196 / 346
第八章 リルとの別れ……魔王ガルドとの戦い
第183話 異世界と言えばエルフ
しおりを挟む「おい!大丈夫か!」
「うっ…うっ…みず…こわい…」
俺は急いで湖に飛び込みエルフの
女性を助けた。溺れてそれほど経って
なかったようで、ちゃんと呼吸をして
いる。これならよっぽど大丈夫だ!
目を覚ますの待つか。
「エルフ……初めて間近で見たな」
異世界と言えはエルフ、そんな考えは
誰もがあると思うのだが、王都でも
エルフは滅多に見ることはなかった。
だから遠目では見たことがあっても
ちゃんと見る初めてなんかドキドキ
するな。
「他には特に怪我はなさそうだな」
エルフの身体を見る。歳は俺よりかは
下かな、エルフだけあって美形で
やっぱり耳が尖ってる。髪はエメラルド
色のロングで肌が白い、服装は
シンプルな軽装、スタイルは細身で胸は……
「蒼字(そうじ)さん
…ジロジロ見過ぎては!」
「え!しゅいましぇ~ん!あとよろしく」
リルにギロッと鋭い目つきで
見られたので退散だ!
それから十分後、彼女が目を覚ます。
「ほぇ……??あ!!ワタシ死んだの?
あ~どうしようママに叱られる……」
起きた途端に騒がしい。
それに死ぬよりこわいママって
どんな人だよ。
「おーい、起きましたか?大丈夫
生きてますよ」
「え!?ホントに良かったーママに
怒られなくて……」
結局あなたの行き着くところは
ママなのね!
「あれ?あなた達だれ?」
「あ、俺達はう~ん……冒険者で
ちょっとこの山に用があってな!
名は蒼字(そうじ)って言う。
あんたは何しに来たんだ?」
「私はアシュリー、ここには
水の大精霊と契約しに来たの!」
精霊か~さすがはエルフ、
俺が思ったような存在みたいだ。
なんとなく合ってて安心する。
「それで何であんなところで
溺れてたんだ?」
「ギクッ……お…溺れてないわ!」
「は?いやどう見ても溺れてはいたと
思うんだが」
「いーえ、違うの!あれは水の精霊と
遊んでいただけよ」
「遊んでた?……知らなかったよ!
エルフってのは遊ぶのに命を
かけるとは……へぇー」
「そうよ!遊びも命がけなのよ!
エッヘン」
「なわけあるか!なに胸張って
言ってるんだよ!水の精霊さんが
うそだって言ってるぞ!」
「あわわわ、そんな事言って
……ちょっと黙ってて」
このエルフ溺れてた事を意地でも
認めないつもりだな。いや待て
正直どうでもいい、助けたわけだし
これ以上関わると面倒そうだ。
「分かった。遊んでいた!それで良い。
俺達はこれから行くところがあるから、
じゃな~」
俺は手を振って立ち去ろうとする。
「ちょっと待って!お願い」
仕方なく振り返る。
「はい、何でしょか?」
「ぐぅ~……お腹すいた~」
「………知らんわ!」
………………▽
「ん~美味しい!」
アシュリーはリンゴのような感触が
するさくらんぼみたいな見た目の
果実を食べる。
ま~放ってはおけないわな~
こいつはマジで餓死しそうな感じが
するし。それにしても以外だ
もっとガツガツ食べるかと思った
けど上品に食事をする。
「な~エルフって森の民なんだろ。
この山って果物や木の実、それに
うさぎとかの動物もいて食料の宝庫だと
思うんだけどなんで取らないの?」
「普通に取って食べてるわよ!
ただ水の精霊に大精霊がどこにいるか
聞いたら遊んでくれたら教えてあげるって
言われたから遊んでたの、だから
三日遊んだわ!
「三日!?三日も遊び続けたのか!」
「そうよ!頑張り過ぎたわ!
お腹が空いて力尽きておぼ
……水に浮いていたの!」
溺れていたのは認めないんだな。
ただ精霊と遊んでいたのは事実
みたいだ。だからって三日間も……
きっとアホの子だな!
「そうか、分かった。
それで大精霊のいる場所聞けたのか?」
「はぁ!?……あいつら~
私に遊ばせておいて、
どっか行ったわね~」
アシュリーはフガァーと
怒っておられる。きっと教えて
もらってないんだな。
「そうか、ま~頑張れよ!
俺達はそろそろ行くから今度は
ほどほどに遊んでやれ、じゃあな!」
「ちょっと待って!」
「何だよ!もうお腹いっぱいだろ」
俺は気だるそうに話をする。
「あなた達には助けてくれた恩が
出来たは、エルフは恩を受けたら
必ず返す一族よ!あなた達を手伝うわ」
「えー丁重にお断りします」
「え!?なんでよ!」
「いや~その面倒くさそう?」
「ガーン、ひどいひど過ぎる~」
アシュリーはおよよよ~と
ショックを受け倒れる。
「蒼字(そうじ)さん、アシュリーさんに
手伝って貰いましょうよ」
リルは倒れたアシュリーを見て
認めて貰うよう俺に話をするのだが、
さっきまでの感じから面倒事になる
気しかしないので、どうしても
快く返事が出来ないのだが、
リルにそこまで言われては仕方がない。
「分かった。アシュリーさん手伝って
貰えるかな」
「え!手伝って良いの!」
「あ~頼む」
「やった~任せて~、それと私にさん
づけはいらないから、アシュリーって
呼んで!」
俺達はアシュリーと共に湖の調査を
行うことになった。
11
あなたにおすすめの小説
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる