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第七章 師弟の絆
第169話 バ◯オハザード?
しおりを挟む俺達はヴィープの出所と聞いた洋館に
着いた。明らかに周りのボロボロ建物と
違いお金持ちの屋敷と言った感じだ。
違和感しかないけど、周りにいる人に
話を聞くとここには誰も近づかない
らしい。夜になるとうめき声や物音が
聞こえて不気味との事。
「なんかホラーゲームに出て来る
洋館みたい!ワクワク」
陽菜乃(ひなの)のテンションが高い。
陽菜乃(ひなの)は昔から科学で証明
されていない不思議な物を追い求めるのが
好きなようで、俺も幽霊関係でずいぶんと
付き合わされた。
「じゃ~開けますよ!ワクワク」
陽菜乃(ひなの)が扉に手をかけ押すと
ギィーと音をたてゆっくりと開いた。
「はぁぁーすごい!」
陽菜乃(ひなの)の目がキラキラ
している。屋敷の中を見ると真正面に
大きな壁画が飾られその周辺にも立派な
置物が置かれている。贅が尽くされた
豪邸と言った感じだ。
綺麗にはされているけど薄暗いせいか
薄気味が悪いと普通は思うに違いない。
しかし彼女は違った。
「わぁーバ◯オハザードの屋敷にそっくり、
ゾンビ出て来てこないかな、ケルベロスが
わーって飛び出してこないかな~……ワクワク」
陽菜乃(ひなの)は楽しそうだな!
確かに有名なゾンビゲームに出て来る
屋敷によく似ている。俺も好きだから
知ってはいるけど現実で出たら普通は
怖かったり不気味に思うはずなんだけどな~
陽菜乃(ひなの)はあっちに行ったり
こっちに行ったりと落ち着きがない。
「ハーブないかな~日記はないかな~」
いや!ないから!これゲームじゃな
くて現実だから、忙しなく動き回る
陽菜乃(ひなの)そしてスティンさんは
どんどん勝手に進んでいく。すでに姿が
見えない。どっちも自分勝手過ぎる!
「陽菜乃(ひなの)は来い!
スティンさんは待て~」
俺は陽菜乃(ひなの)の手を引き
スティンさんを追いかけた。
「二人共もっと慎重に動いて下さい!
どこから敵が現れるか分からないですし、
もしかしたら罠が仕掛けられて
るかもしれません!勝手に動くの禁止!」
「確かに、ショットガンがあっても安易に
取るのは危険ね」
うん!ゲームの中ではね!現実では
他にも注意しようね。
「そんなもん全部壊せばいいさ~」
この脳筋ばあさん本当に魔術使うん
だろうな~
「ガチャ」ドアが開く音が……ゆっくりと
ドアが開く。
「アアァァアウアオ~」
現れたのは顔がただれ歯は抜け
落ちて服はボロボロまさにザ、ゾンビと
言わんばかりの腐った死体が歩いている。
「なんでこんなところに!?」
※蒼字(そうじ)
「ゾンビだ!すご~いって、くさ~」
※陽菜乃(ひなの)
「バーン(銃声)」※スティン?
ゾンビは眉間を撃ち抜かれて倒れた。
「はやーい!出たばっか、人だったら
どうするんですか!」
見た目ゾンビにしか見えなかったけど、
もしかしたら生きてた可能性もあるん
だから撃っちゃダメでしょ。
「何がダメなのさ~人だとしても敵さ~
気にしなくて良いさ~」
まったく俺の話を聞く気がない。
すでに明後日の方向を
見て歩き出そうとしている。
「ダメだ全然言うことを聞いて
くれない。はぁ~」
俺はガックリとしてため息をする。
「ホワイトさん、ししょ~は放って
おけば良いんですよ!どうせ話を
聞かないんで、私達はフォローすれば、
後はなんとかなります。いつもの事
ですから」
もう放っておこう。きっとこの二人は
こう言う師弟関係なんだ、そう周りを
苦労させる関係。
俺は二人と逆方向に歩き扉を開く。
部屋に入るとそこにはゾンビが3体居た。
「ウロロ~うぼー」
「ウン フォラ ステーロ」
「アガレロ」
はぁ~ここにも居るよ。俺はガックリ
してゾンビから目を離すとダッと
踏み出しダッシュ!
「はぁ~!?ゾンビならゆっくり動けよ~」
「お~4だよ!4だよ!マジ◯ーだよ!」
陽菜乃(ひなの)いつの間にこっちに
来たんだよ!
「そんな事言ってる場合か!
ゲームじゃな~い」
「よ~しマシンガンにしよう」
陽菜乃(ひなの)の二丁拳銃が
マシンガンに変わり、
「ダダダダダダダダダダ」ゾンビは
蜂の巣になりバタリと倒れた。
「う~んガンガン体の芯に響く感じが
良いわ!次はショットガンね!」
バ◯オハザード、ここの屋敷に居た
クリチャーが大量に発生していた。
スティンさんと陽菜乃(ひなの)が撃って
撃って撃って撃って撃って…………撃ちま
くった。俺はひたすら見守り、
そして………この屋敷に居たクリチャーを
殲滅したみたい。
「あ~楽しかった!」※陽菜乃(ひなの)
「もう終わりかい、撃ち足りないさ~」
※スティン
「二人共何しに来たか忘れてませんか!」
はぁ!?と驚きの表情に変わる二人。
ダメだこりゃ~と俺は手を額に当てる。
さてどうしたもんか!肝心のヴィープが
一欠片も見つからない。そもそもここ
じゃない可能性もあるが、この屋敷は
明らかにおかしい、ここに何もないとは
思えないが……
俺達は屋敷の中をウロウロ歩き回る。
「全部周ったはずだけど、やっぱり
地下があるに違いない!」
陽菜乃(ひなの)言う通りその
可能性もある。だけど
入口が全く分からん。
「くそ~バ◯オだったらこの明らかに
怪しそうな悪魔の
銅像に宝石をはめ込むのに!」
「なんじゃ?宝石をはめればいいのさ~?」
「カチ、カチ」
スティンさんは悪魔の銅像の目に
宝石をはめる。
「ガラガラガラ~」
床が割れ下に続く階段が現れる。
…………バ◯オじゃん!?
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