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第69話 お守り様7
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沙衣は、鬼の攻撃を耐えているが限界が近い。
水を操る力に余裕があるものの、血を流しすぎているのである。
勾玉の癒しで傷口を塞げていなければ、すでに死んでいただろう。
彼女の目がかすむ。
水の刀と盾を維持できなくなる。
鬼は残念そうに
「ここまでか。」
と言うと沙衣の首を右手で掴み片手で持ち上げる。
鬼にとって片手で人1人を持ち上げるのは造作もないことである。
鬼は口を開ける。
鋭い牙が並ぶ、その牙は多くの生贄を噛み、引き裂いたものである。
牙が沙衣の左肩に近づく。
しかし、牙が沙衣の肩に届くことはない。
鬼は地面から生えた水のとげに串刺しにされている
「貴様、謀ったな。」
沙衣は、気力を振り絞り水の刀を作ると鬼の右腕を切り落とす。
彼女は地面に落ちる。
ずうっと耐えながら待っていたのである。
鬼が隙を見せ確実に一撃を入れる時を・・・
それは勝利したと思い沙衣を食べにくる時である。
鬼は怒り狂うがとげからは逃れられない。
沙衣の瞳に殺気が宿る。
彼女は一撃で鬼の首をはねる。
鬼の首を掴み上げると
「あいつ、はめてくれたわね。殺す。」
沙衣は、物騒なことを言い、出口に向かって歩き出す。
地下道を出ると霧島家の裏山に出る。
山を下り、霧島家に着くと警察が来ている。
警察官が金彦を連れだしてくる。
沙衣は、金彦と目が合う。
金彦は驚き、沙衣が右手に持っているものを見て
「お守り様!」
と叫ぶ。
沙衣は、右腕を突き出し宣言する
「あんたの鬼は殺したわ。」
彼女はそのまま気を失う。
気が付いた時、沙衣は病院のベットにいる。
横には美湖がついている。
美湖が言う
「信じてたよ。生きて帰って来るって。」
「あんなのに負けないよ。」
「金彦はどうしたの。」
「警察に逮捕された。」
「私が殺したかったわ。」
「最低の奴だけど、私たちが手を汚す価値はないわ。」
沙衣と美湖の仕事は、連続女子誘拐事件に発展する。
水を操る力に余裕があるものの、血を流しすぎているのである。
勾玉の癒しで傷口を塞げていなければ、すでに死んでいただろう。
彼女の目がかすむ。
水の刀と盾を維持できなくなる。
鬼は残念そうに
「ここまでか。」
と言うと沙衣の首を右手で掴み片手で持ち上げる。
鬼にとって片手で人1人を持ち上げるのは造作もないことである。
鬼は口を開ける。
鋭い牙が並ぶ、その牙は多くの生贄を噛み、引き裂いたものである。
牙が沙衣の左肩に近づく。
しかし、牙が沙衣の肩に届くことはない。
鬼は地面から生えた水のとげに串刺しにされている
「貴様、謀ったな。」
沙衣は、気力を振り絞り水の刀を作ると鬼の右腕を切り落とす。
彼女は地面に落ちる。
ずうっと耐えながら待っていたのである。
鬼が隙を見せ確実に一撃を入れる時を・・・
それは勝利したと思い沙衣を食べにくる時である。
鬼は怒り狂うがとげからは逃れられない。
沙衣の瞳に殺気が宿る。
彼女は一撃で鬼の首をはねる。
鬼の首を掴み上げると
「あいつ、はめてくれたわね。殺す。」
沙衣は、物騒なことを言い、出口に向かって歩き出す。
地下道を出ると霧島家の裏山に出る。
山を下り、霧島家に着くと警察が来ている。
警察官が金彦を連れだしてくる。
沙衣は、金彦と目が合う。
金彦は驚き、沙衣が右手に持っているものを見て
「お守り様!」
と叫ぶ。
沙衣は、右腕を突き出し宣言する
「あんたの鬼は殺したわ。」
彼女はそのまま気を失う。
気が付いた時、沙衣は病院のベットにいる。
横には美湖がついている。
美湖が言う
「信じてたよ。生きて帰って来るって。」
「あんなのに負けないよ。」
「金彦はどうしたの。」
「警察に逮捕された。」
「私が殺したかったわ。」
「最低の奴だけど、私たちが手を汚す価値はないわ。」
沙衣と美湖の仕事は、連続女子誘拐事件に発展する。
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