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第五章 長寿薬ノア
倉庫の番人サファイア 登場
しおりを挟む「そう、お父様が………
それで部隊を連れてきたの?」※コリン
「いえ、さっきも言いましたけど、
とにかく賞金で呼び寄せただけなんで
人は多く居ますけどまとまりはない
ですかね~」
※八雲
「そんなの死にに行くようなものじゃない!
早く止めないと、どうしましょう」※コリン
「ま~ま~慌ててもどうにもならないよ」
※八雲
「いい、あなたこそ冷静に聞きなさい。
ここはAランクの私でも攻略出来ない
ダンジョンなのその辺の冒険者じゃ
瞬殺よ!何とか早くここを出て伝えたいけど
防具も武器もない状態じゃ下層にも
上がれない」※コリン
コリンはどうして良いのか分からず
黙り込む。
「大丈夫ですよ!( ´∀` )b
とにかく出口を捜しましょ!」※八雲
コリンはムクッと顔をあげ
「あなたね!舐めるのも大概にしなさい!
残念だけどあなた程度では、ここを出た
瞬間………死ぬわ!」※コリン
「そんなの分かんないじゃないですか、
とにかく出ましょ!」※八雲
「あ~もう! あなたね……そう言えば
まだあなたの名前聞いていなかったわ!」
※コリン
「あ、ほんとだ!僕の名前は………」
僕が名乗ろうとした時、
「カシャンカシャン」
音が聞こえてきた。
僕達は何が来るのか警戒するけど
隠れる場所がない、そうこうしている
うちにやけに目立つピンク色の
メタル装甲のゴーレムが現れた。
「あ、起きたのヤッホー………あれ?
一人増えてる?( ・◇・)?」※ゴーレム
ゴーレムが頬に指を当てかわいい仕草で
動いているが、ゴツすぎてかわいくない。
「あの~お聞きしても良いですか~」※八雲
「いいよ~( ≧∀≦)ノ」※ゴーレム
この反応やっぱり敵意を感じない。これなら
「あの、ここ出たいんですけど
良いですか?」※八雲
「うん?いいけど折角だしもう少しいない
久々に人と話したし、寂しんだ~」※ゴーレム
「あ~ま~ちょっとくらいなら」※八雲
「ちょっとなに言ってるのよ早く戻らないと
いけないのよ!」※コリン
コリンが小声で声をかけて来るが、
僕にも考えがある。
「あのさ~ここにルビーの武器があると
思ってるんだけど知ってる」※八雲
「あーーーやっぱりルビーおねいちゃん
来てるんだ!うれしいな~o(^o^)o」
※ゴーレム
「やっぱりルビーの知り合いか
倉庫の場所知ってるなら教えてくれ!」
※八雲
「いいよ~こっち~o(^o^)o」※ゴーレム
ゴーレムは歩いて行ったので僕達も
着いていく。
「ゴーレム殿、申し訳ないのだが
私は早く上に上がりたいの、
私の防具と武器がどこにあるか
知らないでしょうか?」
※コリン
「……………あ!ごめ~ん、忘れてたよ。
これだよね」
※ゴーレムはお腹が割れるとそこから
手が出た。持っているのは鎧と剣
「あ!これ私の!Σ( ̄□ ̄;)」※コリン
「ごめんね!それスッゴく可愛かったから
欲しくなっちゃって、さっきまで
それを参考に新しい鎧作ってたの
~o(^o^)o」※ゴーレム
「じゃ~あなたが盗ったのー」※コリン
「うん、ゴメンチャイ(>∀<)」※ゴーレム
コリンは何か言いたそうな顔をしていたが、
着替えてくると言って離れていった。
「な~ゴーレム助けてくれたんだよな
コリンのこと」※八雲
「気になってたんだけど、ゴーレムって
言うのやめてくんな~い。可愛くないし!」
※ゴーレム
「それじゃ何て呼べばいい。
ちなみに僕は八雲だから宜しく!」※八雲
「八雲ね~私はサファイアだよ!宜しく~
それで何で助けたかと言うと、偶然かな!」
※サファイア
「偶然?」首をかしげる。
「ちょうど材料の鉱石を探している時に
間違えて吸い込んで持ってきちゃった
みたい」※サファイア
「ラッキーだったんだなコリンさん」
なんか分からんけど僕はほっとした。
サファイアと話をしていると、コリンさんが
戻ってきた。
「コリンさん………かわいいスね!」※八雲
ちょっと僕はびっくりしてしまった。
上から下までピンクピンクどんだけ
ピンクだよ!かわいいかも知れないけど
派手すぎる!
「あ~やっぱりこの鎧落ち着くわ~」
※コリン
なんかすごくスッキリした顔を
しているコリン
コリンが戻り倉庫に向かう。
「ここだよ!この中に色々入ってる」
※サファイア
案内されて来た場所はひたすらだだっ広く
白い大理石?な壁に囲まれている。
その奥に大きな丸形の金庫みたいな
扉がある。これが倉庫の入口か~
「ありがとうサファイア開けてくれる?」
※八雲
「え!?ダメだよ私ここの番人だし!」
※サファイア
「え!?ダメなの、だってほらルビーが
欲しいって言ってるからくれるんちゃうの?」
※八雲
サファイアは腕を前に上げ交差させ、
「ダメ!!!(・ε・` )」※サファイア
「え~!Σ( ̄□ ̄;)
なんで、良いじゃないですか!!」※八雲
「ダメなものはダメなんです~( ・ε・)」
※サファイア
「どうすれば開けてくれるのサファイア?」
※八雲
「私と遊んで勝てたら開けてあげる!
私と勝負だよ!ρ(・ω・、)」※サファイア
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この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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