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第13話 プールの妖怪3

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 沙衣と美湖がプールを見る。
 水の中には大きな触手の塊がいる。
 沙衣が水中に無数の水の刃を作り出し、触手に切りつける。
 美湖が沙衣に言う
 「何しているの、効果ないよ。」
 「刃が触手の表面で滑って切れないのよ。」
 「分かった。」
美湖が手をかざし、妖怪に陽の光を当てる。
 妖怪は苦しいのか水の中でもがき始める。
 それにつれてプールの水が波立つ。
 妖怪は触手を伸ばし美湖の手足に絡みつく。
 沙衣は慌てて水の刀を作り触手を切りにかかるが、片手に絡みついた触手が美湖をプールの中に引きずり込む。
 美湖は絡みついた触手を陽の光で焼き切ろうとする。
 彼女はプールの底まで引きずり込まれる。
 妖怪は触手の中心に口があり牙が生えている。
 美湖はやばいと思うが触手が絡みついて逃げられない。
 沙衣は水に飛び込み水を操り、美湖に追いつく。
 彼女も妖怪の口を見る。
 彼女は水の槍を作ると妖怪の口に突き入れる。
 妖怪は怯み美湖を放す。
 沙衣は美湖を連れて水から外へ飛び出す。
 彼女はさらに水を操って妖怪を捕えプールの水から外へ放り出す。
 2人は手をかざし陽の光を出し妖怪を焼いていく。
 見ている教師と生徒は妖怪の姿は見えないが何かいることはわかる。
 美湖が沙衣に言う
 「このまま焼き殺すわよ。」
 「あともう少しね。」
沙衣が答える。
 妖怪は焼かれ、水が蒸発するようにしぼんで小さくなっていく。
 そして最後には消えてなくなる。
 2人は見ていた谷山と水泳部の顧問に妖怪を退治したことを伝える。
 谷山はよくわからないが
 「ごくろうさん。」
と言い、水泳部の顧問は沙衣を水泳部に入れようと勧誘する。
 男子生徒の1人がスマホで動画を撮っていた。
 その動画には2人が巨大なイソギンチャクのようなものと戦っているとこるが映っている。
 ネットに乗せるが作り物ではないかと疑われてしまう。
 しかし、女の子がかわいいと再生回数が伸びていく。
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