書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第三章 聖女の祝福……駄女神再び!

第50話 ビックバーン

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「この洞窟どこまで続くんだ?さっきから
ずっと同じ景色が続くんだけど」
 俺達は直線に続く洞窟を進んで行く、
罠があるかもしれないので風太に匂いで
怪しい所がないか確認して貰っているが
今の所は全くない。恐らく大岩の入口が
あるから余っ程良いと油断しているの
だろう。
 
「蒼字(そうじ)、この先にそれなりに
広い空間がありそうだ警戒しろ!」
 俺は風太に言われ、気配を殺して
ゆっくりと進む。広い空間を除くと
先程の男達とシスターが居た。

……………▽

「ドリュー司祭様お久しぶりでござい
ます。長きに渡る任務を遂行し
聖女セレナを連れてまいりました」

「ご苦労だった!二人共、これで我らが
悲願達成にまた一歩近づけた。お前達の
ことは大司祭様に伝えておこう」

「「は!有り難い幸せでございます!」」
 二人のフルプレートアーマーの兵士達は
膝をつき感謝を述べていた。

 ドリューと言われた黒のマントを来た男は
聖女セレーナの前に立つ。

「聖女セレーナ……噂通り美しいな!
これで齢50の女とは思えんな!」
 下から上へと舐め回すように見る。
 
「お褒めに頂きありがとう。でも貴方は
気持ち悪いから見ないで頂けます~」
 キリッとした目で相手を見据えて
言い切る。

「へっ強気な女は好きだ、屈伏させた
瞬間がたまらんからな、しかし手が
出せないのが残念だ」
 
「貴方達は最低です!身勝手極まりません。
自分達の欲望を満たすために他者を
傷つける。何故そのようなことできるの
でしょか」

「聖女様にわからんよ!我らの気持ちなど、
こちらとしても分かって貰おうとは思わん!」
 男は元居た椅子に座る。聖女は複雑な顔を
していた。

…………………▽
 
 話を聞く限りでは聖女様が捕まっている
わけだが、助けるしかない…………あの
ドリューって男かなり危険だな!見る限り
悪魔憑きで間違いない。

「どうする蒼字(そうじ)あれは上位以上
の悪魔だ!油断は出来ん相手…………まさか
ビビってはおらんだろうな!」

「ん?ビビってはいないよ!油断もして
いない。確かに元の世界であれクラスに
あったら逃げるべきだろうけど、こちら
の世界に来て俺の力は格段に高くなって
いる。十分相手に出来るさ!」
 俺は自信を持って言った!

「それじゃ~まずは作戦を立てるぞ
風太!…………」
 俺は風太と話し合い聖女様の安全優先
での作戦を立てた。


…………………▽

◆聖女セレーナの視点

「こちらですセレーナ様…………」
 私は護衛の男二人に牢屋へと
連れられて行く。

「お二人に聞きたいんだけど何故
このようなことをされたのですか?」

「ふん、セレーナ様が聞いても分から
ないとドリュー司祭も言われておりま
したでしょ!話すだけ無駄なんだよ!」
 護衛の男は少し威圧的に声をあげる。

「そうですか、残念です。せめてお話を
聞きたかったのですが、貴方達にも平和
で幸せな世界を目指して欲しかった」

「流石は聖女様ご立派な事をあっさりと
言われますな~貴方は恵まれており、
ゆえに平和ボケしてるんですよ!
セレーナ様」

「そうですね!私では貴方の気持ちを
理解出来ないかもしれません。しかし
支え寄り添うことは出来ます。どうか
考え直す事は出来ないのでしょうか!」
 私は護衛方を真っ直ぐに見る。

「流石は聖女ですな!貴方の声を聞き
や姿を見るだけで身体がザワつきま
すな!これ以上話したくない!
さっさと牢屋へ入れ!」
 私は護衛の男に押し込まれるように
牢屋へと入る。

「しばらく大人しくして頂こう。
言っておくが見張りがいるからな!
逃げようとするなよ」
 護衛の方達はそのまま出て行き、
目の前の椅子に座って私を監視する
男が一人居た。

 私も歩き疲れていましたので、牢屋の
中にある椅子に座り少しだけ休む事に
しました。目を瞑れば今日の出来事を
思い出します。私を護衛している二人が
アビスの者とは彼らは私以外の食事に
毒を盛り、動けなくなった所で殺害し
私を連れ去った。他の護衛方々には
大変申し訳ない事をしてしましました。
せめて安らかに眠れるよう
女神サラキア様へ導かねばなりません。

「おい聖女さんよ!つまんね~から
服脱げよ!」
 私を監視している方が声をかけてきた。
内容はとても酷いものですしたが……

「何故服を脱がなければならないの
でしょうか?」

「言っただろ!つまんないんだよ!
あんたに手は出せないしぼーっと
見てるのもつまんね~ならせめて
あんたの裸でも拝ませてもらって
我慢してやろうと思ってな!」

「こんなおばさんを見ても
楽しくありませんよ!」

「謙遜するなよ!良い体してる
じゃね~か」
 監視の男は舌を舐めずり私の体を見る。
下賤な男のようですね。どうすれば
このような方をすぐに説得できるので
しょうか、やはり良い方向に導くには
時間をかけねば難しいでしょうね

「分かりました。貴方がそれで満足
できるのであれば」
私は修道服の上衣のボタンに手をかけた。


◆蒼字(そうじ)の視点

 この辺に聖女様が連れて行かれたと
思うんだけどいないな~
 並ぶのは多くの牢屋中には誰も居な
いけど、血の跡が多く残っている。
ここでなにか酷いことが行われたのは
間違いない。考えるだけで頭が熱くなる!

「うぉ!やべ!」
 前から先程聖女様を連れて行った。
フルプレートアーマーの兵士達が来た
ので慌てて隠れる。

 ……行ったか……聖女様がいなかったな~
 この先に居るのか?

 少し先に進むと、先程に比べれば
かなり綺麗にされている空間が広がる。
通路を進むと声が聞こえてきた。
 

 は~服を脱げだ~聖女様になんて事
言ってるんだ!俺はクソ野郎の声が
聞こえる場所に急いで向かう。
 
 部屋に向かうと牢屋の檻にしがみ
ついている男が居た。
 こいつだな!俺はこいつの脳天に
げんこつを叩き込んだ。

「聖女様!だいじょおーーー」
 俺の前には2つのビックバーンが
こぼれていた。
「その!すいませんすいません!」
「落ち着いて………貴方…どなたかしら?」
 聖女様は不思議そうな顔で横に首を傾ける。

……すいませんがビックバーンが揺れて
 るんでしまって欲しいです。
 
 俺はビックバーンの衝撃に耐えつつ
前かがみで、
「怪しい者ではありません!聖女様を
助けに参りました……」

「う~ん…………そんなに前かがみ姿勢の
黒ずくめの男って怪しくないのかしら!」
 ふふふっと小さく笑いこちらを慈愛の
目で見る聖女様

「………すいません、怪しいです!」
 前かがみは仕方がないとしても
黒ずくめはどう考えても怪しい。
しかしそれには理由がある。聖女様
みたいな有名な方を助けたとなれば
それなりに目立つことになる。そうな
れば城に呼ばれる可能性が出てくる。
キャリーちゃんの件がバレるかも知れん!
それは避けねばならん、逮捕される!

「そんなに考え込まないで!助けて
くれてありがとう」
 聖女様は慈愛の微笑みを放つ。
 
 その時俺は思ったこちらこそ
ビックバーンをありがとう
………そして助けれたのか俺?と……

「ゴホン、その私が怪しいと思われる
と思いますがこのままここに居るのは
危険です!私を信じてください」
 俺は聖女様に手を差し出す。

「はい、分かりました!」
 あれ?即座に手を取ってくれた。
 うっそー

「どうされました?」
「!?………いえ、ありがとうございます!
それでは行きましょう!」
 鍵で檻を空けて聖女様と脱出をする。

「あら?可愛いワンちゃんも居るのね!」
「ほーあんた今の俺が見えるのか!」
「こら!風太失礼だぞ!」
 しかし驚きだ!今の風太は霊化している
から普通の人には見えない。さすが聖職者
と言ったところか!

 俺達は隠れて出口に向かう。
このまま行けると思っていた時だった。

「すいません、このままでは行けません!」
「???、どう言う事でしょうか」
「私を護衛している方を置いて行く事は
出来ません」

「…………それは……後にいたしませんか、
今は脱出する事を優先しましょう」
 俺は恐る恐る提案するが聖女様は
変わらない。
「このままでは彼らの魂が悪魔に捧げら
れてしまいます」
 聖女様は本気なんだな!自分の命が
かかっているのに他者を心配する
なんて……流石聖女だぜ!

「分かりました!その代わり少し怖い
思いをする事になるかもしれませんけど
覚悟はありますか!」
「もちろんです!」
 聖女様は覚悟なのとっくに出来ている
のだ。既に別の場所に目を向けている。
は~この人にも困ったもんだ!

「セレーナ様、風太行きますよ!」
 俺達は再び通路を後戻りする。

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