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第4章 7国の王集合
第8話 サタナキア魔王国
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ロックとタダツグたちはサマエル魔王国へ向かう。サマエル魔王国へ到着するためにはバシュラール魔王国の南にあるヴァルハラ王国を通過してサタナキア魔王国をさらに南下してサマエル魔王国に到達する必要がある。
ロック、リース、タダツグ、ユキコは一旦ヴァルハラ王国の王都に行く。民衆は国王のタダツグと魔王ロックが並んで歩いているところを見て歓迎する。
民衆はヴァルハラ王国とバシュラール魔王国の関係が良好であることを歓迎しているのだ。王城に着くとロックはタダツグに言う。
「サタナキア魔王国の魔王サタナキアは戦いを好んでいる。さらに悪いことにかなり強いのだ。怒らせないようにな。」「ロックより強いのですか。」
「ああ、はるかに強いぞ。」「会って見たいな。」
「これから会えるさ。」
ロックはタダツグが気楽でいることがうらやましいが、会えばそんな余裕は吹き飛ぶだろうと考える。
ロックたちは翌日には旅立つ。ユキコがロックに言う。
「護衛の兵はいなくてもいいのですか。」「僕たちは魔王一行だよ。護衛はいらないよ。」
「タダツグと私は勇者ですよ。」「気にしない。気にしない。」
ユキコは気楽だなと考える。どちらにしろ、どんな相手でもこのメンバーなら返り討ちにしてしまうだろう。
ロックたちは南下してサタナキア魔王国に入るが国境の壁も門の無かった。途中、村や町を通り抜けるが民衆は自由を謳歌しているようだった。
王城にたどり着くと兵が言う。
「魔王サタナキアに勝負を挑みに来たのならやめた方がいいよ。腕が立つようだけどサタナキア様は強いんだ。」「僕はロック、サタナキアの友達なんだけど。」
「ロック様でしたか。失礼しました。お通りください。」「ありがとう。」
ロックたちは城の中を迷う恐れはなかった。サタナキアの強大な気配が圧となって感じられたからだ。
タダツグとユキコは、この感じはどんな化け物がいるかと思わせる。ロックは普段気配を抑えているので強い気配は感じられない。だが、この気配は物体化して行く手を遮っているようだ。
サタナキアはとんでもなく強い魔族だと考える。
ロックたちはサタナキアの玉座の間に到着する。サタナキアが言う。
「わが友、ロックよ。久しいのう。」「サタナキア、久しぶりです。こちらはヴァルハラ王国の国王タダツグと外務大臣ユキコです。」
「私は宰相のイペスです。こちらがサタナキア様の同行者ロキです。」「ロキ、これからよろしく。」
「サタナキアは、タダツグを見定める。そして言う。
「貴公は人間にしては強いのう。これまで魔族を殺したことがあるだろう。」「僕は魔族を殺したことがあるがいづれも苦戦した。まだ、弱いです。」
「良い、自分の分をわきまえておる。」「サタナキア、僕の仲間だ。友達になってはくれないか。」
「タダツグ、お前は我と友になりたいのか。」「許されるのなら、友になってください。」
「良かろう。タダツグ、きさまは我の2人目の友だ。」「ありがとうございます。」
「イペス、我に友が増えたぞ。今日は宴をもよおすぞ。」「はっ。」
サタナキアは上機嫌になる。タダツグは「2人目って、ロックが友になるまでは、友達がいなかったのか」と思う。
宴会が始まり、サタナキアはロックとサタナキア魔王国とバシュラール魔王国との友好を祝って乾杯する。サタナキアは次にタダツグにヴァルハラ王国との友好を持ちかける。
タダツグは断る理由はないので喜んで承諾する。これでヴァルハラ王国は隣接する国家、バシュラール魔王国、サタナキア魔王国、コール神教国のうちバシュラール魔王国とサタナキア魔王国と友好関係になる。
イペスは外務大臣のユキコとヴァルハラ王国とサタナキア魔王国との友好条約について話し合う。
サタナキアはロックに言う。
「ロック、セベクを殺しただろ。」「殺したらまずかったかな。」
「いや、セベクなどどうでもよい。お前がいつも気配を殺して強さを見せないことが気になるのだ。」「僕はセベクなどより強いけど君ほど強くはないよ。」
「明日、戦ってくれないか。」「勝負の結果は見えているのに戦うのか。」
「頼む、お前が俺と戦えるほど強いのではないかと考えてしまうのだ。」「分かった。本気で行くけど失望しないでくれよ。」
「ありがたい。」
翌日、ロックとサタナキアは戦いをすることになる。リースがロックに言う。
「お前様、サタナキアとは戦ってはいけないと皆が申し上げていたことを忘れたのですか。」「済まない。サタナキアが真剣に頼むから断れなかったんだ。」
「悪い人、お仕置きが必要ですね。」「手加減をお願いします。」
ロックとリースは久しぶりに2人きりの夜を過ごす。タダツグはユキコに言う。
「明日、ロックはサタナキアと戦うことになったよ。」「あのサタナキアと戦うのですか、無謀では・・・」
「ロックの本当の実力を見れるかもしれないよ。」「私はロックの無事を祈ります。」
タダツグはセベクを殺したロックの強さを知りたかった。自分は魔族1人を倒すのに苦戦する有様である。ロックと自分がどれほど実力差があるのか知りたいのだ。
ロック、リース、タダツグ、ユキコは一旦ヴァルハラ王国の王都に行く。民衆は国王のタダツグと魔王ロックが並んで歩いているところを見て歓迎する。
民衆はヴァルハラ王国とバシュラール魔王国の関係が良好であることを歓迎しているのだ。王城に着くとロックはタダツグに言う。
「サタナキア魔王国の魔王サタナキアは戦いを好んでいる。さらに悪いことにかなり強いのだ。怒らせないようにな。」「ロックより強いのですか。」
「ああ、はるかに強いぞ。」「会って見たいな。」
「これから会えるさ。」
ロックはタダツグが気楽でいることがうらやましいが、会えばそんな余裕は吹き飛ぶだろうと考える。
ロックたちは翌日には旅立つ。ユキコがロックに言う。
「護衛の兵はいなくてもいいのですか。」「僕たちは魔王一行だよ。護衛はいらないよ。」
「タダツグと私は勇者ですよ。」「気にしない。気にしない。」
ユキコは気楽だなと考える。どちらにしろ、どんな相手でもこのメンバーなら返り討ちにしてしまうだろう。
ロックたちは南下してサタナキア魔王国に入るが国境の壁も門の無かった。途中、村や町を通り抜けるが民衆は自由を謳歌しているようだった。
王城にたどり着くと兵が言う。
「魔王サタナキアに勝負を挑みに来たのならやめた方がいいよ。腕が立つようだけどサタナキア様は強いんだ。」「僕はロック、サタナキアの友達なんだけど。」
「ロック様でしたか。失礼しました。お通りください。」「ありがとう。」
ロックたちは城の中を迷う恐れはなかった。サタナキアの強大な気配が圧となって感じられたからだ。
タダツグとユキコは、この感じはどんな化け物がいるかと思わせる。ロックは普段気配を抑えているので強い気配は感じられない。だが、この気配は物体化して行く手を遮っているようだ。
サタナキアはとんでもなく強い魔族だと考える。
ロックたちはサタナキアの玉座の間に到着する。サタナキアが言う。
「わが友、ロックよ。久しいのう。」「サタナキア、久しぶりです。こちらはヴァルハラ王国の国王タダツグと外務大臣ユキコです。」
「私は宰相のイペスです。こちらがサタナキア様の同行者ロキです。」「ロキ、これからよろしく。」
「サタナキアは、タダツグを見定める。そして言う。
「貴公は人間にしては強いのう。これまで魔族を殺したことがあるだろう。」「僕は魔族を殺したことがあるがいづれも苦戦した。まだ、弱いです。」
「良い、自分の分をわきまえておる。」「サタナキア、僕の仲間だ。友達になってはくれないか。」
「タダツグ、お前は我と友になりたいのか。」「許されるのなら、友になってください。」
「良かろう。タダツグ、きさまは我の2人目の友だ。」「ありがとうございます。」
「イペス、我に友が増えたぞ。今日は宴をもよおすぞ。」「はっ。」
サタナキアは上機嫌になる。タダツグは「2人目って、ロックが友になるまでは、友達がいなかったのか」と思う。
宴会が始まり、サタナキアはロックとサタナキア魔王国とバシュラール魔王国との友好を祝って乾杯する。サタナキアは次にタダツグにヴァルハラ王国との友好を持ちかける。
タダツグは断る理由はないので喜んで承諾する。これでヴァルハラ王国は隣接する国家、バシュラール魔王国、サタナキア魔王国、コール神教国のうちバシュラール魔王国とサタナキア魔王国と友好関係になる。
イペスは外務大臣のユキコとヴァルハラ王国とサタナキア魔王国との友好条約について話し合う。
サタナキアはロックに言う。
「ロック、セベクを殺しただろ。」「殺したらまずかったかな。」
「いや、セベクなどどうでもよい。お前がいつも気配を殺して強さを見せないことが気になるのだ。」「僕はセベクなどより強いけど君ほど強くはないよ。」
「明日、戦ってくれないか。」「勝負の結果は見えているのに戦うのか。」
「頼む、お前が俺と戦えるほど強いのではないかと考えてしまうのだ。」「分かった。本気で行くけど失望しないでくれよ。」
「ありがたい。」
翌日、ロックとサタナキアは戦いをすることになる。リースがロックに言う。
「お前様、サタナキアとは戦ってはいけないと皆が申し上げていたことを忘れたのですか。」「済まない。サタナキアが真剣に頼むから断れなかったんだ。」
「悪い人、お仕置きが必要ですね。」「手加減をお願いします。」
ロックとリースは久しぶりに2人きりの夜を過ごす。タダツグはユキコに言う。
「明日、ロックはサタナキアと戦うことになったよ。」「あのサタナキアと戦うのですか、無謀では・・・」
「ロックの本当の実力を見れるかもしれないよ。」「私はロックの無事を祈ります。」
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