祓い屋の俺は異世界で魔法剣士となって金髪碧眼美少女と旅をしながら無双する

ぽとりひょん

文字の大きさ
61 / 244
3章 貴族になる

12話 菊姫、寄り道をする

しおりを挟む
 俺たちは角倉で3日間休んだ後、四宮に向けて出発する。
 町から出るまでの間、町の人々から声援が来る
 「つなさん、清音さん、また戻って来いよ。」
 「がんばれよ。」
牛車の中から菊が俺に言う
 「人気があるな。」
 「この町ではいろいろありましたから。」
俺は答える。
 1日目は何事もなく夕方を迎える。
 俺たちは寝る場所を決め、陣を張る
 深夜、一つ目が5匹やってくるが、護衛も静かにしている。
 5匹はしばらく付近を嗅ぎまわるが立ち去って行く。
 2日目も何事もなく過ぎる。
 3日目、俺たちは川に出る。
 菊が牛車から出てくる。
 「お前たちはここで休んでおれ。」
 「つな様と清音様はついて来ておくれ。」
彼女は清音の水浴び仲間になってしまっている。
 上流に歩いていくと水浴びにちょうどいい場所がある
 菊と清音はさっそく着物を脱いで裸になる。
 うん、美少女の裸は癒される。
 「つなも早くしろ。」
清音が俺をせかす、
 俺たちは3人で水浴びをする。
 水浴びから戻ると再び出発する。
 古参の護衛が俺に言う
 「水浴びのことばれているぞ。」
 「分かった、ありがとう。」
俺はまずいと思うが帝の耳に入った時のことを考えるのはやめておく。
 もう、水浴びだけでなく風呂も一緒なのだ。
 今更、言い逃れはできない。
 夕方になり、寝る場所を決めて、陣を張る。
 深夜、大牙が3匹陣の周りをうろつくが去って行く。
 4日目の夕方、大牙の群れに追われ木に登っている男を発見する。
 俺と清音が助けに走る。
 大牙の群れは30匹以上いる。
 大牙は俺たちに気づき6匹向かってくる。
 俺は刀に力を乗せ、刃の形にして、刀を振り飛ばす。
 力の刃は6匹の大牙を切り裂く。
 俺たちは大牙の群れに迫る、
 清音が向かってきた大牙をすれ違いざまに切る。
 俺も向かってきた大牙を刀で突き殺す。
 すると大牙は去って行く。
 男は、俺たちが菊姫の行列と知り、平伏する。
 菊は男に聞く
 「なぜ、追われていた、旅人か。」
 「私は近くの村の者です。」
 「それがこんなところで何をしている。」
 「村が大牙の群れに囲まれています。」
 「助けの要請はしたのか。」
 「いいえ、村から出ると大牙に襲われてしまいます。」
 「それで襲われていたのか。」
 「はい。」
 「おぬしは運が良いぞ。」
 「運ですか。」
 「我らが村を助けよう。」
菊の一言で寄り道することになる。
 俺たちは村に入る。
 村長が俺たちを迎える。
 彼は俺たちを広間に通す。
 彼が俺たちに話し始める
 「大牙が現れたのは2週間前です、それから村は群れに囲まれ、夜になると家畜が襲われます。」
 「まだ人は襲われていないのですね。」
 「いいえ、四宮へ5人使いをやりましたが帰ってきません。」
 「みんな襲われたのですね。」
 「そうです、村を離れると群れが後をつけていきます。」
 「つな様、清音様、お願いしてもよろしいですか。」
 「分かりました。」
 「護衛は自分の仕事に専念してください。」
 「はい。」
護衛は牛車を守り、俺と清音が大牙を退治することになる。
 深夜になり大牙が村の中に入って来る。
 俺は物陰から出ると1匹目の首をはねる。
 さらに襲ってくる大牙を横なぎにする。
 大牙は村の外に逃げていく。
 俺は場所を変えながら大牙を探す。
 清音は村に入ってきた大牙3匹とすれ違う、彼女の後ろには3匹の死体が転がる。
 俺と清音は一晩で10匹の大牙を狩る。
 翌日、俺は1人で村を飛び出す。
 俺の後ろには30匹ほどの大牙が迫ってきている。
 俺は刀に力を乗せ、力を刃の形にして、刀を振り、大牙の群れに向かって飛ばす。
 力の刃は大牙の群れを通り過ぎる。
 20匹ほどの大牙が倒れる。
 残った大牙は村の方へ逃げるが清音が退路を断つ。
 残りの大牙は俺と清音で全滅させる。
 群れは33匹の大牙がいた。
 俺と清音は51匹の大牙を退治したことになる。
 村から残った大牙が離れていくのが見える。
 俺と清音は村人から感謝され、菊は俺たちを褒める。
 俺たちはすぐに旅を再開して途中、1泊して四宮に着く。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
 ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

処理中です...