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第一章
直央の部屋③
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そして直央は、絶句した。
凶暴なサイズの大河の男性器をまじまじと見つめる。
まだ半分ほどしか勃っていないだろうそれは、勃起した直央のものよりも既に明らかに大きいのだ。
それだけに、同じ男として思わず感心してしまう。
「すご!なんなん、デカすぎやろこれ!なんやろ、やっぱ身長に比例するんかな?」
すごすぎやん、と別の意味で興奮しながら大河の陰茎を握り込む。ゆるゆると自分でするときのように上下に扱く。
赤黒いそれは、ひとつの生き物みたいにどんどん硬くなる。
先端からは先走りが滲み、竿の表皮にはくっきりと血管が浮き出てきた。
何より、特筆すべき点はその亀頭の大きさだ。完全に勃ち上り、その下のくびれがはっきりと見て分かる。
──カリすご……、パンパンやん……。
より卑猥さを増した男性器に、覚えずごくりと生唾を呑む。
そして、あることに気がつく。
大きさに感動している場合ではない。最終的にはこれを、直央の尻穴に入れなければならないのだ。
──絶対入らんやろ、こんなん……。
その時、わずかに荒い息遣いが耳に届いて、直央はそっと大河を窺う。
表情はほとんど変わらないが、大河の興奮はこの下半身を見れば分かる。
「気持ちええか?なあ、オレこれ入る気せえへんのやけど。ほら」
人差し指と親指の輪っかを目の前に差し出して見せつける。自分の尻がこんなに拡がるとは到底思えない。
「長さだってここやで、ここ。オレの臍まであるやん」
今度は手中の屹立に、自分の下腹部を宛てがうと、不意に大河が息を詰めて身体を強張らせた。
とぷっと、手のひらが濡れる感触がして、直央は扱いていた手をひらいた。白い粘液がべっとりとついている。これはどう見ても精子だ。
「……あれ、もうイったん……?」
思ったまま訊ねると大河は舌打ちをして、忌々しそうに「クソッ」と毒づいた。感情の起伏が少ない大河にしては珍しい態度だ。
「急にエロいことをするな」
「え、オレのせいなん?だって、事実やん。なあ、もしかしてシとるとこ、想像したん?」
「……そうだ」と拗ねた顔でそっぽを向くから、なんだか今日は大河が可愛く見えて仕方がない。
以前に直央が大河に手でされた時も早かったが、それといい勝負だ。
堪えきれずに、ふ、と思わず笑ってしまうと、ふて腐れた顔で大河が睨んでくる。
「悪かったな、どうせ童貞だよ」
「うん、ホンマ童貞っぽくて、可愛らし……」
言いかけた言葉を呑んで、「え?」と直央は目を丸くして大河を見た。
「なんだ」いそいそと服を直しながら大河が眉間にしわを寄せる。
呆気なく達したことが余程悔しかったらしい。
だが、それよりも、信じがたいワードを大河はいま口にした。
「大河って、……童貞なん……?」
ストレートに訊くと大河の眉間のしわはより深くなった。
「しつこいやつだな。さっさと手を洗ってこい」
「や、待って、オレ……」
確かに大河の口からはっきりと性交経験の有無を聞いたことはない。「中学の時に彼女がいた」そう聞いて、済ましているものだと思ったし、妬いてしまうから深く聞こうとしなかったのだ。
「大河は、元カノとエッチしてないん……?」
遠慮がちに、消え入りそうな声で問うと、大河は「当たり前だろ」不思議そうな顔をする。
「じゃあ、大河のはじめてもオレになるん?」
「なんだ、今更。そうに決まってる」
察しの良い大河はそこで少し考えたのち、「まさか、したと思っていたのか?」と直央の心を読んだかのように全部を理解してくれた。
「したとは勿論言ってないが、してないとも言ってなかったか……?もしかして、不安にさせていたか?」
首筋に入り込んできた手にそっと撫でられて、次の瞬間、直央はたまらず大河に抱きついていた。
「ううん、ええよ、もう。オレ、めっちゃ嬉しい……っ」
ぎゅうっと手を回してピタッとくっつく。手のひらにべったりとついた大河の精液で、大河の服を汚したと気づくのは、それからしばらく経ってからだった。
凶暴なサイズの大河の男性器をまじまじと見つめる。
まだ半分ほどしか勃っていないだろうそれは、勃起した直央のものよりも既に明らかに大きいのだ。
それだけに、同じ男として思わず感心してしまう。
「すご!なんなん、デカすぎやろこれ!なんやろ、やっぱ身長に比例するんかな?」
すごすぎやん、と別の意味で興奮しながら大河の陰茎を握り込む。ゆるゆると自分でするときのように上下に扱く。
赤黒いそれは、ひとつの生き物みたいにどんどん硬くなる。
先端からは先走りが滲み、竿の表皮にはくっきりと血管が浮き出てきた。
何より、特筆すべき点はその亀頭の大きさだ。完全に勃ち上り、その下のくびれがはっきりと見て分かる。
──カリすご……、パンパンやん……。
より卑猥さを増した男性器に、覚えずごくりと生唾を呑む。
そして、あることに気がつく。
大きさに感動している場合ではない。最終的にはこれを、直央の尻穴に入れなければならないのだ。
──絶対入らんやろ、こんなん……。
その時、わずかに荒い息遣いが耳に届いて、直央はそっと大河を窺う。
表情はほとんど変わらないが、大河の興奮はこの下半身を見れば分かる。
「気持ちええか?なあ、オレこれ入る気せえへんのやけど。ほら」
人差し指と親指の輪っかを目の前に差し出して見せつける。自分の尻がこんなに拡がるとは到底思えない。
「長さだってここやで、ここ。オレの臍まであるやん」
今度は手中の屹立に、自分の下腹部を宛てがうと、不意に大河が息を詰めて身体を強張らせた。
とぷっと、手のひらが濡れる感触がして、直央は扱いていた手をひらいた。白い粘液がべっとりとついている。これはどう見ても精子だ。
「……あれ、もうイったん……?」
思ったまま訊ねると大河は舌打ちをして、忌々しそうに「クソッ」と毒づいた。感情の起伏が少ない大河にしては珍しい態度だ。
「急にエロいことをするな」
「え、オレのせいなん?だって、事実やん。なあ、もしかしてシとるとこ、想像したん?」
「……そうだ」と拗ねた顔でそっぽを向くから、なんだか今日は大河が可愛く見えて仕方がない。
以前に直央が大河に手でされた時も早かったが、それといい勝負だ。
堪えきれずに、ふ、と思わず笑ってしまうと、ふて腐れた顔で大河が睨んでくる。
「悪かったな、どうせ童貞だよ」
「うん、ホンマ童貞っぽくて、可愛らし……」
言いかけた言葉を呑んで、「え?」と直央は目を丸くして大河を見た。
「なんだ」いそいそと服を直しながら大河が眉間にしわを寄せる。
呆気なく達したことが余程悔しかったらしい。
だが、それよりも、信じがたいワードを大河はいま口にした。
「大河って、……童貞なん……?」
ストレートに訊くと大河の眉間のしわはより深くなった。
「しつこいやつだな。さっさと手を洗ってこい」
「や、待って、オレ……」
確かに大河の口からはっきりと性交経験の有無を聞いたことはない。「中学の時に彼女がいた」そう聞いて、済ましているものだと思ったし、妬いてしまうから深く聞こうとしなかったのだ。
「大河は、元カノとエッチしてないん……?」
遠慮がちに、消え入りそうな声で問うと、大河は「当たり前だろ」不思議そうな顔をする。
「じゃあ、大河のはじめてもオレになるん?」
「なんだ、今更。そうに決まってる」
察しの良い大河はそこで少し考えたのち、「まさか、したと思っていたのか?」と直央の心を読んだかのように全部を理解してくれた。
「したとは勿論言ってないが、してないとも言ってなかったか……?もしかして、不安にさせていたか?」
首筋に入り込んできた手にそっと撫でられて、次の瞬間、直央はたまらず大河に抱きついていた。
「ううん、ええよ、もう。オレ、めっちゃ嬉しい……っ」
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