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第一章
理科室②
しおりを挟む理科室の奥端、窓側の実験机の陰に隠れるようにして直央と大河はいた。
「直央」
呼ばれてすぐ、両手を広げる大河の胸に飛び込むようにして抱きつく。
久しぶりの大河の温もりだ。厚い胸板に頬擦りして甘えると、つむじに大河の唇が押し当てられた。
大河も同じ気持ちなのだ。直央の髪に鼻先を埋めて、確かめるように匂いを嗅いでくる。
くすぐったさと、犬みたいな大河がおかしくて笑っていると、視線がぶつかる。
目を細めた大河にそっと頬を取られて、口端に熱い唇を押しつけられる。
直央もそれに応えようとしたとき、ふいに大河の大きな手が直央の股間を撫で上げた。
その瞬間直央は身体を硬くする。
「聞いていいか」
「うるさい」
キッと大河を睨む。
「なんでもう勃ってるんだ?いつから……」
「うるさい言うとるやんかあ!ホンマ黙ってくれっ」
涙目になって抗議するも意味がない。大河は今にも鼻歌を歌い出しそうなくらい上機嫌だ。
あの日の手淫を思い出して、レポートを書いている時から勃起していたなんて、絶対に知られたくない。
「拗ねるな。まったくお前は……」
顎を持ち上げられて、また唇を奪われる。差し込まれた大河の熱い舌が、直央の上顎をゆっくりと這う。
"お前は"。その次にくる言葉は何だったのだろう。
溶けそうなほど甘くて優しい口づけに、聞かずとも想像がついた直央は頬を朱に染める。
大河の舌を吸うことに夢中になっていると、カチャカチャと金属音をたてながら直央のベルトがはずされた。
そのまま大河の指は、ズボンの前ボタンを解放し、ファスナーを下ろす。
現れたのは至ってシンプルなネイビーのボクサーパンツだが、その中心は膨れており、いやらしい染みが出来ている。
「っ最後まではせんやろ?」
見るなと言いたいところだが、それはなんとか我慢できた。
「ああ、そうだな」
「じゃあ、どこまで……っん」
大河が直央の下着をずらして、双玉と竿を露わにする。
先端の切れ目から、透明の蜜が滲むそこに、あろうことか、大河が顔を近づけていく。
背を丸めて床に片手をつく様はまるで獣のようでぞくりとする。
「ちょちょちょ、ちょお待ってぇや!」
後ろ手をついて、やや遅れて声を荒げるが、そんな事で止まる大河ではなかった。
何の躊躇もなく鈴口を口に含まれた瞬間、直央の全身に電流が走る。そう錯覚するほどの強烈な刺激だった。
「あ……んんっ」
直央の性器の先を口腔に収めたまま、ねっとりと舌で円を描くように舐め上げた大河は、難しい顔で小首を傾げた。
口を離して、訝しげに直央の性器を観察するように見てくるから、真っ赤になっていた直央が、途端に青ざめる。
「はよ離しぃや。不味いんやろ?無理せんでええから」
「いや、無味無臭すぎて残念……驚いただけだ」
「残念?残念言うた今?」
直央の問いかけを無視して、再び大河が直央の性器を口に含む。
言いたいことが色々あったが、今度は根元までぱくっと咥えられ、はじめての快感に震えることしかできなかった。
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