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第15話 救難信号
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偵察艦アスカロは木星方面へ航行している。常に2機のシルフが前方を索敵している。そのシルフが正体不明の生命体と接敵する。
艦長はすぐに第一次戦闘態勢を指示するが生命体の動きは早く迎撃のシルフを発進できないまま生命体に囲まれる。艦砲で対抗するも未知の生命体は船の装甲を破壊して侵入してくる。
その頃、俺とドニィーシャは、模擬戦闘の準備に入る、火器類のランプがすべて青になっているのを確認する、モニタでも模擬戦闘モードであることを表示している。
まずはドニィーシャから発進する、ところが管制官からストップがかかる、スクルドが救難信号を受信したのである。俺たちが艦橋へ行くと状況は判明していた
木星方面を探査していた偵察艦アスカロが未知の生物群と遭遇、戦闘になるものの数に押されている
ということだった、アスカロに一番近い位置にいるのがスクルドである。
ただ、スクルドは新造艦で艦砲の試射もしていなかった。つまり、まだ試運転中で戦うことは無謀と言えた。
ドニィーシャが言う。
「一番近い艦隊は?」「クリストフ・シュテルン提督の艦隊で2日の位置です。」
アデル艦長が答える。
「間に合わない。」
ドニィーシャが顔をしかめる、俺がみんなに言う。
「この船が行けばいい。」「とても戦える状態ではないわ。」
「いつも万全な状態とはいかなよ、仲間を見捨てるの。」「しかしこの船は・・・」
ドニィーシャが言いどよむ、俺は続ける。
「アスカロを見捨てるのなら、彼らには囮になってもらおう、できるだけ接近して情報を取って逃げてくればいい。」「言葉を慎みなさい。」
彼女は怒る。仲間の船を見捨てる気はないのである。
「なら、助けよう、それしか選択肢はないよ。」
俺は言い切る。アデル艦長は目頭をほぐすと決めたように俺の意見に賛同する。結局、スクルドは救援に向かうことになる。
クリストフ提督からは艦隊に合流してから向かうように進言が来る。アデル艦長は先行するから急ぐように依頼する。
俺はスノウビューティーのコックピットへ行く、情報はアンドロイドのスクルドにスノウビューティーへ送るように頼んだ。
ドニィーシャが来て言う
「あなたは出てはだめ。」「なぜ。」
「戦闘経験ないでしょ。」「誰にでも初めてはあるよ。」
「なら、好きにしなさい。」
彼女は怒っている。
イザベラが来て俺に言う。
「ほむら、お前やったらしいな。」「何が」
「この船を危険にさらしたってことさ。」「君も放っておくつもりだった。」
「いや、やっと腕を振るう機会が来たんだ、感謝するよ。」
俺は口を出してみんなを危険にさらすことをしてしまった、俺にはいまだにあの国での失敗が重くのしかかっている。そのためか味方の死に過敏になっているようである。
艦長はすぐに第一次戦闘態勢を指示するが生命体の動きは早く迎撃のシルフを発進できないまま生命体に囲まれる。艦砲で対抗するも未知の生命体は船の装甲を破壊して侵入してくる。
その頃、俺とドニィーシャは、模擬戦闘の準備に入る、火器類のランプがすべて青になっているのを確認する、モニタでも模擬戦闘モードであることを表示している。
まずはドニィーシャから発進する、ところが管制官からストップがかかる、スクルドが救難信号を受信したのである。俺たちが艦橋へ行くと状況は判明していた
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ということだった、アスカロに一番近い位置にいるのがスクルドである。
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ドニィーシャが言う。
「一番近い艦隊は?」「クリストフ・シュテルン提督の艦隊で2日の位置です。」
アデル艦長が答える。
「間に合わない。」
ドニィーシャが顔をしかめる、俺がみんなに言う。
「この船が行けばいい。」「とても戦える状態ではないわ。」
「いつも万全な状態とはいかなよ、仲間を見捨てるの。」「しかしこの船は・・・」
ドニィーシャが言いどよむ、俺は続ける。
「アスカロを見捨てるのなら、彼らには囮になってもらおう、できるだけ接近して情報を取って逃げてくればいい。」「言葉を慎みなさい。」
彼女は怒る。仲間の船を見捨てる気はないのである。
「なら、助けよう、それしか選択肢はないよ。」
俺は言い切る。アデル艦長は目頭をほぐすと決めたように俺の意見に賛同する。結局、スクルドは救援に向かうことになる。
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「ほむら、お前やったらしいな。」「何が」
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「いや、やっと腕を振るう機会が来たんだ、感謝するよ。」
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