ擦っても頂上の最高地点に辿り着けないのだ。
頭を持ち上げて下腹部を覗けば、勿論まだそれはしっかりと屹立している。
──なんで……だ……?
イきそうなのに、あと少しのところで何故かイけない。
苦しくて身を捩ると、胸元に小さな刺激を受けた。着ていたTシャツが、何かに擦れたのだ。
裾から空いている左手を入れて肌を辿ると、小さな突起──、乳首に爪先が触れた。
その瞬間、怖いくらいゾクゾクとした快感が走った。
男の胸なんて、ただそこにあるだけで何の機能もなく、今まで大して意識などしてこなかった部位だ。
なのに今、恭介の乳はぷっくりと2つの先端を尖らせている。
まともに触ったことなんてないはずだった。
なのに、恭介の身体はもう何かを知っているようだった。2つの手が、勝手に動く。
右手は勃ちっぱなしの性器を再び上下に弄りはじめ、左手はそれに合わせて左の乳首をくりくりと捏ねるのだ。
「あ……ぁんっ」
吐息まじりの声は、思いのほか大きく出てしまった。
声を抑えないと、海斗に聞こえてしまう。
でも気持ちいい。
天秤に乗った理性と本能が頭の中でぐらぐらと揺れる。
大丈夫。聞こえるわけがない。
気持ちいい。イきたい。イきたい。イきたい。
勝ったのは、本能だった。
指できゅっと乳首をつねると、言いようのない快感の沼にどっぷりと沈んでいく気がした。
その沼を、恭介の身体はよく知っている。でももう何も考えられない。
ぐちゅぐちゅと、ついにわざと音を立てながら性器を扱く。右手はもう蜜でベトベトだ。
くりくりと、ずっと左ばかりでもどかしそうにしていた右の乳首も触ってやる。
「……あぁ、ん、んんっ、あ、……ああぁっ……っ!」
恭介は瞬く間に昇り詰め、女子のような高い声を上げながら、熱い精を吐き出していた。
はあはあと、しばらく肩で息をして、白濁の液を受け止めた右手を目の前に持ってくる。
久々のわりに、あまり量は出なかった。
──ティッシュで、拭かなきゃ。
そう思いつつも、目蓋が重い。忘れていた倦怠感がじわじわと戻ってきている。
一瞬目を閉じると、恭介はもう深い眠りに落ちていた。
その手はまだ精液で汚れているし、寝巻きはだらしなく乱れていて、恥ずかしい部分は全て露出した状態だった。
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