101 / 244
7章 四條家の行く末
7話 牛車の中で日奈と
しおりを挟む
菊は四宮へ帰ることにする。
石川影平からは500人の軍を動かしたことの戦費の相談などを催促されている。
本来ならば武芸大会が終わったら、四宮に戻っていたはずなのである。
今回、俺と清音は牛車に乗らなければならないらしい。
これまでは官5位ということで無理やり護衛として歩いていたのだ。
俺たちは、官4位になってしまい、護衛というわけにいかなくなったのである。
菊の旅の行列は人用牛車5台に護衛が弥次郎と千代音入れて26人である。
先頭と最後尾の牛車には付き人が乗り、2番目が千代、3番目が菊、4番目が俺と清音、日奈が乗っている。
弥次郎と千代音は、菊の牛車の両側に着いている。
城から都市の門までのまっすぐの広い道を通り都市の門から外へ出る。
前回、牛鬼に襲われているので、護衛は警戒している。
1日目の夕方が来る。
俺たちは、寝る場所を決めて陣を張る。
俺と清音は警戒のため、牛車の外で寝る。
深夜になると一つ目が3匹近づいてくる。
護衛たちは、すでに慣れているので、静かにしている。
一つ目は、しばらく付近を嗅ぎまわっていたが立ち去って行く。
2日目も無事に過ぎていく。
3日目、川に出る。
清音は水浴びをしたそうであるが、護衛は牛鬼を警戒している。
菊は、何も指示を出さない。
そして川を無事に渡り終える。
6日目まで何事もなく旅を無事に続ける。
7日目、菊は暇になったのか、清音を自分の牛車に呼ぶ。
「つな様と仲良くしているようね。」
「つなとはいつも一緒よ。」
「夜のことよ。」
清音は赤くなる
「千代も日奈も平等にしているよ。」
「つな様は上手なようね。」
菊はうらやましく感じる。
俺は日奈と牛車の中で2人きりになる。
いつも清音がいるので新鮮に感じる
「隣、行っていいですか。」
「いいよ。つらくはないの。」
「どうしてですか。」
「四條のために来たのでしょ。」
「私はつな様と一緒で幸せですよ。」
「日奈は俺に体を預けてくる。
俺が日奈を見つめると目をつむる。
俺はキスをして押し倒す。
牛車の中という、いつもと違う環境で俺は興奮したのか我を忘れる。
日奈が声を上げようとするのを押しと止めて
「外に聞こえるよ。」
と囁く。
俺と日奈は我を忘れる。
気が付くと牛車は止まっており、清音が中を見ている。
後ろには、菊がいる。
清音は冷たい目で見降ろしながら言う
「楽しそうね。」
「・・・」
「姫様、そちらに乗せてください。」
と言いながら去って行く。
俺は清音を追おうとしたが、裸である。
牛車は動き出す。
俺は身なりを整えると日奈に謝り、牛車の外に出る。
菊の牛車に行くと弥次郎が
「つなさん、がんばれ。」
と気楽に言う。
反対側では千代音が冷たい視線を向けてくる。
俺は歩きながら
「清音、話を聞いてくれ。」
「いや、ごめんなさい。」
「お願いだから。」
牛車の中から反応はない。
石川影平からは500人の軍を動かしたことの戦費の相談などを催促されている。
本来ならば武芸大会が終わったら、四宮に戻っていたはずなのである。
今回、俺と清音は牛車に乗らなければならないらしい。
これまでは官5位ということで無理やり護衛として歩いていたのだ。
俺たちは、官4位になってしまい、護衛というわけにいかなくなったのである。
菊の旅の行列は人用牛車5台に護衛が弥次郎と千代音入れて26人である。
先頭と最後尾の牛車には付き人が乗り、2番目が千代、3番目が菊、4番目が俺と清音、日奈が乗っている。
弥次郎と千代音は、菊の牛車の両側に着いている。
城から都市の門までのまっすぐの広い道を通り都市の門から外へ出る。
前回、牛鬼に襲われているので、護衛は警戒している。
1日目の夕方が来る。
俺たちは、寝る場所を決めて陣を張る。
俺と清音は警戒のため、牛車の外で寝る。
深夜になると一つ目が3匹近づいてくる。
護衛たちは、すでに慣れているので、静かにしている。
一つ目は、しばらく付近を嗅ぎまわっていたが立ち去って行く。
2日目も無事に過ぎていく。
3日目、川に出る。
清音は水浴びをしたそうであるが、護衛は牛鬼を警戒している。
菊は、何も指示を出さない。
そして川を無事に渡り終える。
6日目まで何事もなく旅を無事に続ける。
7日目、菊は暇になったのか、清音を自分の牛車に呼ぶ。
「つな様と仲良くしているようね。」
「つなとはいつも一緒よ。」
「夜のことよ。」
清音は赤くなる
「千代も日奈も平等にしているよ。」
「つな様は上手なようね。」
菊はうらやましく感じる。
俺は日奈と牛車の中で2人きりになる。
いつも清音がいるので新鮮に感じる
「隣、行っていいですか。」
「いいよ。つらくはないの。」
「どうしてですか。」
「四條のために来たのでしょ。」
「私はつな様と一緒で幸せですよ。」
「日奈は俺に体を預けてくる。
俺が日奈を見つめると目をつむる。
俺はキスをして押し倒す。
牛車の中という、いつもと違う環境で俺は興奮したのか我を忘れる。
日奈が声を上げようとするのを押しと止めて
「外に聞こえるよ。」
と囁く。
俺と日奈は我を忘れる。
気が付くと牛車は止まっており、清音が中を見ている。
後ろには、菊がいる。
清音は冷たい目で見降ろしながら言う
「楽しそうね。」
「・・・」
「姫様、そちらに乗せてください。」
と言いながら去って行く。
俺は清音を追おうとしたが、裸である。
牛車は動き出す。
俺は身なりを整えると日奈に謝り、牛車の外に出る。
菊の牛車に行くと弥次郎が
「つなさん、がんばれ。」
と気楽に言う。
反対側では千代音が冷たい視線を向けてくる。
俺は歩きながら
「清音、話を聞いてくれ。」
「いや、ごめんなさい。」
「お願いだから。」
牛車の中から反応はない。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる