ある女の異世界での活躍

冒険者ギルドで

 
犬塚大好き門番のウォッカさんに教えてもらった冒険者ギルドに付いた私達は大まかな予定を立てた。


「…じゃあ、これから冒険者ギルドで登録して二、三個依頼？クエスト？…まぁどっちでもいいけど受けて宿に泊って暫く此処を拠点にこれからの事決めよう」
「はい！師匠！」
「あ…鍛錬は続けるけど暫く二人で行動するんだし変に思われるの面倒いから師匠呼び禁止ね。みちるでいい」
「へ？…あぁ…はっはい！…………み、みちる！…………さん」

犬塚は素っ頓狂な顔から突然の満面の笑顔、そのあと頬を染め名前を呼んだかと思ったらしょんぼりしつつさん付けした。
…………私もそこまで鈍感じゃないから築いてはいるけどやっぱ、男たる者、ドンとして貰いたい。


「…私も、海って呼ぶから」
「はい！」
再び満面の笑顔になったいぬづ……海を連れてギルドの建物に入っていった。





















…………………………はて、ドウシテコウナッタ。

今、私の目の前には土下座をしている男3名、人の後ろで縮こまる海がいる。

確か、ギルドで登録してギルドの規約を聞いてる時にこの3人組が海を見て、絡んできたからギルドの人に、こうゆう場合対抗していいのか聞いて許可でたから投げ飛ばして…投げ飛ばして………どうなったんだっけ？

「いぬ……じゃない。海、一体何がどうなったんだっけ？」
「師匠……っ！じゃなくて、み、みちるさんが余りにもしつこいって言ってからこの人達を絞め落として、ギルドの人が水かけて起こしたらいきなり土下座し始めたんです」
師匠呼びした海をにらるとびっく！と驚き更に人の後ろで縮こまりながら状況説明してくれた。


「……なぁ、あんた達さ。もう絡んでこないなら許すからそれ、やめてくれる？」
「「「ほ、ほんとすいませんでした！！」」」
そう言って3人組は建物から出ていった。