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9章 悪事の暴露
4話 露見
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九条正親たちは、牛車で、拘束した里見清嗣を連れ、城に行く。
護衛が、外門の門兵に
「九条正親様である。帝に火急の用件で来た。」
「開門。」
木製の扉がゆっくり開く。
正親たちは中門の前で牛車から降りる。
ここで里見清嗣は城の兵に引き渡される。
正親たちは帝への謁見を願い出て帝のいる広間に入ると中央で正座して帝に平伏する。
帝が正親に問う
「何かありましたか。」
「菊姫、襲撃の犯人が分かりました。」
「菊姫は何度か襲撃されています。どの襲撃ですか。」
「最初の赤鬼による襲撃です。」
「誰ですか。」
「日野信当様です。」
「彼が犯人と言う証拠はあるのですか。」
「はい、里見清嗣が話しました。」
「信用できるのですか。」
「里見清嗣は、鬼柳儀幽を頼って、私の娘、千代を赤鬼に襲わせました。」
「鬼柳儀幽とは誰なのです。」
「能鬼師を操る黒幕です。妖術を使うようです。」
「里見清嗣は、どうしていますか。」
「拘束して城に連れて来ています。」
「彼から話を聞きましょう。」
帝が言い、場所を中庭に移す。
帝と正親たちがいる中、里見清嗣が兵に引っ立てられて来る。
清嗣は中庭の中央に正座する。
帝が清嗣に聞く
「千代を襲ったのは本当ですか。」
「はい、鬼柳殿にそそのかされて能鬼師を使いました。」
「そうですか、日野信当たちのことを話しなさい。」
「私の知っていることすべてを話します。」
「信当様は、鬼柳殿に頼んで能鬼師を使い菊姫を襲いました。」
「佐竹邦直が襲ったのではないのですか。」
「彼は、信当様に指示を受けただけです。」
里見清嗣は続ける
「牛鬼を使った時も信当様たちの謀略です。」
「四條道隆が起こしたのではないのですか。」
「道隆様は、あの時新参者でした。道隆様が能鬼師護衛の兵を出すことになったのです。」
「道隆様の反乱も鬼柳殿にそそのかされたのです。」
「信当たちは止めなかったのですか。」
「はい、私は恐ろしくなって信当様たちから抜けたのです。」
「何ということですか。」
帝は里見清嗣の言葉に驚く、九条正親たちも想像以上のことに青くなる。
帝は日野信当たち10人の貴族の拘束を命じる。
さらに軍100人を鬼柳儀幽の拘束に向かわせる。
日野信当たち10人の貴族は、拘束され城に連れて来られる。
鬼柳儀幽の屋敷には軍100人が向かうが、そこは廃墟であり誰もいない。
護衛が、外門の門兵に
「九条正親様である。帝に火急の用件で来た。」
「開門。」
木製の扉がゆっくり開く。
正親たちは中門の前で牛車から降りる。
ここで里見清嗣は城の兵に引き渡される。
正親たちは帝への謁見を願い出て帝のいる広間に入ると中央で正座して帝に平伏する。
帝が正親に問う
「何かありましたか。」
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「菊姫は何度か襲撃されています。どの襲撃ですか。」
「最初の赤鬼による襲撃です。」
「誰ですか。」
「日野信当様です。」
「彼が犯人と言う証拠はあるのですか。」
「はい、里見清嗣が話しました。」
「信用できるのですか。」
「里見清嗣は、鬼柳儀幽を頼って、私の娘、千代を赤鬼に襲わせました。」
「鬼柳儀幽とは誰なのです。」
「能鬼師を操る黒幕です。妖術を使うようです。」
「里見清嗣は、どうしていますか。」
「拘束して城に連れて来ています。」
「彼から話を聞きましょう。」
帝が言い、場所を中庭に移す。
帝と正親たちがいる中、里見清嗣が兵に引っ立てられて来る。
清嗣は中庭の中央に正座する。
帝が清嗣に聞く
「千代を襲ったのは本当ですか。」
「はい、鬼柳殿にそそのかされて能鬼師を使いました。」
「そうですか、日野信当たちのことを話しなさい。」
「私の知っていることすべてを話します。」
「信当様は、鬼柳殿に頼んで能鬼師を使い菊姫を襲いました。」
「佐竹邦直が襲ったのではないのですか。」
「彼は、信当様に指示を受けただけです。」
里見清嗣は続ける
「牛鬼を使った時も信当様たちの謀略です。」
「四條道隆が起こしたのではないのですか。」
「道隆様は、あの時新参者でした。道隆様が能鬼師護衛の兵を出すことになったのです。」
「道隆様の反乱も鬼柳殿にそそのかされたのです。」
「信当たちは止めなかったのですか。」
「はい、私は恐ろしくなって信当様たちから抜けたのです。」
「何ということですか。」
帝は里見清嗣の言葉に驚く、九条正親たちも想像以上のことに青くなる。
帝は日野信当たち10人の貴族の拘束を命じる。
さらに軍100人を鬼柳儀幽の拘束に向かわせる。
日野信当たち10人の貴族は、拘束され城に連れて来られる。
鬼柳儀幽の屋敷には軍100人が向かうが、そこは廃墟であり誰もいない。
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