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梟(ふくろう) 第四話
しおりを挟む刑事からの取り調べの中で、この十年余りの社会生活の中で、忘れられない、捨て置けない、二つの事件があることを供述している。その話をするときだけは、秋本容疑者はその身を若干前に乗り出し、目を吊り上げて、幾分興奮したような態度を見せたという。そのひとつが社内ではいわゆる『宝くじ事件』と語られている一件であり、もうひとつは、元同僚が帰宅途中に泥酔したあげく、駅のホームから落下して轢死した事件なのだが、ここではまず前者について解説しておく。
女性社員殺害事件から三年前の夏、その頃、会社の総務部ではひとりの男性アルバイトスタッフが働いていた。総務には彼以外に六人の正社員が働いていた。この部所では日々他の部所との煩雑な書類のやり取りがあり、ふたつのビルを行き来する人材が必要であった。これは特に専門的な知識を必要としない単純作業であるのだが、他にも重要な職務を抱えている正社員の手にはとても負えないため、書類整理とその運搬を専門にする、アルバイトの職員が必要となった。一般紙に募集広告を出したところ、ほどなくして、若い男性から応募があった。選考の結果、この二十台の男性は無事に雇われることになる。この男性を仮にAとする。長髪で今風の若者であったが、無口で自分から話題を振ることはなかったらしい。担当する職務も、ひとりで取り組める単純な作業のため、他の社員との会話はほとんど見られなかったという。しかし、割り当てられた仕事自体は黙々とこなしていた。自分の仕事のみに取組み、他人との接触は極力避ける。決めつけは良くないが、これは最近の若者にありがちな傾向である。
Aが会社に勤め始めてから、丸二年が経過したある日、ギャンブル好きだった彼は、会社の帰り道に例年と同様に宝くじを一セット購入した。彼にしても、身体に染みついた癖による行動であり、さしたる意識もなく、購入したくじだったので、その券を手にした当初は、それほど大きな期待もしていなかったらしい(これらの情報は、すべて秋本容疑者が後に語って聞かせたところによる)。ところが、後日の発表において、A青年の購入した番号が、二等の一億円に当選していたことが判明した。この青年は当選の翌日、興奮した顔をして、鞄も持たずに会社へ顔を出すと、「宝くじで高額の当選金を当ててしまった。このことが肉親や友人などにばれると大変なことになるので、この仕事を今すぐに辞めたい」と言い放った。同僚が止める間もなく、彼は給料の支払いも待たずに姿を消したという。それ以降、会社側からの説得にはいっさい耳を貸さず、数日後、ワープロ打ちの辞表が総務部宛てに郵送されてきた。この日以降、両親でさえも、彼に連絡は取れなくなり、そのまま今に至るまで行方不明であるという。
会社としても、退社後の諸手続のことがあるので、このA青年と何度も連絡を取ろうとしたらしいが、結局のところ、彼の行方は分からないままで終わる。どこかで聞いた風な、単純な事件ではあるのだが、件の殺人事件とは直接関わりはないと思える、この一件の詳細を警察が知ったのは、秋本の供述を元に、会社の役員から直接に話を聞いた折りのことであり、当の秋本本人は、A青年が会社を辞めるに至った際、その本当の要因をまるで知らされなかった。彼がA青年の突然の退社について、「実はギャンブルの大当りによるものではないか」と訝ったのは、この件の遥か以前に、仕事終わりの軽い飲み会において、A青年と数回顔を突き合わせていたためである。ふたりは競馬や麻雀に共通点をみつけて、かなり盛り上がったそうである。その数度の対話により、A青年が相当なギャンブル好きであることを知ったらしい。秋本がこの件の真相に迫ったもう一つの理由は、マスコミ関連の数社が、この会社の社員が宝くじを当てた一件を嗅ぎつけたためである。
A青年が宝くじを購入した販売店が、細い道路を挟んだ、会社の真向いにある。この売場の店員のひとりが、A青年の素性をよく知っていたため、マスコミ関係者に、実はこの付近の会社員に高額の当選者がいるのだと、口を滑らせたわけである。それを受けて、一部の週刊誌が具体的な社名入りで、このことを詳細に報道したのだ。もちろん、一般人のくじの当否を報道する週刊誌など、二流以下である。だが、誌面に出た以上は捨て置けない。会社は直ちに役員会を開き、この一件をトップシークレット扱いとした。秋本はその週刊誌にいち早く目を通し、これは由々しき事態だと、その一冊を大事に机の引き出しにしまい込んでおいた。時折、時間が空いたときなどに、その記事に自然と目を通すと、あらぬ方向へと想像は膨らむようになってしまったという。それは例えば、A青年がどこか遠く、マハラジャに似た大理石の宮殿にいて、宝くじ事件から数年の後、未だにこのような惨めな境遇にある自分をあざ笑っているのでは……、とか、あのとき、自分も彼の傍にいて、くじを何枚か購入していれば、当たっていたのではないかとか、そういう誇大妄想に襲われるらしい。自然と溢れ出る妄想は逃げることを許さず、それが生み出す精神的な悪循環により、秋本は日常的に気分が異様に高ぶる期間が続くことになっていく。仕事中であれば、まともに書類一枚も記せない状態に陥り、休日における自宅では、気持ちが高揚して、深夜を迎えても意識が鮮明のままで、布団に入っても、なかなか寝つけない状態が続いていたという。
A青年の退社を風の噂に知ってから、彼が辞めていった本当の理由を、苦手なはずの上司の井上を相手に回して、執拗に問いただすようになっていく。それは、仕事の合間でも休憩時間でも帰り際であっても、まったくお構いなしであったという。先述のとおり、A青年が会社を去った本来の理由は機密情報扱いになっていて、井上課長はそれを聞かれるたびに、微妙な笑いを浮かべ、話をうまくごまかしながら、真相を隠すようにした。しかし、秘密というものは、どんなに厳重に隠そうとも、巧妙なの下にしまい込もうとも、いずれ、どこかの口を通して漏れてしまうものである。この宝くじの一件は、いつの間にやら社内の誰もが知るところになっており、A青年の辞めるに至った詳しい経過についても、彼が辞めて半年も経たぬうちに、職場の皆の話の種になることが多くなっていった。ただ、この青年が会社を辞めて丸二年以上が経過してなお、この問題に長々と執着し続けているのは、秋本ひとりであった。
彼は殺人事件の被疑者として勾留された後も、この宝くじの一件については、青年が辞めた本当の理由を包み隠さず知らせて欲しいと願っていた。A青年の今現在の住所を警察の捜査により、もし、つかんでいるのであれば、ぜひ教えて欲しいと懇願してきたらしい。どうも、マスコミ発表を鵜呑みにできないところがあるという。これほどに執着してくる理由を、第三者である私が完全に説明するのは難しい。自分と仲が良かったのに、それが誤解であるなら、「あれだけ目をかけてやったのに」何の挨拶もせずに、くじが当たると同時にすぐに退社して去った、A青年の冷たさに傷ついたのだろうか。あるいは、「大金が手に入れば、仕事や人間関係については、さほど重要ではない」といった、現代の若者特有の無軌道で冷淡な態度が、秋本の心を激しく波立たせた可能性もある。
ただ、私がひとつ思ったことは、秋本という人間は、自分の存在価値や社会的地位を非常に低く見ているということ。もうひとつは、他人から蔑まれ、つま弾きにされる日々を避けず、逃げることもせず、無視や否認といった態度の悪さはあれど、決して辞めることはなく、一社において十年以上の労働を続けていること。貧農が収穫物のほとんどを年貢で没収されると知りながらも、今日も田畑へと出かけていくように、彼は我慢を続けていた。自分よりも身分の低い人間、無価値な人間は存在しない。その状況において、彼はA青年というアルバイト職員の採用を目にした。ここからは想像になるが、自分と同列になり、自分の悩みや弱みを話せる唯一の人間ではないかと、誤解をしたのかもしれない。つまり、この広い世界で、奴だけは自分の期待を裏切るはずはないと。この苦渋に満ちた長い道を、一緒に語り歩ける存在であるはずだと。そう思い込んだ可能性はないだろうか。
さて、この件の被害者である皆川は、二週間余の研修を無事に終え、十五日から通常勤務に入った。それに伴い、太田という三十代の男性社員が彼女の教育係にあたることになった。若い女性と面と向かうと、すぐにしどろもどろになってしまう秋本とは違い、太田は同年代の女性に、かなりの免疫がある性質(タチ)らしく、まったく気後れすることなく、若々しい新入社員と接して、作業上のことだけでなく、日常生活のことなども、うまく対話に織り交ぜながら、まだ居場所のない彼女をリラックスさせ、初めての会社勤務を楽しませることに成功していた。ところが、ふたりが仕事そっちのけで、最近の映画やポップミュージックについて、楽しそうに対話しているところを何度も見せられて、彼は激しく憤ったという。
太田という同僚が、新入社員である皆川に優しく接していたことに対して、なぜ、それほど腹を立てるのかという刑事からの質問に、秋本被疑者は「太田はルールをわきまえない、許せない男だからだ」と、はっきりとした口調で答えた。秋本はこのような質問を投げられたこと自体にひどく腹を立てていたらしい。突然、取調室の机の脚を蹴り上げて、「奴は盲目のキツネだ」「自分に大した才能があると思い込んで、どんなことでもできると思っている」「職場を何度も破壊した」と天井に向かって数度叫び、表情こそ冷静であったが、ひどく機嫌を害していたという。
太田という社員は入社したての頃に、大学時代の同級生と結婚しており、妻子持ちである。誰にでも愛嬌があるので、社内では女性社員から人気があるという。男女を問わず、どんな人間との会話においても、皆のよき聞き手となり、イベントの開催を提案するなど、場を盛り上げることにも長けているという。昼休み中の食堂において、自身よりも、かなり若い女性社員と向き合って座り、一緒に食事を取っているところがよく見受けられるそうで、ほとんどの社員はそれを黙認しているが、秋本はそういった、ある種ふしだらな場面を苦々しく見守ることがあるという。年齢は秋本より二つ下だが、高い学歴を持ち、仕事の手際が良く成績も優秀なため、会社での地位も上である。社内での人間関係を含めた立ち回りの上手さが、秋本が彼を嫌っている根本的な要因のひとつであろうと推測される。
秋本に語らせると、社会人というものは、最低限の道徳をわきまえていなければならず、会社の中において、自身の女性関係を匂わせるような行為を極力避けねばならないという。太田は妻帯者であり、より悪質であるが、たとえ、独身者であっても、周囲の人の目に触れるところで、女性とふたりきりで会って話したり、不用意に身体を触ったりする行為は、決してしてはならないのだという。秋本被疑者の話をさらに詳しく聞いていくと、社会人というものは、自分の妻子以外の女性と一緒に食事を取る場合には、ふたりきりではなく、三人以上で集い食事をしなければならないという。もちろん、これは彼が心中において、いつの間にやら勝手に作り上げたルールである。さらに、帰社の際も、独身の女性と一緒に肩を並べて歩くなど、もってのほかであり、周囲に関係を疑われる行為の最たるものだと語って聞かせた。脳内で構築された、女性との接し方に関するこれらの厳格なルールは、彼の中の聖典でもあるらしい。太田はこういったルールをまったく守れない、露ほども守ろうとはしない破廉恥な男だから、皆川さんに近づくことは許されないのだと、彼はやや興奮した口調で供述した。
この怒りは簡単には収まらなかったようで、皆川が初めて職場に姿を現したこの日、秋本は仕事が終わると、帰宅の途上にある、大道路の下を走り抜ける地下通路の内部に用もなく立ち寄っている。極めて人通りの少ない、薄暗く汚れ切ったそのトンネルの内部に、何もせず長時間佇んでいることが、普段から好きであったらしい。そこには、数年前から放置されているスーパーのビニール袋や、読み捨てられた雑誌、他にはビールや炭酸ジュースの空き缶、乗り捨てられ錆びついた自転車、どこからか風で飛ばされてきたパチンコ店の開業チラシなどが散乱していた。自宅の近辺では、一番汚い場所のように思えたと彼は述懐している。いわば、社会全体から吸い寄せられ、集まってきた行き場のない毒素が、ここには存在しているのだと、考えていたようだ。暗いトンネルの通路の壁には、そこかしこに、とても読むに堪えないような、卑猥で汚い言葉が隙間なく書かれていて、そこには暴走族や不良崩れの学徒が書き込んでいったと思しき、自分達の縄張りを示すための記号や暗号の類いも、多数見受けられた。
彼はこの日、今のところ、太田に敗北していると考えたらしい。こういうやりきれない夜は遠回りをしてまで、この暗いトンネルに訪ねてくる。そして、社会から漏れだしてきた害毒を事細かに見物していくという。他人に不快な思いをさせるべく、わざわざ書き込まれている、これらの落書きを見ていると、なぜだか仕事上のストレスや不安を忘れられて、気持ちが落ち着くらしい。人間という繊細な生物は、誰しも社会の持つ、残酷で厳格な規則の大繩に全身を縛られている。自分の持つ希望、願望、自由、執着を、ただ念じているだけでは、思うように進むことなどできない。進路を妨害すべく、無数に存在している他人が、同じことを願う以上、自身の希望の大半は、叶うべくもないからだ。信号機により敢然と遮られている、向こうの区画へと渡っていくためには、厳格な法や、それ以上に厳格な道徳や常識(マナー)の縛りを受けざるを得ない。それに同意するハンコを何とか用意することで、ようやく、不完全な自由の切符を得る。それは開放ではなく、押し付けである。秋本容疑者はそのように主張した。
元は正常な人間であっても、職場や教室や、矛盾を抱えたあらゆる公共施設、その険悪な状態の中に長く置かれていると、心中にはいつしか悪意が充満していき、生活のどこかで自分の腐った内面を表に出さざるを得なくなるという。秋本に語らせると、家庭内において行われる、何の理由も見い出せない、妻や子供への虐待行為や、通勤途中での駅員や他の客への乱暴行為、動機不明の痴漢行為なども、それが表面化したものの一種であるという。多くの厳しい試練をくぐり抜けてきたはずの良識ある社会人たちが、そういった犯罪行為に走るのは、高い知性を持つ者も、まったくそれに恵まれない者も、人間としての品格については、ほぼ同様であると、秋本はこのトンネルの中で常に思い、その認識を深めているようだ。つまり、自分は道徳心を完璧に持ち合わせた人間であるから、この壁に書かれているような汚い言葉を、口から吐き出さなくても済んでいるわけだ。自分が普段から無口なのは、余計な感情の発散をまったく必要としていないから。これは高い知性の表れである。この汚泥にまみれた汚いトンネルは、『社会の至るところには、学歴や職歴において、立派な肩書きを持つ癖に、自分よりも遥かに劣った性質の人間が、数多く存在していること』を教えてくれるのだと、秋本は取り調べの中で、やや嬉しそうに、少し誇らしげに、そして、やや興奮気味に語っていた。
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