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第179話 侵入者1
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俺とドニィーシャは午前中の剣の稽古を続けている。俺は何とかセカンドアクセルを使えるようになってきているが、戦闘中に使うにはまだ練習が必要だ。
午後のサイーシャとの魔術戦闘の訓練も続けられている。俺の魔力を集中する時の気配は消せずにいる。
しかし、瞬間的に高められる魔力量は多くなり、サイーシャが危うくシールドを破られそうになることもある。
俺は確実に強くなっているようだ、ほんの少しづつだが・・・
こんな日々を過ごしている時、フレイムランドに異変が発生する。何者かが位相面を破って侵入してきたのだ。
フレイムランド内で第1次戦闘態勢がとられ、町には、住居区画への避難が指示される。
俺は向かってくる気配は2つだと察知し、中位クラスの神族だと判断する。
彼らは気のせいかもしれないが、俺に向かってきている。司令官のアーリィには、戦闘をしないように指示し、玉座で待つことにする。
ドニィーシャが傍らにきて俺に言う。
「少し気配が大きいですが2人だけですね。」「戦闘が目的ではないのだろう。」
「彼らを放っておくのですか。」「彼ら次第だな。」
俺は魔王アスタロトの時のように不戦を言い渡しに来たのではないと踏んでいる。
サイーシャとアピルも傍らに来る。アピルは言う。
「ほむらは椅子の上で堂々としていればよい。」「アピル様には考えがあるのですか。」
「ドニィーシャとサイーシャは強くなっているから、ほむらの出番はないぞ。」「心強い、お言葉ですね。」
「余裕じゃ。」
アピルは誇らしげに言う。確かに俺も中位の神族に対して以前のように危機感を感じていない。余裕があるくらいだ。
侵入者はまっすぐ王宮へ来る。戦闘はしないように指示してあったためか被害は出ていない。
そして、2人は玉座の間に入ってくる。
午後のサイーシャとの魔術戦闘の訓練も続けられている。俺の魔力を集中する時の気配は消せずにいる。
しかし、瞬間的に高められる魔力量は多くなり、サイーシャが危うくシールドを破られそうになることもある。
俺は確実に強くなっているようだ、ほんの少しづつだが・・・
こんな日々を過ごしている時、フレイムランドに異変が発生する。何者かが位相面を破って侵入してきたのだ。
フレイムランド内で第1次戦闘態勢がとられ、町には、住居区画への避難が指示される。
俺は向かってくる気配は2つだと察知し、中位クラスの神族だと判断する。
彼らは気のせいかもしれないが、俺に向かってきている。司令官のアーリィには、戦闘をしないように指示し、玉座で待つことにする。
ドニィーシャが傍らにきて俺に言う。
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「彼らを放っておくのですか。」「彼ら次第だな。」
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「余裕じゃ。」
アピルは誇らしげに言う。確かに俺も中位の神族に対して以前のように危機感を感じていない。余裕があるくらいだ。
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そして、2人は玉座の間に入ってくる。
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