書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第五章 黒尽くめの正体、そしてアルヴィア姫の判断

第86話 カースボーンドラゴン

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◆アルヴィア姫の視点

「凄い……これがエクスキャリバーの力」
 アインはそのあまりにも圧倒的な力に
感動して動きを止めていた。しかしすぐに
頭を切り替え、兵士達に指示を飛ばす。
そして再びアルヴィア姫を見ると

「アルヴィア姫様、どうされました!?」
 アルヴィア姫は手と膝をつき何とか
倒れないよう踏ん張っていた。

「アイン大丈夫です。魔力を使い過ぎて
立つのが難しくなりました」

「そうですか……あれ程の力を使ったのです
当然で御座います。我々が不甲斐無い
ばかりに何とか申し上げればよいのか」
 
 アインは頭を下げ謝るが、
「良いのですアイン、私は皆を守りたかった
だけなのですそのためなら出来ることなら
何でもやります。アイン、私はもう立つ
ことすらままなりません。ここからは
あなたにお任せします。良いですね」

「は!もちろんで御座います」
 アインは再び兵士に指示を出し魔物の
残党狩りを指示した。

 セネイラがこちらに歩いて来た。
 
「まさかアルヴィア姫、あなたに
これ程の力があったとは驚きです。
ですが、ここまででしょうか、
すでに魔力切れを起こしているようだ!
さっきのような力は出せまい!
トドメといこうではありませんか」

 地面か突然の揺れる。そしてガラガラと
音をたてて地面から現れたのは黒き骨で
出来た巨大なドラゴン

「カースボーンドラゴン」

 瘴気を発し、目が無いにも関わらず
鋭い視線を感じる。

「くそ!身体が……さっき以上に
身体が重い」
 アインは膝をつきとうとう立つことも
ままならなくなっていた。

「こいつは特別!私が丹精込めて作った
ドラゴン特と味わうが良い」

 カースボーンドラゴンの尻尾が
天高く伸び兵士達ががいる中央付近
目掛けて振り下ろした。

「うわ~~」
「ギャーー」

 地面は大きく裂け兵士達がゴミのように
転がっている。

「そ……そんな……くッ」
 私はあまりの光景に絶望していた。
アインですらまともに動けない瘴気の中、
見れば分かる誰一人として動いている
ものはいない。


 セネイラはアゴに手を当て
「ん~どうしましょうか…あなたを
殺しても差ほど得はないように思いますが
……しかし考えが変わりました。
あれ程の力を持っていようとはさすがは
王国の姫君、爪を隠していたようですな~
……脅威と判断しました。
必ず殺さねばならない敵として、
死になさい」
 
 セネイラは高らかに手を挙げると、
再びカースボーンドラゴンの尻尾が上がり、

「さようなら、アルヴィア姫」

 セネイラは手を振り下ろした。
尻尾は一直線に私に向って突っ込んでくる。

 
 あ~私は死ぬのですね!時間がゆっくり
と流れていくいくアインとレミが張って
こちらに来ようとしている。
陽菜乃(ひなの)、さくらさん、
一花(いちか)さんが叫ぶながらこちらに
向かおうと必死に動いているのが分かり
ます。……ごめんなさい私は不甲斐ない
上司でしたね、

 私の目から涙が溢れた。

「ギィーーー」
 
 何の音でしょ……怖くて悲しくて涙が
止めどなく流れ前が見えません。でも、
そこに誰か居ることは分かりました。
そして、私は死んでいない!?


「ぐおーー重い!頑張れ俺~」
 
 涙を袖で拭き、見たものに
私は驚愕する。

「あなたは……あの時の!?」
 以前私を攫った黒ずくめと同じ
格好の男が攻撃を防ぎ、
私を守ってくれている。

「うぉーりゃーー」
 黒ずくめの男は攻撃を弾き飛ばした。

「ゼーゼーハーハー、やったぜ俺!
アルヴィア姫大丈夫ですか」

 男は私に手を差し伸べ、

「何故私を助けてくれたのですか?」
 一時ではあるかもしれない。
それでも私の恐怖が緩み、咄嗟に疑問の
言葉が口から漏れてしまった。

「え!?それはですね……なんといいますか」
 男は以前と同じくしどろもどろになる。

「アルヴィア、案外優しいのよ蒼字
(そうじ)は」

「あ!?バカ言うなって言っただろ~
キャリーちゃん」

「は~バカとは何よバカとは!
そんな昔の事なんて
覚えてないはよ!バカ~」
 
「は~」と溜め息を出す男、

「疑問は色々とあるでしょけど今は
彼奴等を倒しましょう。終わったら話が
ありますんで宜しくアルヴィア姫」

 男は私に一言言ってそのまま
歩いて行った。
 何故あんなにも巨大な魔物に散歩でも
行くかのように行けるのでしょうか、
そして、私は安心してしまったのか、
彼が言った、終わってからの話、
それが気になって仕方が
ありませんでした。

◆蒼字(そうじ)の視点

 ま~強いよな~なんとかなるか……

………………………………………………………………

『カーソラー』 Lv:95

種族:アンデット(カースボーンドラゴン)
年齢:5
称号:朽ち果てしドラゴン
職業∶特になし
加護∶特になし
魔法:特になし

HP:245500/245500(+0)
MP∶0/0(+0)
気力∶188500/188500(+0)
魔力:0(+0)
筋力:196000(+0)
耐久:66000(+0)
敏捷:65300(+0)
運 ∶0(+0)
スタミナ∶89500(+0)

技能:固有スキル 『カースブレス』Lv7
                    『死に戻り』Lv4
                      『瘴気放出』Lv8


召喚条件:ドラコンの遺体とカースオーブを
使用した魔術


………………………………………………………………

「呪われしドラゴンですか、無理やり
起こされてさぞかし機嫌が悪いだろう。
すぐに安らかに眠らせて
やるからな」
 俺は筆を片手に走り出す。

 カースボーンドラゴンは胸を前に出し、
ぐっと腕を開くと胸や腕から鋭い骨が
突き出て、そのまま俺の方向に
伸びてきた。

「チッ、速い」
 骨は鋭く直線的に伸びる。俺は躱し
ながらも数の多さと速さに押され、
徐々に追い込まれていた。

「ちっくしょーこのままじゃ、ヤベー」
 俺は筆を後ろに構え回転、

『一文字 一閃 転』
 回転しながら踊るように骨を切り
裂き前進する。

「よーし、喰らえ!『丸火(まるひ)
轟炎太鼓(ごうえんだいこ)」

「ゴォー」
 火の波動を受けたカースボーンドラゴンは
弾け吹き飛んだ。

「ん!?終わった?」
 骨がバラバラと宙に飛んで落ちていく。

 おかしいぞ……高レベルの魔物にしては
弱すぎる。こんな簡単に倒せない
はずだけど……

 俺は周りを見渡すと骨が僅かに動いた。

「ヒュン、ヒュン、ヒュン」
 骨が宙に舞いながら俺の周りを回り、

「なに!?」
 いつの間にか俺はカースボーンドラゴンの
腹の中に入っていた。

「これはヤバい!」
 骨から濃縮された瘴気が吐き出され、
このままでは呪いを受けてしまう。

『ブラックフィールド』
 自分の周りを黒墨で囲む。

 そんなに保たないぞ!
 この後どうする俺!考えろ俺!頑張れ俺!

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