書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第八章 リルとの別れ……魔王ガルドとの戦い

第182話 チーちゃんがやりたい事

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「それじゃそう言う事でやりますか」

 その後リルの話を聞き方針が決まり
やる事を決めた。方針は今後国民が困るで
あろう水不足問題に対しお金を目的とせず
ほぼ慈善事業として行う。
ただ確かに商人がやる事じゃないかも、
ま~リルらしくて良い。

 それでやらなければならない事は三つ、
①水源の確保 
②水の運搬方法の確立 
③王都の貯水先の確保

①の水源に関してはチーちゃんが
良い場所を知っているのでまずは
そこに行く。②の運搬に関しては
まず水源を見てからになるが
レイチェルがなんとかすると豪語
していた。③に貯水先に関してはサリー
さんの方で考えておくと言ってくれたので
おまかせになる。

…………………▽

 俺達はチーちゃんの案内のもと
水源があると言う
ロッテンヴァー山脈へ向かう。

「わーすっごく速いです!
風太ちゃん凄い、ヨシヨシ」

「チーちゃん撫でなくて良いから、
座ってろ!」
 
 俺達は家にあった絨毯に乗って
移動している。まさに魔法の絨毯と
言ったところだか実際のところは
少し違う。以前から風太の風魔法で
乗って移動していたのだか、
どうにも見た目が良くない。空気椅子を
しながら空中を移動している姿は
ぶっちゃけカッコ悪いのだ。
そこで思いついたのがこの魔法の絨毯に
乗って移動、やってることはほぼ一緒
なんだが、見た目が良くなった。

「ね~、リルちゃんあそこにいるの
馬車だよ!なに積んでるんだろうね!
あ!あそこにいるの角うざきだよ!
なんか可愛いね!」

 さっきからチーちゃんのテンションが
高い。あまり騒ぐタイプと思って
なかっただけにちょっとびっくり、
旅は人の新しい一面を見せると言うが
本当だったんだな~

「蒼字(そうじ)聞きたいことが
あります?」
「ん?どうしたルビー何か気に
なることでも」
「お腹が空いたとレイチェルが
煩いです!」
 レイチェルはバタンと絨毯に
倒れて腹を鳴らしていた。
「朝しっかり食べてるのに何で
そんなにお腹が空くのが早いんだ?」
「私の身体は昔っから燃費が
悪いから人一倍食べないと維持
出来ないの、ちょっと前までは
高カロリーのタブレットを
食べてたから気にならなかったけど、
リルやチーちゃんそれにルビーの
ご飯を食べたらもうあの生活には
戻れないよ~」

「アハハ、確かに分かるよ!
それさ!美味しい物を食べるって
幸せなんだよ!よ~し景色が良さそうな
ところで昼食にしますか」

「わぁーいやった~蒼字(そうじ)
大好き~」
 レイチェルに飛びつかれた。
危ないから止めない!

 みんなと和気あいあいと進む、
あと少しで着くところでチーちゃんが
ロッテンヴァー山脈について
説明してくれた。

 ロッテンヴァー山脈は自然が
豊かな場所で植物や動物が多く生息する。
また果物が多く実っているので
商業ギルドが冒険者に付き添われ収穫に
来ることがあるらしい。ただ気になるのは
ここには魔物があまりいない。その為、
依頼任務はなく変わった場所と
位置づけられており、一説では水の
大精霊が山を守っていると言われている。

「チーちゃん、水源ってどの辺にあるの」

「ちょっと待って下さい。
地図を確認します……えっとですね。
山の中腹、あの辺です!」
 チーちゃんは指を差して教えてくれた。

 まだ良く見えないな~結構大きい
山みたいだから大変そうに見えるけど
今の俺なら余裕でしょ。
軽くハイキングと行きますか!

「うみゃ~い、うみゃみゃみゃ~」
 レイチェルが木にしがみつきながら
柿に似た木の実を食べている。
俺も一つ食べたがかなりの甘さがあり
とっても美味しい。初めてこの世界に
来た時もそうだ、この世界の食べ物は
元いた世界より食べ物の旨味が凄い!

「お~いレイチェル!さっき食べた
ばっかりだし他にも美味しい食べ物が
あるかもしれないほどほどにしろ」

「うん、分かったよっと」
 レイチェルが木から降りてきた。

 それにしても本当に魔物がいない。
結構歩いているけどゴブリン一匹すら
見ていない。

「チーちゃんは大丈夫か?魔物は
出てこないけど結構歩いたから
疲れてないか?」
 チーちゃんは日頃は王都で生活
している。魔物と戦う事はないから
怖いだろうし、それにこんなに
歩く事はないだろう。疲れていても
おかしくない。

「全然大丈夫です。へっちゃらです!」
 チーちゃんは両腕を軽く上げ
可愛く大丈夫アピールをするけど……

「ホント?俺達の事を気にして
無理してない」
「ふふっ本当ですね!
蒼字(そうじ)さんは心配性
だって、リルちゃんの言う通りです。
「へ?俺ってそんなふうに
言われてるの?」

「そうですよ。自分では気が
ついてませんか?私も最初の頃は
同じ様に声をかけてくれました。
ここ最近はなかったですけどね~」

 リルがぷくっと頬を膨らませて
教えてくれた。そんな顔しないでくれ、
リルが相当体力があるのが分かったから
聞かなくても良くなっちゃったんだよ~

「えっと蒼字(そうじ)さん、
私もこのくらいなら全然大丈夫です
から、こんな事でへこたれてたら
行商人は出来ないですから」

「チーちゃんは行商人をやりたいん
だって、色んな町に行って色んな物を
見て感じる。その為に、
冒険者登録までしたんだもんね~」

 ね~って可愛くリル言って
チーちゃんがね~って
笑顔で返してるけど………えーー!?

「ちょちょちょっと待って、
つまりチーちゃんも魔物と戦うの?」
 
 俺は驚きついて行けてない。
あのちっちゃ可愛いいチーちゃんが戦う?
確かに以前よりかは身長も伸びた
けど、とても魔物と戦えるようには
見えないけど。

「蒼字(そうじ)さんそんな顔しないで
下さい。私のレベルはまだまだ低いです
から絶対無理はしないです。
今は修行中です」

「あぁ、分かった」
 心配だ!チーちゃんはしばらく
注意して見ておこうそう俺は心に
決めた。

 それからしばらく歩くと目的地の
泉が見えて来た。

 ん?……なんだろう。バシャバシャと
水音が聞こえる。
俺達は音が聞こえる方へと走っていくと、
そこには湖で溺れているエルフがいた。

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