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第102話 隠れ家2
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沙也加の事務所に初老の男性が訪れる。
男性は沙也加に話しかける
「電話をした百武です。」
「所長の古馬です、探しているものがあるそうですね。」
「はい、40年前のことです、トレッキングの時、家に泊ったのです、その家を探しています。」
「探すのになぜ私なのですか。」
「その家はおそらくこの世のものではありません。」
「どうしてそう思うのですか。」
「この時代に、かやぶきの屋根で、電気もない所に着物姿の女性が住んでいるのです、おかしいと思いませんか。」
「もう関わらない方が良いのではないですか。」
「私は40年間、彼女のことが忘れられません、どうしても会いたいのです。」
「その家を見つければいいのですね。」
「はいお願いします。」
「しかし、その後のことは、手を出しません、良いですか。」
「分かりました。」
沙也加は依頼を引き受ける。
たすくは沙也加に言う。
「こんな雲をつかむような話を引き受けて大丈夫ですか。」
「トレッキングするから装備を揃えないとね。」
沙也加はたすくの話を聞いていない。
翌週、一三六の案内で沙也加とたすくは山に入る。
1日歩き、山小屋に泊る。
翌朝、早くに出発して夕方になる頃、目的地に着く。
付近を見るが木々が生い茂るだけで何もない。
沙也加とたすくは手をつないでみるが家は見当たらない。
あたりが暗くなってくる。
3人はここで夜を過ごすことにする。
しばらくしてたすくが木々の中に灯りを見つける。
それは一三六にも見え
「あれです、見つかったぞ。」
興奮を隠しきれない様子である。
一三六は我先に家に向かって進んでいく。
男性は沙也加に話しかける
「電話をした百武です。」
「所長の古馬です、探しているものがあるそうですね。」
「はい、40年前のことです、トレッキングの時、家に泊ったのです、その家を探しています。」
「探すのになぜ私なのですか。」
「その家はおそらくこの世のものではありません。」
「どうしてそう思うのですか。」
「この時代に、かやぶきの屋根で、電気もない所に着物姿の女性が住んでいるのです、おかしいと思いませんか。」
「もう関わらない方が良いのではないですか。」
「私は40年間、彼女のことが忘れられません、どうしても会いたいのです。」
「その家を見つければいいのですね。」
「はいお願いします。」
「しかし、その後のことは、手を出しません、良いですか。」
「分かりました。」
沙也加は依頼を引き受ける。
たすくは沙也加に言う。
「こんな雲をつかむような話を引き受けて大丈夫ですか。」
「トレッキングするから装備を揃えないとね。」
沙也加はたすくの話を聞いていない。
翌週、一三六の案内で沙也加とたすくは山に入る。
1日歩き、山小屋に泊る。
翌朝、早くに出発して夕方になる頃、目的地に着く。
付近を見るが木々が生い茂るだけで何もない。
沙也加とたすくは手をつないでみるが家は見当たらない。
あたりが暗くなってくる。
3人はここで夜を過ごすことにする。
しばらくしてたすくが木々の中に灯りを見つける。
それは一三六にも見え
「あれです、見つかったぞ。」
興奮を隠しきれない様子である。
一三六は我先に家に向かって進んでいく。
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