57 / 347
第57話 王宮の攻防
しおりを挟む
王宮の図書室へ向かう通路にはマサソイトが敵を待ち構えている。彼の右手に持つ得物は30センチ位の長さの柄にオルカル81製の斧を取り付けたトマホークである。
王宮に侵入した魔族が向かってくる、彼はトマホークを振るい、通路を血で染め、魔族の死体を積み重ねていく。魔弾を撃つ魔族もいるが、マサソイトには傷一つ付かない、全身を魔力で覆って硬化させている。
魔族たちは、彼一人に行く手を阻まれ膠着状態に陥る。そこへ中位の魔族ゴモリーとクロセルが現れる。
ゴモリーが言う
「マサソイトか、これは大物だな、僕から行かせてもらうよ。」
次の瞬間、マサソイトの前に姿を現し、右こぶしを彼の腹に打ち込む。マサソイトは初めて態勢を崩す。しかし、同時にゴモリーの左腕が断ち切られている。トマホークによる斬撃が同時に繰り出されていたのだ。
ゴモリーは間合いと取る。マサソイトは構える。ゴモリーは素手による戦いを得意とする、魔力は全身を覆い、マサソイトと同じく硬化させている。
彼はジャブを繰り出しけん制する、マサソイトは左手に魔力の盾を作って受け流す。マサソイトが動く、盾を前に出しゴモリーに叩きつける。ゴモリーの右こぶしが盾を打ち砕く。
ゴモリーの右腕が伸びきるのを彼は狙っていた。トマホークの斬撃が打ち下ろされる。ゴモリーは両腕を失うが、闘志は衰えていない。右足でマサソイトの左脇腹を蹴り込む。
マサソイトは思わず前かがみになる。ゴモリーは、それを逃さなかった、右足を振り上げ、彼の頭に踵を振り下ろす。マサソイトの頭から出血するが、彼は構わず両腕でゴモリーを捕まえる。
ゴモリーの体からミシミシ音がする。マサソイトはさらに力を入れ抱きしめる。ゴモリーは、口から血を噴き出す、そして力尽き抱きつぶされる。
マサソイトは吠える。
「ここは、誰も通さんぞ!」
魔族たちは、怯み後ずさる。その中でもう1人の中位の魔族クロセルは、口元に笑みを浮かべている。
王宮に侵入した魔族が向かってくる、彼はトマホークを振るい、通路を血で染め、魔族の死体を積み重ねていく。魔弾を撃つ魔族もいるが、マサソイトには傷一つ付かない、全身を魔力で覆って硬化させている。
魔族たちは、彼一人に行く手を阻まれ膠着状態に陥る。そこへ中位の魔族ゴモリーとクロセルが現れる。
ゴモリーが言う
「マサソイトか、これは大物だな、僕から行かせてもらうよ。」
次の瞬間、マサソイトの前に姿を現し、右こぶしを彼の腹に打ち込む。マサソイトは初めて態勢を崩す。しかし、同時にゴモリーの左腕が断ち切られている。トマホークによる斬撃が同時に繰り出されていたのだ。
ゴモリーは間合いと取る。マサソイトは構える。ゴモリーは素手による戦いを得意とする、魔力は全身を覆い、マサソイトと同じく硬化させている。
彼はジャブを繰り出しけん制する、マサソイトは左手に魔力の盾を作って受け流す。マサソイトが動く、盾を前に出しゴモリーに叩きつける。ゴモリーの右こぶしが盾を打ち砕く。
ゴモリーの右腕が伸びきるのを彼は狙っていた。トマホークの斬撃が打ち下ろされる。ゴモリーは両腕を失うが、闘志は衰えていない。右足でマサソイトの左脇腹を蹴り込む。
マサソイトは思わず前かがみになる。ゴモリーは、それを逃さなかった、右足を振り上げ、彼の頭に踵を振り下ろす。マサソイトの頭から出血するが、彼は構わず両腕でゴモリーを捕まえる。
ゴモリーの体からミシミシ音がする。マサソイトはさらに力を入れ抱きしめる。ゴモリーは、口から血を噴き出す、そして力尽き抱きつぶされる。
マサソイトは吠える。
「ここは、誰も通さんぞ!」
魔族たちは、怯み後ずさる。その中でもう1人の中位の魔族クロセルは、口元に笑みを浮かべている。
0
あなたにおすすめの小説
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる