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第2章 ポンコツ冒険者とダンジョン孤児
第11話 ぎりぎりの決着
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エアハルトはスピードを上げる。体は限界を超えている。それでもエアハルトの打ち込みはスピードをどんどん上げていく。アロイスが言う。
「あいつ、レベル2になったんじゃないのか。戦いながら速くなるなんてそれしか考えられない。」「エアハルトがレベルアップ!」
アルマが見ているうちにもエアハルトは速くなり、ついにそれに剣を打ち込む。強烈な打ち込みだが、それの堅い筋肉が阻む。アルマはそれを注意深く観察する。
通常の斬撃では硬い筋肉に阻まれて効果がないだろう。どうすれば筋肉を貫ける。心臓の上に刺さっている短剣に目が行く。
「エアハルト、胸に刺さっている短剣を蹴り込んで心臓を貫け!」
その頃、ギルドはクラン「トラの爪」に異常種の討伐と冒険者の救出を依頼して、討伐隊がダンジョンに潜って3階層に急行していた。
エアハルトは、それに動きの速さで追いつき。食らいつく。とうに体は限界を越えているはずだが、まだ言うことを聞いてくれる。理由など分からない。ただ、もう少し持って欲しいだけだ。
それの隙をついて切りつけていく。筋肉の鎧に阻まれても出血は避けられない。死角の左に回り込みながら戦続ける。
戦場に「トラの爪」の討伐隊が到着する。アロイスたちが状況を説明する。
「今、エアハルトがコボルトの異常種と戦っている。邪魔しないでくれ。」「応援はいらないのか。」
「見てくれ、互角以上に戦っているぞ。」「何だあれは、あの速度で戦い続けているのか。毒はどうしたんだ。ケガをしているが・・・」
討伐隊は手を出すことをやめる。異常種はエアハルトの獲物である。冒険者である彼らが手を出す訳にはいかない。
エアハルトはそれに剣撃を加えながら心臓の上に刺さっている短剣を蹴り込む機会をうかがう。それは右腕でエアハルトを打ち払う。エアハルトはわざと飛ばされる。
ダンジョンの壁まで飛ぶと、壁を蹴って弾丸となる。
「やあああああぁぁぁぁーーーーーーーー」
弾丸となったエアハルトは、蹴りを繰り出し、それの胸に刺さった短剣を目指す。それはエアハルトの速さに対応が遅れる。ついに速さでエアハルトは上回ったのである。
右足がそれの胸に突き刺さる。短剣が力任せに押し込まれて、心臓を貫く。それは左の爪でエアハルトを引き裂く。エアハルトの胸の防具が壊れて、胸から出血して地面を転がる。
それは動きを止めてゆっくりと倒れる。アルマが走り出しエアハルトの所に駆け付け、回復ポーションを飲ませようとするが気を失っている。
アルマは回復ポーションを口に含み、口移しでポーションを飲ませる。
それの死体はダンジョンに吸い込まれるように魔石を残して消える。アロイスが魔石を拾って、エアハルトの所に行く。
「エアハルト、お前はすごいよ。もう1人前の冒険者だな。」
アロイスはエアハルトの手に魔石を握らせる。討伐隊は、冒険者の救助に向かって行く。しばらくするとエアハルトは目を覚ます。目の前にはアルマの泣き顔がある。
「アルマ、ありがとう。アドバイス聞こえていたよ。」「心配したんだから。バカ。」
「エアハルト、彼女は3人目の彼女か。うらやましいな。」
アロイスたちがエアハルトを取り囲む。
「何か誤解していませんか。アルマはポーターでパーティーを組んでいるだけですよ。」
アルマがひしっと抱き着く。そしてボソッと爆弾発言する。
「私、エアハルトと2回キスした。エアハルトとしかキスしたことないよ。」「えっ、何のこと。」
「ポーションを口移しで2回も飲ませたの。責任取って。」「いや、それは助けただけだよね。もちろんうれしいよ。」
「うらやましい奴め。俺のパーティーは男だけだぞ。」「勘弁してください。アルマも後で話し合おう。」
追いつめられたエアハルトは、話をそらそうとする。
「あの化け物はどうなりましたか。」「お前の右手に魔石があるだろ。」
「これって・・・」「化け物の魔石だ。エアハルト、お前が討伐したんだ。」
「とりあえず、ダンジョンを出よう。」「そうだな。エアハルト歩けるか。」「歩きます。」
エアハルトはふらつきながら立ち上がる。アルマが抱き着いて支える。アロイスたちが生暖かい目で見守る。ダンジョンを出るまでアロイスたちが守ってくれる。
6人は、ダンジョンを出ると受付に行く。アメリーがエアハルトを見つけて叫ぶ。
「エアハルト君、無事だったのね。心配してたのよ。」「ありがとうございます。」
「またやったの?ボロボロじゃない。・・・・・ところでポーターの子と抱き着いているけど近すぎない。」「これは支えてもらっていて・・・」
「アメリーさん、私たちキスした仲なの。」「アルマ、何言っているんだ。」
「エアハルト君は黙っていて。」「はい。」
アメリーとアルマがにらみ合う。アイロスが話が進まないため口を出す。
「アメリーさん、受付をしてくれないか。」「「うるさい」」
アメリーとアルマがハモって言う。
「エアハルトがレベル2になっているかもしれないぞ。それに討伐対象の異常種に勝ったんだ。」「えっ、それは大変、すぐに手続きをするわ。」
アメリーはエアハルトのことになると態度を変える。アロイスは理不尽を感じる。
アメリーはエアハルトに質問する。
「異常種を倒したのは本当なの。」「ああ、コボルトの化け物と戦って勝ったよ。」
「事情を聞くから、こちらに来て」
アメリーが個室に連れて行く。もちろんアルマがしっかり腕を組んでいる。
アロイスたちは隣の受付で手続きをする。受付嬢が言う。
「あの子が1人で倒したの。」「信じられんかもしれないが本当だ。俺たちと討伐隊が見ている。」
「アメリー、うらやましい。私だったらすぐに手をつけるのにー」「ここにもフリーの冒険者がいるぞ。」
「冗談です。」「残念だ。かわいいお姉さんと仲良くできると思ったのに。」「褒めても何も出ませんよ。」
アロイスと受付嬢は軽口をつきながら手続きを進めていく。魔石が換金される。パーティーメンバーが飲み食いできる金を入手する。
バッシュパーティーは無理な冒険はしない、浅い階層で狩りをして楽しめるだけの金を稼ぐだけだ。かつては、深層を目指していたが仲間を失いダンジョンの恐ろしさが身に染みている。
「あいつ、レベル2になったんじゃないのか。戦いながら速くなるなんてそれしか考えられない。」「エアハルトがレベルアップ!」
アルマが見ているうちにもエアハルトは速くなり、ついにそれに剣を打ち込む。強烈な打ち込みだが、それの堅い筋肉が阻む。アルマはそれを注意深く観察する。
通常の斬撃では硬い筋肉に阻まれて効果がないだろう。どうすれば筋肉を貫ける。心臓の上に刺さっている短剣に目が行く。
「エアハルト、胸に刺さっている短剣を蹴り込んで心臓を貫け!」
その頃、ギルドはクラン「トラの爪」に異常種の討伐と冒険者の救出を依頼して、討伐隊がダンジョンに潜って3階層に急行していた。
エアハルトは、それに動きの速さで追いつき。食らいつく。とうに体は限界を越えているはずだが、まだ言うことを聞いてくれる。理由など分からない。ただ、もう少し持って欲しいだけだ。
それの隙をついて切りつけていく。筋肉の鎧に阻まれても出血は避けられない。死角の左に回り込みながら戦続ける。
戦場に「トラの爪」の討伐隊が到着する。アロイスたちが状況を説明する。
「今、エアハルトがコボルトの異常種と戦っている。邪魔しないでくれ。」「応援はいらないのか。」
「見てくれ、互角以上に戦っているぞ。」「何だあれは、あの速度で戦い続けているのか。毒はどうしたんだ。ケガをしているが・・・」
討伐隊は手を出すことをやめる。異常種はエアハルトの獲物である。冒険者である彼らが手を出す訳にはいかない。
エアハルトはそれに剣撃を加えながら心臓の上に刺さっている短剣を蹴り込む機会をうかがう。それは右腕でエアハルトを打ち払う。エアハルトはわざと飛ばされる。
ダンジョンの壁まで飛ぶと、壁を蹴って弾丸となる。
「やあああああぁぁぁぁーーーーーーーー」
弾丸となったエアハルトは、蹴りを繰り出し、それの胸に刺さった短剣を目指す。それはエアハルトの速さに対応が遅れる。ついに速さでエアハルトは上回ったのである。
右足がそれの胸に突き刺さる。短剣が力任せに押し込まれて、心臓を貫く。それは左の爪でエアハルトを引き裂く。エアハルトの胸の防具が壊れて、胸から出血して地面を転がる。
それは動きを止めてゆっくりと倒れる。アルマが走り出しエアハルトの所に駆け付け、回復ポーションを飲ませようとするが気を失っている。
アルマは回復ポーションを口に含み、口移しでポーションを飲ませる。
それの死体はダンジョンに吸い込まれるように魔石を残して消える。アロイスが魔石を拾って、エアハルトの所に行く。
「エアハルト、お前はすごいよ。もう1人前の冒険者だな。」
アロイスはエアハルトの手に魔石を握らせる。討伐隊は、冒険者の救助に向かって行く。しばらくするとエアハルトは目を覚ます。目の前にはアルマの泣き顔がある。
「アルマ、ありがとう。アドバイス聞こえていたよ。」「心配したんだから。バカ。」
「エアハルト、彼女は3人目の彼女か。うらやましいな。」
アロイスたちがエアハルトを取り囲む。
「何か誤解していませんか。アルマはポーターでパーティーを組んでいるだけですよ。」
アルマがひしっと抱き着く。そしてボソッと爆弾発言する。
「私、エアハルトと2回キスした。エアハルトとしかキスしたことないよ。」「えっ、何のこと。」
「ポーションを口移しで2回も飲ませたの。責任取って。」「いや、それは助けただけだよね。もちろんうれしいよ。」
「うらやましい奴め。俺のパーティーは男だけだぞ。」「勘弁してください。アルマも後で話し合おう。」
追いつめられたエアハルトは、話をそらそうとする。
「あの化け物はどうなりましたか。」「お前の右手に魔石があるだろ。」
「これって・・・」「化け物の魔石だ。エアハルト、お前が討伐したんだ。」
「とりあえず、ダンジョンを出よう。」「そうだな。エアハルト歩けるか。」「歩きます。」
エアハルトはふらつきながら立ち上がる。アルマが抱き着いて支える。アロイスたちが生暖かい目で見守る。ダンジョンを出るまでアロイスたちが守ってくれる。
6人は、ダンジョンを出ると受付に行く。アメリーがエアハルトを見つけて叫ぶ。
「エアハルト君、無事だったのね。心配してたのよ。」「ありがとうございます。」
「またやったの?ボロボロじゃない。・・・・・ところでポーターの子と抱き着いているけど近すぎない。」「これは支えてもらっていて・・・」
「アメリーさん、私たちキスした仲なの。」「アルマ、何言っているんだ。」
「エアハルト君は黙っていて。」「はい。」
アメリーとアルマがにらみ合う。アイロスが話が進まないため口を出す。
「アメリーさん、受付をしてくれないか。」「「うるさい」」
アメリーとアルマがハモって言う。
「エアハルトがレベル2になっているかもしれないぞ。それに討伐対象の異常種に勝ったんだ。」「えっ、それは大変、すぐに手続きをするわ。」
アメリーはエアハルトのことになると態度を変える。アロイスは理不尽を感じる。
アメリーはエアハルトに質問する。
「異常種を倒したのは本当なの。」「ああ、コボルトの化け物と戦って勝ったよ。」
「事情を聞くから、こちらに来て」
アメリーが個室に連れて行く。もちろんアルマがしっかり腕を組んでいる。
アロイスたちは隣の受付で手続きをする。受付嬢が言う。
「あの子が1人で倒したの。」「信じられんかもしれないが本当だ。俺たちと討伐隊が見ている。」
「アメリー、うらやましい。私だったらすぐに手をつけるのにー」「ここにもフリーの冒険者がいるぞ。」
「冗談です。」「残念だ。かわいいお姉さんと仲良くできると思ったのに。」「褒めても何も出ませんよ。」
アロイスと受付嬢は軽口をつきながら手続きを進めていく。魔石が換金される。パーティーメンバーが飲み食いできる金を入手する。
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