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第78話 迷宮の家3
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オカルト番組のスタッフが外でモニターしていたことで迷路の家には、お座敷様と言うものがいることが分かる。
映像は当然録画されており中に入ったスタッフが殺されてしまったことを証明している。
マスコミは、連日、迷路の家を取り上げている。
近所の住人たちは、インタビューで迷路の家があると何があるかわからないし迷惑であると主張する。
マスコミは、住人の主張を代弁するかのように行政の無作為を非難する。
市役所は、行政代執行で迷路の家を取り壊すことにする。
重機が運ばれ取り壊しが始まるが重機が故障や横転するなどして作業は全く進まない。
何日も挑戦するが、とうとう事故死者まで出るに至って中止になる。
市役所では、迷路の家対策チームが作られ、会議が続けられる。
答えは出ない、相手は化け物である。
どんな力を持っているのかわからないのである。
お座敷様が何を考えて迷路の家にいるのかもわかっていない。
数日かけて話し合って出た結果は、お座敷様に呼びかけることだった。
お座敷様は幸い人語を介することが出来るのである。
迷路の家対策チームは、話し合うことに行きついたのだ。
マスコミややじ馬が見届ける中、市の職員は、ハンドマイクを使って外から呼びかける
「お座敷様、出てきてください。話があります。」
家の中からの応答はない。
職員は粘り強く、ハンドマイクで呼びかける
「お願いです。話をさせてください。」
1時間ほどすると、迷路の家の中から若い男が出てくる。
男は一言いう
「うるさいぞ。」
職員の持つハンドマイクが故障する。
職員は男に言う
「お座敷様ですね。」
「そうだ。お前らに用はないぞ。」
「ここにいる目的は何ですか。」
「楽しむためだ。追い出したければ、家の中に入ってきて戦え。」
「私たちは戦いを望みません。」
「そうか、なら月に一人づつ家に引き込もうか。」
「やめてください。なぜそのようなことをするのです。」
「楽しみのためだ。ならテレビに出ている仮面を付けた二人組はどうだ。」
「仮面を付けた二人組ですか。」
「幽霊退治をしている奴らだ。あれなら私と良い勝負ができるぞ。」
「どんな勝負ですか。」
「迷宮を使った殺し合いだ。一人は相当腕が立つ、楽しめそうだ。」
「話し合いはできないのですか。」
「くどい。」
次の瞬間、職員の胸に腕が生える。
観衆が絶叫する中、お座敷様は家の中に消える。
映像は当然録画されており中に入ったスタッフが殺されてしまったことを証明している。
マスコミは、連日、迷路の家を取り上げている。
近所の住人たちは、インタビューで迷路の家があると何があるかわからないし迷惑であると主張する。
マスコミは、住人の主張を代弁するかのように行政の無作為を非難する。
市役所は、行政代執行で迷路の家を取り壊すことにする。
重機が運ばれ取り壊しが始まるが重機が故障や横転するなどして作業は全く進まない。
何日も挑戦するが、とうとう事故死者まで出るに至って中止になる。
市役所では、迷路の家対策チームが作られ、会議が続けられる。
答えは出ない、相手は化け物である。
どんな力を持っているのかわからないのである。
お座敷様が何を考えて迷路の家にいるのかもわかっていない。
数日かけて話し合って出た結果は、お座敷様に呼びかけることだった。
お座敷様は幸い人語を介することが出来るのである。
迷路の家対策チームは、話し合うことに行きついたのだ。
マスコミややじ馬が見届ける中、市の職員は、ハンドマイクを使って外から呼びかける
「お座敷様、出てきてください。話があります。」
家の中からの応答はない。
職員は粘り強く、ハンドマイクで呼びかける
「お願いです。話をさせてください。」
1時間ほどすると、迷路の家の中から若い男が出てくる。
男は一言いう
「うるさいぞ。」
職員の持つハンドマイクが故障する。
職員は男に言う
「お座敷様ですね。」
「そうだ。お前らに用はないぞ。」
「ここにいる目的は何ですか。」
「楽しむためだ。追い出したければ、家の中に入ってきて戦え。」
「私たちは戦いを望みません。」
「そうか、なら月に一人づつ家に引き込もうか。」
「やめてください。なぜそのようなことをするのです。」
「楽しみのためだ。ならテレビに出ている仮面を付けた二人組はどうだ。」
「仮面を付けた二人組ですか。」
「幽霊退治をしている奴らだ。あれなら私と良い勝負ができるぞ。」
「どんな勝負ですか。」
「迷宮を使った殺し合いだ。一人は相当腕が立つ、楽しめそうだ。」
「話し合いはできないのですか。」
「くどい。」
次の瞬間、職員の胸に腕が生える。
観衆が絶叫する中、お座敷様は家の中に消える。
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