92 / 303
第3章 ルマールの地にて
第20話 勇者様ってアレだよ
しおりを挟む
俺たち残ったメンバーは、ギルドを出るとコロール村での勝利と称して食堂へ行き宴を始める。要はみんな飲みたい気分なのだろう。
俺とアニタ、アネットは酒を飲むことが出来ないので、食べるだけである。アネットが言う。
「こう度々宴があると太ってしまうわ。」「体を動かしているから大丈夫ですよ。ネティー。」
「それって筋肉質になるっていうことよね。」「気になりますか。」
「私は、宮廷魔法士となって、召喚された勇者様と恋仲になるのよ。」「えっ、はあー」
アネットほどの人材がアレの餌食になってしまうのか。もったいない。
「何、その気の無い返事は・・・あなたも勇者様を狙っているんでしょ。」「私は興味ありません。恋仲なんてまっぴらですわ。」
「だったら、私の応援をしてくれない。」「まだ、勇者がどんな人かもわからないですよ。」
「決まっているわよ。召喚されるのだから、素晴らしい人に違いないわ。」「・・・」
俺は彼女に教えてやりたい、勇者は女にだらしない奴だと・・・
俺とアネットが話しているとCランク冒険者のメンバーの1人が話しかけてくる。
「アニエスちゃん、俺は初めて見た時からかわいいって思っているんだよね。俺と付き合ってよ。」「私は7歳ですよ。」
「かまわないよ。結婚は待ってあげるから、いいだろ。」「あなたのような変態はお断りです。」
「変態だってよー」「お前は、今から変態なー」
メンバーが男をからかう。男はむきになる。
「明日から俺たちと行動しようぜ。」「嫌です。私のメンバーはアネット様とアニタです。」
「俺がそんなに気に入らないのか。」「はい、そうです。」
「俺が下手に出てたらいい気になってー」「君ー、そこまでにしないかなー」
アヒムが男に声をかける。男が気がつくと「アニエス様をあがめ隊」の面々に囲まれている。
「君ー、アニエス様は我々の天使なんだ。何かあったら分かっているよね。」「は、はい。近づきません。」「よくできました。」
男は青くなり席に戻る。Sランク冒険者10人に囲まれたのだ。彼は肝が冷えただろう。
俺とアニタ、アネットは酒を飲むことが出来ないので、食べるだけである。アネットが言う。
「こう度々宴があると太ってしまうわ。」「体を動かしているから大丈夫ですよ。ネティー。」
「それって筋肉質になるっていうことよね。」「気になりますか。」
「私は、宮廷魔法士となって、召喚された勇者様と恋仲になるのよ。」「えっ、はあー」
アネットほどの人材がアレの餌食になってしまうのか。もったいない。
「何、その気の無い返事は・・・あなたも勇者様を狙っているんでしょ。」「私は興味ありません。恋仲なんてまっぴらですわ。」
「だったら、私の応援をしてくれない。」「まだ、勇者がどんな人かもわからないですよ。」
「決まっているわよ。召喚されるのだから、素晴らしい人に違いないわ。」「・・・」
俺は彼女に教えてやりたい、勇者は女にだらしない奴だと・・・
俺とアネットが話しているとCランク冒険者のメンバーの1人が話しかけてくる。
「アニエスちゃん、俺は初めて見た時からかわいいって思っているんだよね。俺と付き合ってよ。」「私は7歳ですよ。」
「かまわないよ。結婚は待ってあげるから、いいだろ。」「あなたのような変態はお断りです。」
「変態だってよー」「お前は、今から変態なー」
メンバーが男をからかう。男はむきになる。
「明日から俺たちと行動しようぜ。」「嫌です。私のメンバーはアネット様とアニタです。」
「俺がそんなに気に入らないのか。」「はい、そうです。」
「俺が下手に出てたらいい気になってー」「君ー、そこまでにしないかなー」
アヒムが男に声をかける。男が気がつくと「アニエス様をあがめ隊」の面々に囲まれている。
「君ー、アニエス様は我々の天使なんだ。何かあったら分かっているよね。」「は、はい。近づきません。」「よくできました。」
男は青くなり席に戻る。Sランク冒険者10人に囲まれたのだ。彼は肝が冷えただろう。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる